自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

”脳を解く”--脳内疲労は自分で解ける・・

2023年07月04日 | 自然治癒力(生命力)セラピーの本質
一昨日の記事(7/2)の補足です。・・・・2023年7月4日
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経絡(けいらく)とは東洋医学の気流の流れの総称をいう。
一方、西洋医学での主流の路は、神経と呼ばれる。

(1)脳や脊髄に中枢神経がある

そして、中枢神経が分かれて、身体の各器官を末梢神経系が結ぶ
東洋施術では、末梢神経と中枢神経関係は、切り離すことはできない。
つまり、中枢神経の拠点である、脳の凝りをほどけば 自然と
末梢神経が整う。
そして、末梢神経が結んでいる身体の各器官が、それによって活性化される。

具体的には、この神経が関与する、身体のメカニズムには、消化、呼吸、
血液循環、排泄などの、諸器官があり、さらに、その器官に関連する、
ホルモンや分泌物、免疫システムにも影響を与える 神経は、まさに、
神のみち(経)と文字通りの働きをしている。

神経の大切な働きに、自律神経、つまり、交感神経と副交感神経
欠かせない。
二つの神経系統は、協力しあって、内臓を正常に働かせている。

さて、先日、朝からムカムカして食べても消化がうまくいかず、
下痢状態が続いているというクライアントが見えた。

脳幹、特に、延髄から脊髄にかけて良くほどいた。
すると、足の膝や足先に刺激(気の流れ)を感じるといいながら、
2時間の施術で、下痢が止まり、ほぼ正常状態に戻ることができた。

ここで興味深かったのが、そのかたの一言だった。
”身体が爽快になったと同時に、心の整理がついた”という感想。

頭が緩(ゆる)み、腸も整っただけではなく、心(メンタル)にも、
脳に順気が通うことで、好影響な実感をともなう体験をされたようだ。

翌朝のその方からのメールには:
”快調です。
昨日までダメだとあきらめていた東京行きは、体も大丈夫なので、
行ってきます”とあった。

これは、一つの事例に過ぎないが、もし、読者の方達の中で 身体の
どこかに、不調を感じるかたがいたら、ぜひ、頭をよく解くことを
お勧めしたい。
冒頭に書いた、神経の働きを活発化させて、臓器への負担を楽にさせ、
メンタル的にも、軽くなることと、思う。

(2)心と体をつなぐこうした神経のほかに、ホルモンの分泌の働き
も、脳を解くことで、影響を与えることができる。

脳の大切な一部、脳下垂体多くのホルモンを分泌している。
ここで、副腎、甲状腺、性腺などの内分泌腺を 統括している。

脳下垂体間脳はさんで、大脳皮質に繋がっているので、私たちの感情
や想いときわめて関係深い位置にあるといってもよいだろう。
心と身体は、表裏一体、心が軽ければ、身体も軽い。
身体の臓器やシステムは、神経・ホルモン分泌などで、正常に保たれ
ている。
神経やホルモン分泌は、脳部の働きに、よっている。
ということで、脳部を、よく解き、疲れている時は、特に、脳内疲労が
極限に達する前に、脳の中に、順気を流して、つまりや、凝りを、解き、
慢性疲労に陥らないよう、日頃の、お手入れ(自己セラピー)が、不可欠
となる。

脳をほどくというのは、こうした意味合いがあり、とても 大切な施術
のポイントとなっていることを、付記させていただいた。
 
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頭を解く、自分でできる活性術(セラピー)

2023年07月02日 | 自然治癒力(生命力)セラピーの本質
頭を解いて、内臓が自然に、活性運動を始める方法

2023年7月2日

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東洋的人体論では、人の体は小宇宙という。

宇宙の星々が衝突せず、均衡をもって自転公転しているのは、宇宙の

メカニズムの法則があり、同様、身体も、全細胞の間に、ヒトの智慧では

及ばない、完全性の法則に、生かされているからだろう。

どこかに、悪い部分(症状)として、現れると、西洋医学では、対症療法

で、そこの痛みや、炎症を解くことに専念するが、東洋的施術では、まず、

全体をほぐして、身体の全体の有機的つながりを取り戻すために、気の

流れの’詰まったところ’や、’凝っている箇所’をほぐすことから始める。


こうして、ヤジロベエのバランスを取るように、順気を整えていくうちに、

自然治癒力が働くことで、正常に収まっていく。


さて、表題の、’頭の中の凝り’と、身体への影響’、との関係性だが、

実母が存命のときおこなった、施術を思い出した。

当時、母は、足がしびれることが日常で、両足のふくらはぎから下が、

正座した後のように、”しびれて痛い”と口にした。

その時は、私の手は、母の脳をかざして、脳全体を良く解いたものだ。

母は、(血圧を下げる薬を飲まなかった)平均160から180という、高血圧

症であった。

しかし、亡くなるまで、薬を飲むことなく、通常生活(寝たきりにもならず)

を送ることができたのは、普段から、脳を解いていたことと、多少、関係が

あると思う。


脳を、良く解けば、身体が全体的に緩んでくる。

自律神経も活性化し、頭のボケの進み具合(母は、認知症、要介護3)も、

ある程度遅くすることができる。

さらに、血管に弾力が出るから、収縮性が増し、高血圧症対策にも、

役立った。

コレストロ―ルなどで詰まった血管の部位が、破れて、出血する脳梗塞は、

高血圧のヒトが一番恐れている病だが、’血管壁’に弾力が出てくると、

女性のナイロンストッキングのように、足を入れても、足の太さに合う

ように、伸びることができる。

それと同様、血管に気が流れていると伸縮がきくので、脳梗塞などの原因

である、血管の破裂はあまり、心配することではないということも

わかってきた。


脳を解くといっても、それぞれの部位に特色がある。
具体的に、(自分でも)脳を解く(自己セラピー用)場合の、留意点を
以下のように、まとめてみた;

①額に近い方の大脳(前頭葉)をほぐす・・・

ここは、心に感応しやすい所で主体的 独創的な意思と、創造性、計画、

情操 などを司るといわれている。

だから、ここを良く解くと、‘頭が働くような感じ’になる。

頭を使う仕事の前と、終わった後、ここをよく解くと、頭が働き、能率が

アップできる。

同時に、仕事が終わった後や、就寝前に、解くことで、一日の頭の疲れを

とり、脳の働きを保全できる。

②頭が特に疲れている時・額から大脳に気を送るが、効き目が出始めると、

アクビの連発などの反応で出てくる。

涙や、鼻水も、多量に出てくる。 

それは、施術しながら、足りない酸素などが、その部位に補われて回って

いっている証拠だ。

人間の大脳は90%が新しい細胞でできているといわれ、これが知性と呼応

している。 


③古い細胞ほど、大脳の奥にあり、ここを重点的にほぐすと、ヒトの生命

保持のための、本能的な働きが、活性化していく。

この部分の脳は、’本能の座’と呼ばれていて、基本的な人の生存を営むには

不可欠な働きをしている。


④さらに脳内部の、奥にある間脳の部分を解く。

ここでは、視床下部と呼ばれる部分で、ホルモンや自律神経の関連する

大切な部分だ。

ここに意識を置いて、手をあてることで、身体のいたるところから、

ぐる(お腹がなる音)が聞こえてくる。

これは、内臓が、自律神経の活性化で、自然と、活性運動(自然治癒の
ために、ひとりでに、運動を始めること)のためだ。

表層の、大脳皮質に手を置いても 同様の効果が得られるようだ。

表層から、エネルギーが脳内部に、滲透して、この間脳に到達することが

できる。

すると、自律神経のバランスと、ホルモンの調製にも効果がみられる


大脳皮質に手を当てる

時々、顔面の一部や、手足の一部がピリピリと 痙攣することがある。

そのようなときも、ここに思念をこめて、エネルギーを集中させると、

比較的短い時間に収まる。

新しい大脳皮質の細胞が、情緒や創造的感覚などに貢献している一方、

そこに手を当て続けることで、脳内部にエネルギーが浸透していく。

大脳皮質の、下に位置する、古い細胞は、生存するための身体的欲求に

かかわり、それに続いている下部の間脳の一部が、身体のメンテナンス

不可欠な ホルモンと自律神経のコントロールかかわっている。


繰り返しになるがこのように、脳を考えると、脳内部の中で、どこかに

支障をきたせば、当然、つながりあっている脳内の細胞を通して、身体の

不調和をきた原因となる。


ホルモンや自律神経はストレスに影響を受けやすいから、ストレスから

生じた、負の感情によって体全体の、不調和につながりやすい。

よく、脳を解くという意味は、脳全体をほどくことによって、未病を発病

させずに、小康状態を維持するためにも、大切だ。

そして、誰にでも、できることなので、試していただきたい。

 


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