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聖伝のミサに与るときのお願い:感染リスクを避けるためのコロナウイルス対策

2020年12月02日 | 聖ピオ十世会関連のニュースなど

聖伝のミサに与るときのお願い:感染リスクを避けるためのコロナウイルス対策

愛する兄弟姉妹の皆様、

 日本でコロナウイルスの流行が始まってから、皆さんのご協力のもと、コロナウイルス感染リスクを避けるための様々な方策を取ってまいりました。そのため、皆さんにも長期にわたり様々なご不便をおかけしております。しかしながら、天主に感謝!おかげさまで、これまでミサにいらっしゃったためにコロナウイルスに感染された方はいらっしゃいません。

 ところで、ここ連日報道にあります通り、たとえば土曜日は東京で561人、大阪で463人、日本全国では2,684人の、これまで最多となる新規陽性者が報告されました。

 そこで私たちも、大切なミサを継続していくことができるよう、改めてコロナウイルス対策を見直し、必要なところは強化し、緩んでしまっているところでは気を引き締めることが必要です。

 以前からお願いしている様々な対策は下記の通りですが、とりわけ次の点について、ご協力をお願いしたいと思います。

    (1) マスク(ないしそれに準ずるもの)の着用の徹底
 マスクの着用は、一般に自分自身の感染のリスクを下げるのみならず、回りの方々への感染を防ぐ効果があるとされています。そこで、特に、私たちの回りの兄弟姉妹の健康や命への配慮として、ミサにいらっしゃる際はマスクの着用をお願いいたします(医学的にマスクを着用することが難しい方や、小さなお子さんは例外です)。
 これは常識の範囲ですが念のために申し上げますと、マスクをつける時には、新しい、或いは、洗ったマスクのご使用をお願いいたします。また酸素不足にならないようにもよくご注意ください。大阪府豊能町の保健福祉センターによると、感染予防に鼻呼吸が効果的であるとのことです。鼻呼吸には、ウイルスを防ぐさまざまな関門が備わっているからです。

 ミサ会場内においては、信者、侍者、聖歌隊など、司祭を除く全員の方に、常時マスクを着用してくださるようお願いいたします(聖体拝領の時は例外です)。また、ミサ会場の「聖堂」の外であっても、玄関、廊下、お手洗い等には他の方々もいらっしゃいますので、原則的に会場の建物に入る時から出る時まで継続してマスクをご着用ください。

    (2) 換気対策の徹底
 これから冬を迎え気温もだんだん下がってきますが、コロナウイルスの感染を避ける方策として換気が非常に重要であるとされています。愛する兄弟姉妹の皆様には、温かいお部屋でミサに与っていただきたいと願っておりますが、換気をよくするために、これからも窓を開け放つなどして必要な換気を続けます。ミサにいらっしゃる時は十分な厚着をしておいでになることを強くお勧めいたします。

    (3) ミサの前後のおしゃべりを避ける対策の徹底
 ミサの前後では、ご友人とお話しをされたいお気持ちは痛いほどよく理解できますが、特に御聖体の現存している「聖堂」のお部屋では、私語を慎んでくださるようにお願いいたします。
 建物の中では、「聖堂」でお祈りをされておられる、或いは、告解の準備をしている兄弟姉妹の方々のためにも、またコロナウイルス感染リスクの低減のため、会話は最低限にして、話す必要がある際も大きな声をださぬようご留意いただくよう、改めて徹底をお願いいたします。

    (4) ミサ中の信者による発声を避ける対策の徹底
 ミサ中の受け答えについては、全て侍者及び聖歌隊が行いますので、参列されている信者の方は歌ったり、声を出して答えたりなさらないようにお願いいたします。
 また、読誦ミサ後の「聖会のための祈り」、ミサの後の祈り、お告げの祈り等についても、司祭、先唱者及び侍者のみが発声いたしますので、信者の方々はその受け答え等を発声せず、心の中でお祈りくださるようお願いいたします。

    (5) ミサ会場に入る際の手洗い(または手指消毒)の徹底
 ミサ会場に到着された際には、かならず手洗い(もしくは手指の消毒)の徹底をお願いいたします。健康のためには、普通の石鹸で手をよく洗うのが一番効果があるとされているので、これをお勧めいたします。「手指からの新型コロナウイルスの除去には、流水と石けんを使った丁寧な手洗いが有効となる。…メタノールは人体への毒性が高いものですので、絶対に消毒用として使用しない。」(国民生活センター/新型コロナウイルス「除菌・消毒商品」注意喚起

また、普通の水でのうがいが、感染の予防に効果があると言われています。「水うがいで風邪発症が4割減少」京都大学環境安全保健機構健康管理部門/附属健康科学センター

    (6) 全ては天主の御手のうちにあるので安心してください。聖パウロも断言しています。「天主を愛する人々、すなわちみ旨によって召し出された人々のためには、天主がすべてをその善に役立たせてくださるのだということを、私たちは知っている。」(ローマ8章)不安な気持ちになると、免疫力も低下すると言われています。


【追記】:一部のマスクにはポリウレタンが含まれていますが、ポリウレタンの原料はイソシアネートと言います。ポリウレタン製品(硬化した高分子化合物、ポリマー=重量体)に使用されている場合にはほとんど問題がありませんが、固まる前の状態(モノマー=単量体)の毒性が非常に高いとのことです。ポリウレタン製品が、摩擦や熱など、多種多様な原因で劣化すると、イソシアネートが空気に混入して、それを吸った場合、ごく希薄な吸入でも体に影響を与える毒性をもつとされています。

臨床環境医学(学会機関誌)2012年21巻1号に掲載された「環境に広がるイソシアネートの有害性」(津谷裕子、内田義之、宮田幹生)は、イソシアネートを吸入した場合には、肺胞から血液中に入り、血漿の成分(血清アルブミンやヘモグロビン)とイソシアネートの抱合体になり、全身の臓器に行き渡る、と指摘しています。マスクを選ぶときには、その材料にもご注意ください。


聖母よ、我らのために祈り給え!聖ヨゼフ、我らのために祈り給え!聖ピオ十世、我らのために祈り給え!日本の尊き殉教者らよ、我らのために祈り給え!

【以前からお願いしている様々な対策】

以下のリンク先をご覧ください。

聖伝のミサに与るときのお願い:感染リスクを避けるために「更なる」コロナウイルス対策 - Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた

アヴェ・マリア・インマクラータ!愛する兄弟姉妹の皆様、天主の御恵みによって、ミサを捧げ続けることができることを感謝しております。愛する兄弟姉...

聖伝のミサに与るときのお願い:感染リスクを避けるために「更なる」コロナウイルス対策 - Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた

 


今日、2020年12月2日は、十二月の初水曜日(月の初めての水曜日)です 聖ヨゼフ!我らのために祈り給え

2020年12月02日 | カトリックとは

愛する兄弟姉妹の皆様、

今日、2020年12月2日は、十二月の初水曜日(月の初めての水曜日)です。
初水曜日に「聖ヨゼフの七つの御喜びと御悲しみ」について黙想することをご提案します。


聖ヨゼフはこの世で天主イエズス様と浄配なる聖母マリア様を最も良く知り、愛された御方であり、その隠れた徳ゆえに偉大なる御方、イエズス様とマリア様の最大の命の恩人であられました。

また、聖ヨゼフは、この世では、全てを天主の栄光のために、隠れてその生涯をささげられたが故に、天にて聖母の次に最大の栄光をあたえられていらっしゃいます。

聖伝では、水曜日は聖ヨゼフに捧げられた曜日であり、月の最初の水曜日を聖ヨゼフに捧げることで、聖ヨゼフを讃え、その御取次に信頼し、その御徳に倣って、聖ヨゼフを通して、天主イエズス様とマリア様をお愛しすることができますように。

初土曜日の「聖母の汚れ無き御心」への信心にならって、この「聖ヨゼフの七つの御喜びと御悲しみ」のどれかを「15分間黙想」することにいたしましょう。

聖ヨゼフの帯の信心については、下記リンクをごらんください。
聖ヨゼフの帯 cingulum Sancti Joseph

聖ヨゼフの御取次ぎにより、聖母の汚れ無き御心とイエズスの至聖なる聖心ヘの愛をますます与えてくださいますように!
聖ヨゼフの御取次ぎにより豊かな祝福がありますように!

天主様の祝福が豊かにありますように!
トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)


聖ヨゼフの7つの苦しみと喜び

1 ああいと潔き御母マリアの浄配、栄えある聖ヨゼフよ、御身のいと清き妻を失なわんと心に思い煩いし時の苦しみはいと大いなるものなりき。
されど天使が御託身の玄義を御身に伝えられし時の喜びは、またひとしお大いなりき。この苦しみ、この喜びにより、今も臨終の時も我らの心を潔き良心の喜びと、イエズス、マリアのうちに自我を滅する尊き御身の心を示し、我らを慰め給え。



2 ああいと幸いなる保護者聖ヨゼフよ、御身は人となり給いし御言葉の潔き養父の位にあげられたれども、御身は幼きイエズスがいと貧しき中に生まれ給うを見て大いに悲しみ給いしが、
天使らのたえなる歌声を聴き、その輝ける夜の栄えを見給うや、その悲しみは天的の喜びと変じたり。御身のこの悲しみ、この喜びによりて、我らもまたこの世の歩みを終えたる後、天使らの賛美の歌声を聴き、天的光栄の輝きを受け得んことを願い奉る。



3 ああ御摂理にいと従順なしもべなる、栄えある聖ヨゼフよ、幼きイエズスが割礼にて流されたる尊き御血は御身の心を苦痛もて貫きたれども、
イエズスと命名されるや御身の心は喜びに満たされたり。御身のこの苦しみ、この喜びにより、我らをこの世の悪徳より離れしめ、イエズスのいと尊き御名を心から唱えつつ心満たされてこの世を去るを得しめ給え。



4 ああいと忠誠なる聖ヨゼフよ、御身は救世の玄義の成就に身をもって大いなる役を果たされしが、シメオンの預言によりイエズスとマリアが受け給うべき苦難を予知せられ苦しみ給いたれど、
数限りなき人々の霊魂がこれによって救わるるとの預言によりて、天的喜びに満たされたり。御身のこの苦しみ、この喜びにより、我らがイエズスの功徳と聖母マリアの御取次ぎにより、終わりなき栄えを得てよみがえる人々のうちに数えられる御恵みをとりなし給わんことを願い奉る。



5 ああ人となり給いし天主の御子のいとも注意深き保護者なる栄えある聖ヨゼフよ、御身はいと高きものの御子を養い給い、これに仕えるために多くの辛酸をなめられたり。わけてもそのエジプトへの逃避はいと苦しきものなりしが、
御身が常に天主御自身と共におられし喜び、またエジプト人らの諸々の偶像が地に落とされしを目の当たりに見られし時の安心はいと大いなりき。この御身の辛酸と喜びとによりて、我らが地獄的暴君より免れて、わけても危険なる機会より逃避する事を得しめ、我らの心のうちに地上的執着が落とされ、ひたすらイエズスとマリアに仕え奉りつつ日々の生活を送り、この世を幸いに終わる事を得しめ給え。



6 ああこの地上の天使なる栄えある聖ヨゼフよ、御身は御身の心を天の王に全く捧げられたり。御身がエジプトより戻られる喜びは、アルケラウスに対する憂慮にて不安の闇となりしが、
天使は再び御身にイエズスとマリアと共にナザレトにて楽しく住み給う事を約束せられたり。御身のこの苦しみ、この喜びによりて、我らの心を深い恐怖より免れしめ、潔き良心の平和を楽しみ、イエズスとマリアと共につつがなく世を送り、臨終においてはイエズスとマリアの御手に我らの霊魂を捧ぐる事を得しめ給え。



7 ああ全ての徳の鑑なる栄えある聖ヨゼフよ、御身は御身の誤りにあらずして幼きイエズスを見失い、三日の間苦しみもて捜し求められたり。
されど神殿の中に博士らに取り巻かれたるイエズスを見出されし時の喜びはいかに大いなりや。御身のこの苦しみ、この喜びにより、我らが大罪を犯しイエズスを失いたりせば、たゆまず彼を捜し求め、遂に再び巡り会えるよう、わけても臨終の時に彼と共にありて天国に至り、御身と共に天主の終わりなき御恵みを賛美し奉るようとりなし給わんことを心から願い奉る。



交唱 イエズスが教えをはじめたりしは三十歳ごろなり、人々、イエズスをヨゼフの子なりと思いたり。(ルカ3:23)

V 聖ヨゼフ、我らの為に祈り給え。
R キリストの御約束に我らをかなわしめ給え。

祈願 天主、御身のかしこき御摂理のうちに祝せられたヨゼフを至聖なるマリアの浄配に選び給いたれば、願わくはこの世の我らの保護者として崇め奉る彼が、我らの天のとりなし手となり給わんことを。 アーメン。

参考リンク
サンタフェ~奇跡の階段 コラレス通り1丁目 この記事に昔の階段の様子の写真があります。

聖ヨゼフの階段(アメリカのニューメキシコ、サンタ・フェにあるロレット・チャペル)



英語ではこちら。
THE SEVEN DOLOURS AND SEVEN JOYS.

i. St. Joseph, pure spouse of most holy Mary, the trouble and anguish of thy heart were great, when, being in sore perplexity, thou wast minded to put away thy stainless spouse: but this joy was inexpressible when the archangel revealed to thee the high mystery of the Incarnation.
By this thy sorrow and thy joy, we pray thee comfort our souls now and in their last pains with the consolation of a well-spent life, and a holy death like unto thine own, with Jesus and Mary at our side.
Pater, Ave, and Gloria.

ii. St. Joseph, Blessed Patriarch, chosen to the office of Father of the Word made Man, the pain was keen that thou didst feel when thou didst see the Infant Jesus born in abject poverty; but thy pain was changed into heavenly joy when thou didst hear the harmony of angel-choirs, and behold the glory of that night when Jesus was born.
By this thy sorrow and thy joy, we pray thee obtain for us, that, when the journey of our life is ended, we too may pass to that blessed land where we shall hear the angel-chants, and rejoice in the bright light of heavenly glory.
Pater, Ave, and Gloria.

iii. St. Joseph, who wast ever most obedient in executing the law of God, thy heart was pierced with pain when the Precious Blood of the Infant Saviour was shed at His Circumcision; but with the Name of Jesus new life and heavenly joy returned to thee.
By this thy sorrow and thy joy, obtain for us, that, being freed in our life from every vice, we too may cheerfully die, with the sweet Name of Jesus in our hearts and on our lips.
Pater, Ave, and Gloria.

iv. St. Joseph, faithful Saint, who wast admitted to take part in the redemption of man; the prophecy of Simeon foretelling the sufferings of Jesus and Mary caused thee a pang like that of death; but at the same time his prediction of the salvation and glorious resurrection of innumerable souls filled thee with a blessed joy.
By this thy sorrow and thy joy, help us with thy prayers to be of the number of those who, by the merits of Jesus and his Virgin Mother, shall be partakers of the resurrection to glory.
Pater, Ave, and Gloria.

v. St. Joseph, watchful Guardian, friend of the Incarnate Son of God, truly thou didst greatly toil to nurture and to serve the Son of the Most High, especially in the flight thou madest with Him unto Egypt; yet didst thou rejoice to have God Himself always with thee, and to see the overthrow of the idols of Egypt.
By this thy sorrow and thy joy, obtain for us grace to keep far out of the reach of the enemy of our souls, by quitting all dangerous occasions, that so no idol of earthly affection may any longer occupy a place in our hearts, but that, being entirely devoted to the service of Jesus and Mary, we may live and die for them alone.
Pater, Ave, and Gloria.

vi. St. Joseph, angel on earth, who didst so wonder to see the King of heaven obedient to thy bidding, the consolation thou hadst at His return was disturbed by the fear of Archelaus, but nevertheless, being reassured by the angel, thou didst go back and dwell happily at Nazareth, in the company of Jesus and of Mary.
By this thy sorrow and thy joy, obtain for us, that, having our hearts freed from idle fears, we may enjoy the peace of a tranquil conscience, dwelling safely with Jesus and Mary, and dying at last between them.
Pater, Ave, and Gloria.

vii. St. Joseph, example of all holy living, when, though without blame, thou didst lose Jesus, the Holy Child, thou didst search for Him for three long days in great sorrow, until with joy unspeakable thou didst find him, who was as thy life to thee, amidst the doctors in this Temple.
By this thy sorrow and thy joy, we pray thee with our whole heart so to interpose always in our behalf, that we may never lose Jesus by mortal sin; and if (which God avert) we are at any time so wretched as to do so, that we pray thee to aid us to seek Him with such ceaseless sorrow until we find Him, particularly in the hour of our death, that we may pass from this life to enjoy Him for ever in heaven, there to sing with thee His divine mercies without end.
Pater, Ave, and Gloria.

Ant. Jesus Himself was about thirty years old, being, as was supposed, the son of Joseph.

V. Pray for us, holy Joseph.
R. That we may be made worthy of the promises of Christ.

Let us pray.
O God, who in Thine ineffable providence didst vouchsafe to choose blessed Joseph to be the husband of Thy most holy Mother; grant, we beseech Thee, that we may have him for our intercessor in heaven, whom on earth we venerate as our holy protector. Who livest and reignest world without end. Amen.


--このブログを聖マリアの汚れなき御心に捧げます--

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