Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた

2024年から贖いの業の2000周年(33 - 2033)のノベナの年(2024-2033)が始まります

大阪と東京のクリスマスのミサにどうぞいらしてください!24日は聖伝では大小斎の断食を捧げて準備をします

2020年12月22日 | お説教・霊的講話

アヴェ・マリア・インマクラータ!

愛する兄弟姉妹の皆様、

2020年12月20日、待降節第四主日に東京で録画した小野田神父のメッセージをご紹介いたします。

チャンネル登録をなさいますと、新しくアップされた動画の通知が届くので便利です。チャンネル登録は、ここ「SSPX JAPAN 聖ピオ十世会日本」をご覧ください。


もしも悲しい、苦しい時があったら「天に私たちの事を愛しておられるお母様がいらっしゃる」という事を知って下さい。

2020年12月22日 | お説教・霊的講話
2020年12月13日(主日)待降節第3主日

聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父メッセージ


聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。

愛する兄妹姉妹の皆様、昨日12月12日は、グァダルーペの聖母の御出現の日でありました。

この日に、聖ファン・ディエゴの、インディアンのこの着ていたティルマに、マリア様が御自分の御姿を、ちょうど写真で写したかのように、フィルムで写したかのように、きれいに写して下さいました。

そして本当は、12月で寒くて、サボテンくらいしか咲いていないような所に、スペインのカスティリアのバラの花がたくさん咲いていた、そこを摘んで、それをティルマで、ファン・ディエゴがそれを持って行って司教様に見せたところ、その自分の着ていた服に、マリア様の御像が写っていました。

この着ていたティルマというのは、サボテンの繊維で出来ているので、大体寿命は10年から15年持てば良いものだと言われています、良質の物で15年。

ところで、もう500年以上経つのですけれども、今でもこのティルマの繊維はまだ丈夫で、分解もせずに、そしてそのマリア様の御影も、まだ今日描いたものであるかのように、とても新鮮に生き生きとしています。

同時にその時代に描かれた、有名なルネッサンスのヨーロッパの油絵などは、みんな色がなくなってしまって、薄びれてしまっているにも関わらず、グァダルーペのマリア様だけは生き生きとしています。

そしてそのマリア様の、この着ている服の図柄も非常に不思議なのです。



なぜかというと、マリア様はまず青のマントを着ているのですけれども、その青のマントには星が描かれています。ところでちょうどその星をよく研究すると、1531年12月12日に、ちょうどメキシコのその空で見える星座と、全く同じものが写っているのだそうです。



そしてその下にはピンクっぽい赤い服をお召しなのですけれども、その服にはたくさんのお花の絵柄が描かれています。そしてその花には、一つ一つアステカの文化的な意味があるのだそうです。

特にその「4つの花びらの花」というのは、そのアステカの「最も高貴な神に捧げられたもの」だという事です。「それしか描かれない」というものがあったそうです。





ところでアステカの文化によると、妊娠した女性は腰に、妊娠しているという意味で帯を付けるのだそうですけれども、マリア様もその帯を付けていました。そしてちょうど赤ちゃんのいる所に、その「4つの花びら」のシンボルの絵が描かれていて、「まさに、この御胎内には、天主が孕っておられる」という事を意味していました。

そして首には十字架の印があって、この十字架の印は、スペインの船に付けられた十字架と全く同じものでした。

そしてマリア様は、メスティーソとして皮膚の色が描かれていて、ちょうど「ヨーロッパの人々と、そしてインディアンたちの、二つのお母さんである」という事を意味している事が分かります。

またマリア様が足に踏んでいるのは月であって、その月は、アステカの人身御供を要求していたその神のシンボルだそうです。

そしてこれを見たアステカの人たちは、「あぁ、これは天主の御母である。これこそが、真の天主の御母である」という事を理解する事ができるように、その服を着ておられたのだそうです。

マリア様はそしてファン・ディエゴにも仰いました、「私は、至高なる天主の母である」と、「また私たちの母である」とも仰って、「あなたの母がここにいるではありませんか」と仰いました。

愛する兄弟の皆さん、このコロナの為に、色々な経済がうまくいかなくなった、お店が倒産してしまった、あるいは収入がない、あるいは辛い事が起こった、あるいは色々な事が起こる、等というニュースを聞きます。

しかし、どうぞ失望なさらないで下さい。もしも悲しい、苦しい時があったら、どうぞ「私たちには天に、私たちの事を愛しておられるお母様がいらっしゃる」という事を知って下さい。

そしてマリア様は、どんな時にも、どのような人でも私たちを助けて下さいます。もしも「友達がいなくなった、もう誰も救いがない」と思っても、諦めないで下さい。マリア様がいらっしゃいます。どうぞマリア様にお祈りなさって下さい。マリア様は必ず何らかの方法で、私たちに手を伸ばして下さいます。

そしてマリア様は特に、このグァダルーペのマリア様は特に、生まれない子供たちの保護の聖人です。この子供たちが、堕胎などで多くの子供たちが今亡き者にされていますけれども、マリア様はその子供たちを助けようともされています。そしてもう助けがない、もう誰も守ってくれないような子どもたちをも、マリア様は助けようとされています。

ですから皆さん、愛する兄弟の皆さん、ですからもしも何か、もしも困った事があったら、どうぞマリア様にお願い下さい。

グァダルーペの聖母、我らのために祈り給え。

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。


私たちが永遠の命を受けるには、ミサ、そして秘跡を通さなければ与えられません。

2020年12月22日 | お説教・霊的講話
2020年12月6日(主日)待降節第2主日

聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父メッセージ


聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。

愛する兄妹姉妹の皆様、明後日12月8日は、無原罪の御孕りの大祝日です。

これはカトリック教会の中でも、またマリア様の大祝日の中でも、特に重要な祝日の一つです。

聖ピオ十世会ではその会則によって、その全ての会員は、明日12月7日前日には、大小斎を行なって大祝日の準備をしなければなりません。皆さんは義務ではありませんけれども、しかしもしもできればどうぞ大小斎をお捧げ下さい。マリア様の大祝日を良く準備致しましょう。

マリア様のこの大祝日、無原罪の御孕り、これはどういう事なのでしょうか?

「無原罪の御孕り」それは「マリア様が、マリア様のお母様、つまり聖アンナ様の御胎内に御孕りになるその最初の瞬間、存在が始まったその瞬間から、全く、0.00001秒の時間も全くなく、その最初から、マリア様は原罪の汚れ無く、清らかに御孕りになった、存在を始められた」という事です。

そして「その霊魂は、その最初の瞬間から、全く清められていて、全く悪魔の支配下に置かれていなかった」という事です。

「最初から天主の永遠の命を生き始めていた」という事です。そして「それを最後まで、終わりまで、今でも保っておられて、永遠の命を持っておられる」という事です。

私たちは全て、原罪を持って孕りました。存在の瞬間から、原罪の汚れに汚染されています。

ですから私たちの霊魂は、洗礼を受けるまで真っ暗で、天主の命がありません。いわば永遠の命において死んで生まれてきた者で、でもマリア様はどうしてこの事ができたのでしょうか?

なぜかというと、天主の全能の力と永遠の知恵は、イエズス・キリストの無限の贖いの功徳を、十字架の功徳を既に予期していたので、予見していたので、それをマリア様が御孕りになる、存在を始める時に、既に適用させて、罪の赦しを与えたからです。

ですから最初の瞬間から、マリア様は罪の汚れが全くありませんでした。

これを「無原罪の御孕り」と言います。

では、私たちはどうしたら良いのでしょうか?

はい、私たちにも同じ永遠の命が与えられます。ただ、私たちにとっては普通の道です。つまりイエズス様の十字架の無限の功徳が、時を経て、そして秘跡を通して、そしてミサ聖祭を通して、私たちに与えられます。

私たちが永遠の命を受けるには、ミサ、そして秘跡を通さなければ与えられません。

ですから「秘跡」というのは、人類にとって非常に大切なものなのです。秘跡がなければ永遠の命を受ける事ができないからです。

「洗礼の秘跡」また「悔悛の秘跡」によって、私たちは失われた聖寵の状態を受ける事ができます。「御聖体の秘跡」、「堅振の秘跡」、あるいは「終油の秘蹟」、「婚姻の秘跡」、「品級の秘跡」など、七つの秘跡があります。

そしてこのような秘跡は私たちに、多くの霊魂の永遠の命の増加を私たちに与えてくれます。

ミサに与る事によっても、私たちは永遠の功徳を受けて、永遠の命の増加を、成長をします。

ですからどうぞ、このミサを大切にして下さい。聖伝のミサをどうぞ大切にして下さい。これは私たちの永遠の命が懸かっているからです。

ところで12月8日は、午後の18時から大阪で、聖ピオ十世会の聖母の汚れなき御心聖堂でミサがあります。どうぞいらして下さい。招待致します。もしもミサに与れない方は、どうぞこの大祝日にロザリオを唱えて下さい。

そしてマリア様の無原罪の御孕りが讃美されますように、そして私たちにもその永遠の命が与えられますように、そのとてつもない御恵みが私たちに与えられますように、お祈り致しましょう。

では、良い無原罪の御孕りの祝日をお迎え下さい。そしてマリア様がいつも皆さんを、兄妹姉妹の皆さんを守って、お祈りして下さいますように。

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。






マリア様は、最初の瞬間から「永遠の命」に生き始めました。私たちに永遠の命を伝える為です。

2020年12月22日 | お説教・霊的講話
2020年12月8日(火)童貞聖マリアの無原罪の御孕りの大祝日のミサ

聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父説教


聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。

今日はマリア様の無原罪の御孕りで、「マリア様が、その存在の最初の瞬間から、原罪の汚れなく存在し始めた。マリア様のお母様、聖アンナの胎内にて存在し始めた」というカトリックの信仰のドグマ、真理を祝う大祝日です。

このドグマは、この今日の祝日は、カトリック教会の使徒の時代から伝わって来ているもので、最も大切な教えの一つです。祝日の一つです。

これは私たちに、「私たちが持っている一番大切なものが何か」という事を教えています。

「私たちは、猿から来たのではなくて、天主から創られて、アダムとエヴァが本当に存在して、その二人が、人類の最初の親が罪を犯した。そしてその為に、私たちは原罪を持って生まれてきている」という事を教えています。

「しかし、マリア様だけは、イエズス様の無限の功徳を既に、十字架の功徳を既に適用されて、原罪の汚れなく孕られた、存在し始められた」という事を教えています。

マリア様は無原罪の御孕りは私たちに、更にこれを教えています。

つまり、「私たちの先祖アダムとエヴァは、天主の御旨に逆らった、不従順の罪を犯した。天主を信じずに、悪魔の言葉を信じた。天主が、『これを食べたら死んでしまう』と警告したにも関わらず、それを疑う悪魔を信じた。」

ですから、その罪を犯したその瞬間、霊的に死んでしまいました。つまり、「成聖の恩寵」を失ってしまいました。「永遠の命」を失ってしまいました。「天主の命」に生きる事ができなくなってしまいました。このこれこそが、私たちにとって最も大切な宝でした。

そして天主から与えられた自然外の、特別の賜物であった、「私たちの肉体の死を免れる」という特権をも結局は失ってしまいました。

しかし本当に大切なのは「永遠の生命」でした。

マリア様は、最初の瞬間から、この「永遠の命」に生き始めました。これは私たちに、この永遠の命を伝える為です。

この「マリア様が、この地上に小さい命を、永遠の命を始めた」というのが、この日です。

日本の私たちは、宇宙の遥か彼方から採取した土を、宇宙の土が地上に来た、はやぶさ号が到着した、という事で非常に喜びました。しかしこの中に何が入っていたかというと、宇宙の塵で、ゴミで、土くれだったのですけれども、マリア様がこれから私たちに運ぼうとされるものは、「永遠の命の創り主、その創造主であるイエズス・キリスト」それを私たちに与える為に、マリア様が今、ここに存在し始められました。

天主の、この天からの最も最大の宝物を私たちに運ぶ為に、マリア様が今、今日、存在し始めました。

今日の祝日は私たちに、「永遠の命の大切さ」を、もう一度確認させてくれます。もしもそうでなかったならば、私たちの人生は全く意味の無いものになってしまいます。

永遠の命があったからこそ、殉教者はキリストの真理を宣言して、自分の命を懸けて、イエズス・キリストを信じてきました。ある王様は、イエズス・キリストの永遠の命を信じたからこそ、正義を行ないました。十字軍は、イスラム教に命を懸けて戦って行きました。



永遠の命を守るが為に、司教様たちは、時には暴君に対して、「それは罪である」と、正義の本当の事を言ってきました。命を懸けて、「これは悪である」と宣言しました。命を懸けてカトリック教会は、キリストの教えた真理を守ってきました。

なぜかというと、それこそ、イエズス様が私たちに伝えようとしたからです。十字架のいけにえによって、私たちに伝えようとしたからです。

では、カトリック教会の為に、そして日本の多くの方々の為にお祈りしましょう。

コロナの為に仕事が無くなったり、あるいは中小企業が潰れたり、あるいは収入が無い、食べ物が無い、あるいはいじめられる、という多く苦しんでいる人が、ますます多くなっていると聞きます。

そのような方々が是非、永遠の命に希望を持つ事ができますように、お祈り致しましょう。決して極端な、してはいけない選択をする事がないように、永遠の命の希望を持つ事ができますように、お祈り致しましょう。

もしも神聖なものが無ければ、この世のものは全て価値を失ってしまうからです。家族も、命も、その他何もかも、全く意味を失ってしまうからです。

そしてカトリック教会の為にもお祈り致しましょう。カトリック教会が、この「永遠の命」の事を忘れ去りつつあるからです。

今年の復活祭はありませんでした。バチカンでさえもそれを止めてしまいました。本当ならば今日、無原罪の御孕りの大祝日には、伝統的に、教皇様はその特別な行事をしなければなりません。しかし、それも中止になりました。クリスマスの夜中のミサも中止だそうです。

イエズス様がかつて、ラザロという乞食が金持ちの家の前で苦しんでいて、そして結局この乞食は天国に行き、そして金持ちは地獄に落ちた、という例え話をした事がありました。そしてその時に、「もしもできれば、」この金持ちが、「私の兄弟が、私の居る地獄に落ちないように、死者をよみがえらせて警告して下さい。」

「死者がよみがえっても、もしもモーゼの話を聞かないならば、彼らは聞かないだろう」と。

願わくは、カトリック教会が、教皇様が、マリア様の言葉を聞きますように、マリア様が天から警告した言葉を聞きますように、そして初土の信心を全世界にする事を、あるいはロシアの奉献をする事を実行しますように、お祈り致しましょう。

このマリア様の無原罪の御孕りの祝日が、全世界で大切に祝われますように、お祈り致しましょう。

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。





聖母の汚れなき御心よ、世界中がソ連のようになる危険があろうとも、聖母の汚れなき御心は凱旋するという約束を信頼しています。

2020年12月22日 | お説教・霊的講話
喜びの玄義 第1玄義黙想
2020年12月5日(初土)御聖体降福式にて
聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父

『喜びの玄義 第1玄義:この一連を捧げて、聖母が御告げを受け給いたるを黙想し、聖母の御取り次ぎによりて、謙遜の徳をこい願わん。』

今日は初土曜日ですので、初土の信心として、イエズス様の御前で、ロザリオの15の玄義の内の1つを15分間黙想致しましょう。

今日は、明々後日12月8日が、マリア様の無原罪の御孕りでもありますので、それに一番近い神秘として、御告げのロザリオの喜びの第1玄義を黙想する事を提案します。

聖母の汚れなき御心よ、教会が、この全世界が、これから向かって行く所がどれほど暗黒が立ち込めようとも、世界中がまたソ連のようになる危険があろうとも、聖母の汚れなき御心は必ず、遂に、凱旋する、という約束を信頼しています。

マリア様は、サタンよりも、この悪の力よりもはるかに力強く、お望みのままに、その悪に大勝利を収める事ができます。

聖母の汚れなき御心は「決して私たちを捨てない」と約束されました。特に、「聖母の汚れなき御心の信心を行なう私たちを、天主の玉座の最も近い花のようにする」と約束されました。「救いを約束する」とされました。

マリア様の汚れなき御心に、絶対の信頼を置いています。私たちを憐れみ下さい。

全く恐れるものはありません。




【再掲】O Rex Gentium おお、異邦人らの王

2020年12月22日 | グレゴリオ聖歌
アヴェ・マリア・インマクラータ!

12月22日の晩課のマニフィカトのアンティフォナです。

日本語訳:

おお、異邦人らの王、彼らの願い求める者、角の親石よ、御身は両者を一つにし給う。来たりて、御身が塵から形作り給うた人間を救い給え。

O Rex gentium, et desideratus earum, lapisque angularis, qui facis utraque unum: veni, et salva hominem, quem de limo formasti.





--このブログを聖マリアの汚れなき御心に捧げます--

アヴェ・マリア・インマクラータ!
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