自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

コナンドイル編最終回 ”普遍的真理”

2023年09月29日 | 自然治癒力・生命力・発揮する考え方
スピリチュアリズムで病が癒える(後編)
2023年9月29日^^^^^^^

スピリチュアリティの際たる癒しといえば、キリストの奇跡と
よばれる、死者を蘇したり、病を言霊で、完治させたした話
を思い出す。
多くの人達は、そうした話を’聖書の中の逸話”ととらえている。

が、ドイルは 聖書の中の、しるしと不思議”は、すべて“霊的
現象”であったと、言う。 

例えば‘使徒行伝’第2章の冒頭にある使徒たちが、‘一つの場所’に
心を一つにして’集まると、“新しい風が吹き”、それから、”舌の
ようなものが炎のように分かれて現れ、1人ひとりの頭上にとど
まった“という表記がある。 
 
実は、これと同様の現象が、物理実験会で現れたとドイルは
次のように書いている。(*1)

”アマチュア霊媒のフェニックス氏による交霊会で、やはり、
冷気を含んだ一陣の風が吹いてから、柔らかなモヤのような炎が
現れて、15人の出席者の頭上を漂った。“ 
 
さらに、1873年に、クルックス博士が行った実験会の様子をこう、
書いている。
“いくつかの発光性の固まりがすごい速度で飛び交い、出席者の
一人ひとりの頭上に降りた。
こうした、現象が発生するときは、前もって、一種独特の冷たい
空気が漂い、時には強烈な風となることもあった。
机の上に置いてあった書類が吹き飛ばされたことが何度もある。
寒暖計をみると、数度もさがっていた。
 
ドイルは、聖書の中の表現を少し現代風にかえれば、こうした
霊的現象が、イエスによって、起こされていたと理解することは
難しいことではないという。
たとえば、次のような例をあげている。
 
“‘見よ、奇跡だ!’は、‘これも霊力顕現の1つだ’となり、‘神の天使
は、‘高級霊’となり、‘天からの声’は、‘直接談話’に、彼は霊の眼
が開き、ヴィジョンを見たは、‘彼は霊視能力を発揮した’という
ことになる“ 
 
という具合に、視点を変えてみれば、現代の聖書に書かれている
キリストによる奇跡とは、ドイルにとっては、現代でもよくみら
れる、”当たり前の心霊現象”という言い方ができるようだ。
 
が、ドイルの心霊現象の研究は、これまでご紹介したように、
未来へのメッセージが含まれていた。

宗教の基本原理”ともいえる、ヒトが’霊的な思索’をする’きっかけ’
となる活動に、重点を置いていた。

しかし(現代もその傾向はあるのだが)当時は、スピリチュア
-リズムという言葉に対し、知識階級からは偏見と誤解があった
ようだ。
 
“スピリチュアリズムの霊的真髄を、偽物が演出して金もうけを
企むペテン師によって、スピチュアリズムの名が汚され、
不幸な出来事によって、陰湿な印象を与える結果になって
しまった。”
 
ドイルは当時の”霊的現象”の意味を ‘ヤカンの蓋を躍らせる現象’
にすぎないとしながらも、それが、蒸気機関車の発明とつながった
ように、いずれは、普遍的な人類の指導原理となっていくこと
あろう。“と述べている。
 
指導原理とは? 
彼の言葉は続く
”宗教ならば、もう地球上には多すぎるほど存在する。
不足しているのは、その普遍的原理、原則なのだ”

 つまり、人類の指導原理とは、宗教に欠けている、すべての宗教を
包括できるほどの ’普遍的原理’をさす。

“普遍的原理・原則”、つまり 地上にある宗教、文化、地域的慣例、
などに影響を受けない、地球人誰にでも当てはまる、最大公約数
の精神的支柱の原理を霊界情報の中から、選りすぐって伝えようと
していた。
たとえば、
*死後の世界の状況について、
*霊界の構造:そこにある異次元のいくつもの世界について
*魂本来の目標について、
*肉体死後も存続する愛について、
*吸引力の法則について、
などだ。
 
その啓示を読めば、地球人として直面している、三次元的問題
を、4次元的、5次元的、あるいは、もっと、高度な次元の存在に 
心の視線を移して、俯瞰する効果を持つ。
俯瞰することで、直面している苦しみを緩和させてくれる

高次元の世界に視線を移すことで、今〈三次元的なの苦しみこそ、
わが魂が自ら欲して選んだ”魂の成長”に”必要な道だ”と受け入れる
ことも容易になるだろう。

ドイルは“普遍的な人類の指導原理”と信用できる筋による霊界情報
を、そう呼ぶ。 
 
そして、病は、この普遍的原理を受け入れることで、どんなに少なく
なるかと私は思う。
それは、人が病になる原因が、負の感情や、負い目、自分への責め苦、
などが要因となっているからだ。
もし、ドイルの伝えている、霊界情報に、耳を傾け、いくつかにでも
納得できれば、病は軽減されていくだろう。

例えば、人は、キリストと同様、皆、神の子(完全性を持つ)である
・・というメッセージ。
罪深いという意識は、不必要なこと。
あちらの世界に移行すれば、ただ、愛(活き活きとした平穏)に
満たされているという事実(多くの、臨死体験者もそう述べています)
などによって、人は、”エゴ”と”本質の自分”の境界線を知るだろう。
エゴ的な感情は病を左右している。
たとえば、アレルギーの強い人は、完全主義で、芸術的繊細さを
もつため、自分を攻めがちで、イライラしやすいという。
肺を病んでいる人は、愛を求め、人に優しくしてほしいという
強い願望が、潜在意識の中にあるという。

消化器系でも、腎臓でも、肝臓でも、五臓六腑は、すべて、人の
感情(負)と密接に関連して、弱くなったり、元気になったり
しているのだから、自分の感情に振り回されることなく、本来の
自分の魂の声を聴きながら、淡々と、自分を信じる生活を送れば
病は自然と、遠のいていくにちがいない。

引用部分:
*1)”The Vital Message by Arthur Conan Doyle ”(1919)
Psychic Press Limited 23 Great Queen Street, London,
WC 2B 5BB, England
本文(ドイル言葉)引用部分: ”コナン・ドイルの心霊学” 

 
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