自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

血流・心の関係

2020年07月18日 | 健康のための心の波動

病は気から の再考      2020年7月18日

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病は気から~というのは真理といえるだろう。 

100%、この言葉はすべての病に当てはまる~と考える人は、

印度の聖者か、量子物理学を極めた人か形而上的癒しの

大家か、あるいは、死を宣告されても

神の恩寵で生命を繋いだ体験を持っている人に違いない。

 

どんな症状があらわれているとしても、今の医学は

その症状を抑えること=回復 とみなし、本当の原因

追究するには難しいのが現状のようだ。 

その理由は、細分化しすぎた医療システムの総合的

統一性をもって体の各組織の有機的繋がりを背景に

その病の原因を診断することができない現代の医療体制にある。

 

病気を治すということは、異常な箇所を異常で

なくするということだから、データ上に顕れた異常値を

正常値に持っていくために処置がとられその一つが

薬である。

 

根本改善というより、データ上の数字を変えるための、

対処法である。

結局、その異常な数値が出ないよう、薬で抑えたり、

刺激したりして、医療活動が行われているのが、

いうのが西欧医学の実情だ。

 

血流といえば、その測定値が血圧だが、血圧の標準値

を超えれば高血圧、標準値に近い値をだすために、

血圧を抑える薬が出る。

 

血圧が、実は個々の個体がそれぞれ違う資質を持って

いるように、少し幅を持たせて、その個体にとって、

最も適切な血圧はどのくらいなのか?という考慮は今の医学

には無用である。 

 

高血圧は怖い、それは動脈硬化につながったり、

ほかの病の誘因として考えられているからだ。

一方、心臓や血管がどのくらい心の影響を受けて

いるかということはあまり、知られていないかもしれない。

 

体の他の器官と比べても、一番、心と密接な関係が

ある部分といっても過言ではないのだが。

疲れている時に青白い顔をしているのは、血管が

疲労により収縮して血液の通りがわるくなっている

からで、これは驚いたり、怖い思いをしたりしたとき、

同じように、青白くなるときと同じだ。

ステージに上がる役者でも大物になればなるほど、

緊張で、心臓が飛び出すほどドキドキするものだと、

昔、演出家から聞いたことがある。

心と血流の関係だ。

病は気から~の言葉が真実なら、気でもって、病を

払しょくする、というだけの”気合いをかける自分”

になることが第一義になるが、その実践は、

ほぼ不可能だろう。

気合いで病気が治ると99%の人たちが信じて

いないからだ。

でも、これは実際、不可能な話どころか、周囲で

起きる事実として本当のことなのだが、それを証明する

例がデータとして通用できるほどの多くはないのが

残念である。

”病は気から””の ”気”” という言葉は、さまざまな

含蓄を持っているので、”気”の持つ意味をもう一度、

考える良い機会だと思う。

 

”元気”の”気”だ。”元の気”、と書く。 

大基(おおもと)にある、”人を生かしているエネルギー”

のことだろう。

”気持ち”の”気”だ。 

”気持ち” は”感情”に通じる。 

つまり、どんな”感情”を日頃持っているかということが、

将来、どんな”病”になる可能性があるか、

左右しているということだろう。

”気概”の”気”だ。 

”自主的に何かをやろう”という、”意思”と”行動”を

起こすための、発奮材料でもある。

モーティベーションがあがると、多少、身体的に

疲れていようと、体は進んで動き出す。

生き生きと行動し始める。

このモーティベーションは、行動の発奮材料で

あるという点では、気概の”気”が体中の細胞に回るのだろう。

 

こうしてみても、”病は気から”、と一口に書いても、

”気”にはいろいろな意味合いがあることがわかる。 

”意思”、”感情”、”行動発奮剤”、”エネルギー”、

そうした要素が合わさり、病になることも、逆に、

病から健康になることもあるわけだ。 

そして、もう一つ大事なこと、それは”順気”の”気”、である。

体の中に回る微妙な自然電磁波、この電流が順調に

五臓六腑を回ると、順気が整っているという。 

順気が整っている時は、なかなか、人は、ヴィールス

や異物の侵入を体に寄せ付けないし、もし、

入ってきても免疫システムが順調に働くので、

大事に至ることなく、小康状態を保てるのである。

 

さて、今日は血圧の序章になってしまった。

次回からは高血圧症や、心臓病などの循環器系の

不調における心身の相関関係を考えてみたい。

 

 

 

 

 

 

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