それまでの名声を捨てても・・・・・2023年9月8日
*****************************************
世界的に有名な科学者、たとえば、発明王として
誰もが知るエジソンが、実は、神秘主義にはまって
いたことを知っている人はあまり、いないだろう。
それは、究極の科学が行きつくところ、と、私は、
考えているが、エジソン(1847~1931)は、人には魂が
存在し、それは、波動、すなわちエネルギーとして、
死後も、肉体が朽ちた後も、実態として残ると、知って
いた。
科学的に波動を利用した機器を発明しながら得た、科学者
としての結論だったような気がする。
たとえば、彼の発明した電球も、電磁波という波動が主体
となっているし、蓄音機は、音という波動の本質に至る。
死後、人が、エネルギー体として、存続するという強い
信念は、それまでの発明によって、得た”光や電気、熱や
力に、エネルギーは表現を変えても実態は、変わらない”
というエジソンの確信からだった。
宇宙エネルギーへの認識も深く、人は、宇宙の一部である
以上、宇宙エネルギーと通じ得るとも考えた。
エジソンは、実務的社会的貢献となった、多くの発明品
以外に、死者と交信できる機械を長年、研究していた。
知る人ぞ知る、その機械の名前は、霊界通信機、という。
ただし当時の社会からは、こうした考え方は、それまでの
彼の名声を一気に失うだけに足る、リスクの大きいもの
だった。
実際、同じ世代の、医師でミステリー作家、コナンドイル
(1859~1930)はシャーロックホームズの生みの親として
世界的著名で、英国王室から、"Sir”の名誉な称号を与え
られたにもかかわらず、晩年は、社会から疎んじられた。
その理由は、心霊主義にはまって、死後の世界と魂の存続性
を認め、キリスト教教会からの、反発をくらったからだった、
コナンドイルは、最期は、小さな墓の一画に人知れず、
葬られた。
こうした背景(発明王といわれる科学者や、論理的推理
のシャーロックホームズの産みの親が、心霊や魂、という
異次元の世界に、没頭した)にある、その心髄に、興味を
そそられた。
次回から、19世紀から20世紀初頭にかけて、広まった、
こうした心霊科学的な”イズム”を、みながら、コナンドイルの
著書から紐解き、当時、斬新的に広まった、”スピリチュアル
リズム”について、触れさせていただきたい。
****************************
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます