局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

今年も最後

2024-12-30 23:37:32 | 日々の生活
あっと言う間に今年も残り一日になってしまった

今年は両親二人を送った年になってしまった まさかこんなにいっぺんにお別れが来るとは思わなかったが共に90歳過ぎて平均寿命以上生きてワタシに伝えない苦労もあっただろうが 仕事や趣味や人付き合いなども豊かにこなしていた夫婦だったなあと客観視しても思われるので 今頃二人でまた仲良くあちらで一緒に過ごしているんだろうなあと思いこむことにしている

このブログで繋がった方の中にも今年親御さんを失くした方も何人かいらっしゃいました
お悔やみのコメントを差し上げた方 なんとなくコメントは遠慮してしまった方もある中、心の中でその喪失感は共有して 「お互い元気だしましょうね」と念じましたこと ここで表明しておきます

著名人の中でも今年は訃報を多く聞きましたね・・・
東京に住んでると 案外ひょんな所で彼らとお会いしたりすれ違ったりする機会もあるもんで 以前も書いたが内田裕也&樹木希林ご夫妻には偶然袖すり立った事があったので訃報を聞いた時はなんとなくショックだった

今年 袖すりあった方の訃報で本当に残念だったのは

この方


10年くらい前だったか? オットと両国に相撲観戦に行った時
3時くらいに待ち合わせて国技館に入って行ったのでちょうどエントランスに私たち以外誰もいなかったのである
その時 ドアが開いて出て来たのが元横綱北の富士関 九重親方であった
審判員?をされていたのか羽織袴であった
日本の男で一番羽織袴の似合う人ってこの人じゃないかと今でも断言したいですね
羽織袴の着こなし 姿勢 歩き方 堂々としていてこの上なくかっこよかった

その威厳と迫力に圧倒された私たち夫婦の前をゆっくり歩いてどこぞへと消えた親方
今でもオットは
「あの時一緒に写真撮ってもらっとけばよかったな~」
あとで人に聞いたら結構きさくに応えてくださる方だったらしいですね
今回の訃報を聞いて また
「ああ あの時なああ 一緒に写真撮りたかったなあ」
「写真じゃなくても握手くらいしたかった・・・」 と未だ後悔しつつご冥福をお祈りします
あの舞の海さんとの掛け合いみたいな解説は二度と聞けないと思うと悲しいですね

話変わって
年末年始は ムスメ一家が来るというので一応準備中です

年末年始海外で過ごすムスコが我が家におせちを差し入れてくれるというので ほとんどそれを当てにしているが おにしめとムスメのリクエストの伊達巻だけ作ろうと取り掛かった(作るのは4年ぶり?)卵とはんぺん 砂糖 みりん 塩少々
久しぶりに使う大きな卵焼き器



この辺までは良かったが焼き時間が足りず


失敗したよ~~


巻き簀で巻いてどーにか回復


その後予約していたお蕎麦とにしん(ムコがにしん蕎麦好き) お雑煮用の小松菜やら鶏肉 果物やらを受け取りに生協の路面店へ
同じようなお正月準備のみなさんがごった返す店の中で せり1束480円 キャベツ1個が680円! というのにびっくりしてもやしを買ったw 農作物が値上がりするのはこれだけ円安だし他のものも上がってるんだから生産者の方のためにある程度は仕方ないけど それに見合うだけ給料やら年金だかが上がらないのは困ったもんですね
これじゃ一部の人をのぞいて日本国民大半が相対的に貧乏になってるようだ

ヘロヘロで帰宅したオットは今日まで仕事 きっと年明けは2日に職場に行きたがるであろう 今日の職場は戦場状態だったらしい
実質年末年始の休みは2日だけですね
それでもアメトークの 運動神経ない芸人を見ながら二人でゲラゲラ笑ってられる年末は 色々あったけど終わってみたら乗り越えられた年だったねってことですね

明日からバタバタになると思うので今年のブログはこれでおしまいにします

みなさまよいお年をお迎えくださいませ




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年末ワイン勉強会(と言う名の飲み会)

2024-12-27 19:40:05 | 食べる
前記事https://blog.goo.ne.jp/toki-tsubone/e/50208f286bf930fc81f60cddf5822d34の一部崩壊した合皮のバッグを持って出かけたのは こちらである
吉〇寺の某所

この恐ろしい角度の階段をご覧ください
これで三階まで登る 登るは良いが帰りは(かなり)酔っぱらった状態でこちらを下らなければならない
足を踏み外したら簡単に「死ねる」のではないか? と こちらの勉強会に参加する前に近くのコンビニでウコンの力だのヘパリーゼなどを一気飲みしてから自らに気合を入れて(酒は飲んでも飲まれまい!)臨むのであります


オープンキッチンでこの日のクリスマス料理を作ってくれる料理教室の素敵なマダム
サンセバスチャンの美食倶楽部を思い起こさせる空間です


この日はクリスマス仕様のチーズたちが迎えてくれた



ソムリエ 日本酒利き酒師 チーズマイスターなど様々な資格をもつBちゃん(某大企業でのバリキャリを捨てて早期退職してこの道に進んだ才媛だ)
それを支えるBちゃんオットと局(仲間内のカウンター割烹での3ショット)




素敵に盛られたチーズをとっていきます
ラクレット ブルー ドライフルーツのクリームチーズ カチョカバロ ゴーだ レッドチェダー クリーミーウォッシュ カマンベール など
チーズも奥が深い この先ちゃんと勉強したい分野です


とってきたチーズと最初のお料理はお野菜のマリネ マスタードが効いてて美味しかった
泡二種 シャンパーニュとカヴァと



Bちゃんが持参したロースター これでこの日はチーズを焼いた



焼きラクレット 不味いはずがない

白二種  カリフォルニアのシャルドネと



今日はブラインドでワイン当ててね~ と言われる


二番目の料理は白身魚のソテー
こちらは カリフォルニアのシャルドネと




ローヌの白(ヴィオニエ グルナッシュブラン クレレットなど)と合わせた




三番目の料理は牡蠣のクリームパスタ


メインは鴨のロースト
ワインは赤に入ります

カリフォルニアのコセンティーノ・ワイナリー・ザ・ジン(ジンファンデル主体)
アルコール度15.5は 日本酒並みのアルコール度だ(危険~!)
スペインリオハの ソドゥーベテンプラニーリョ・クリアンサ・リオハ

濃い濃いコンビ


デザートはカタラーナ
合わせたのは ドイツのラインヘッセンのシルヴァーナ・アイスワイン(これべたっとしてなくて上品な甘さだった
アイスヴァインは-7℃以下の凍てつく中で収穫されたブドウで造られる
ワイナリーのまだ若い夫婦とお子さんの写真を見せてもらったけど自然相手に作られるものって尊いって思いました 


右から 泡2 白2 赤2 デザートワイン


ちゃんと勉強もしたってば!(とここで主張してどうする!)








この日は カヴァとシャンパーニュ カリフォルニアのシャルドネとローヌの白をどっちか当てるブラインドテイスティングをしたが
ちゃんと当てました
カヴァはちゃんと瓶内二次発酵させてシャンパーニュ寄りに作られたものだったらしいし かなり美味しかったが シャンパーニュの細かい繊細な泡と飲んだ時の刺さり方はやっぱりそっちの方がね~ 
特別なお酒だな~ と感じた

白も当たった 樽熟成のシャルドネはイマイチ苦手なもんで苦手なのと違うのと当てれば良かったので簡単だった

食の周りの知識を学ぶのは生活に直結するので楽しい
どうせ飲むなら色んな特性を知った上で飲みたいもんだと思うし お酒ってのはそれぞれの土地の風土や地理的特性や歴史や文化から影響を受けてるってのが 学んでると面白いもんだな~ と思うんですよね

って ただ飲んで酔っ払ってるだけじゃないってば!(ここで主張してどうする!!)






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合皮の悲劇

2024-12-24 21:52:57 | 日々の生活
みなさま merry christmas!
この前(ひと月前くらい)は夏だったのに12月に入ったら一挙に冬ですね。
もう少し穏やかな時期が欲しいもんだすな

このバッグは 今は亡きゴルフ友のHちゃんと銀座の東急プラザが出来た時に遊びに行って目についたセレクトショップで色違いで買ったもの プチプラでしたよ

Hちゃんがシルバーでワタシがこの赤を買ったっけ

でも差し色にしてもちょっと赤すぎてあまり使わずにクローゼットの奥で半ば忘れていたんだけど クリスマス週間のこの日は使おうと姑の遺したスカーフを結んでクリスマスカラーにしてみたんですよ



帰宅したら・・・
これですよ
エコレザーとか人工皮革ってのはこういうことが多いね


以前ZARAでやはりエコレザーのワンピースを買って久しぶりに着た時も表面がはがれてハラハラと剥がれ落ちたっけ
ワタシの歩いたあとに黒い欠片が落ちていて ヘンゼルとグレーテルの道しるべみたいだって友達に笑われたっけ

履きやすいというので買った靴も久しぶりに履いたら崩壊したのもエコレザーであった
このバッグはこうなったらもう捨てるしかないですね
せっかくのHちゃんとの思い出の品なのにな・・・


一方この手袋
フィレンツェのベッキオ橋の近くの手袋専門店で買った(って自慢するわけじゃないですよ)物 確か10年くらい前のクリスマスシーズンであった
周りにキラキラの宝飾店のあるエリア 聞いたことのある名前の宝飾店にフラフラ向かおうとしたワタシをドウドウと逆の方向へ誘導して😠手袋屋に導いたのはオットであった

そこで素敵なマダムがワタシの手の寸法を測ってくれて色々出してくれて試着させてくれて選んだのがこれです


さすがに型崩れはしてるが まだ艶は保たれ縫製も確かである ほつれたりもまったくしていない
内側に張ってあるカシミアも健在

この頃は円も強くて1ユーロが105円くらい
この手袋も今考えればお買い得であった(もっと買って来ればよかったよ)



エコレザーはどうしても何年かで剥がれ落ちますね
この点本革は手入れ次第で寿命が長い
エコっていうけどちっともエコじゃないじゃん と ハラハラ落ちる赤いかけらを前に思ったのであった。

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鳥爺たちと長い一日

2024-12-20 12:13:00 | 日々の生活
年末だというのにw

最初は「忘年会でもするか」ということからこの日集まることになっていたが
「オレ 昼間も暇だ」「オレもその日は休みだ」「局は?」「まああたしも〇〇ちゃん(オット)は出稼ぎだから一日予定はないよ」(掃除でもしようかと思ってはいたが)

ってことで話題の映画がまだ上映しているならそれをみよう
午後一から始まるのでついでにランチしてから行こう ってことで代々木駅に集合だ

ワタシは3分前に着いたがすでに改札口で待つデカい爺さん二人
歳とるとせっかちになるもんですね

途中 こんな看板を見つけて
「お前 この前この店にいってきたんだったいな」
「この店じゃないよ 本場だよ」
「そっか~ オレはまたここに来たもんだとばかり」
とさっそく馬鹿な会話を経て


ランチに選んだのはここ
炊き立てご飯をおひつで出すこだわりの和定食屋
爺たちのチョイスとしては上出来だ



人気店らしい


老舗のお蕎麦屋さん的な店内


お米は日替わり この日は江刺のひとめぼれ(ひとめぼれ 大好きです)


店内 アラサーくらいの女子率が高い



ワタシはサバの味噌煮定食


爺たちは鰤の塩焼き定食
おひつにはたっぷり2杯くらいの炊き立てご飯
味噌 昆布 ノリなどのご飯のお供と茶漬け用の出汁がついてくる
「日本人に生まれてきてよかった」系の美味



美味であったのぅと店を後にして
のしのし歩く鳥爺たち
とりあえず歩くのが好きな爺たちである
この体力でボケたら徘徊してしまうであろうから ボケないことを祈ります




映画館のある渋谷に
「宮下公園も変わったよな~」
「そうだよ 俺たちの学生時代はブルーシートと段ボールハウスがあったぜ」
時代は変わるよな




向かったのはロフト横の映画館
ここは初めてだ



さすがにロングランの最終章なのか
人は少な目 私たちを含め10人いなかったかも?
これはコマーシャル映像映像 ↓
こういう類のモノはこのメンバーじゃ見ません


見た映画は ↓ これでした


2時間10分という長尺だったが長さを感じさせなかった
笑ってほろりとさせられて手に汗を握りました
「いや~ 映画って本気で作るとすげ~な」
「ホントだよね~ それも元ジャ〇ーズだのアイドルだの出てないほうがいいよな」
「そうそう そういうのが出ると無駄に忖度が入ったりするしねえ」

もう見た人がたくさん語っているようなので 今更多くは語るまい
見て良かった

そうそう 主人公の高坂新左衛門約の山口さん
最初の場面 長州藩士を討とうと物陰に潜む場面からなんとまあ渋くてカッコいいのであろうか・・とたまげた 往年の高倉健さんみたいでした
その他 今まで知っていた俳優さんたちは誰一人いなかったけどそれぞれの演技に引き込まれたなあ

映画が終わって 飲み会まであと一時間どうしようか?

渋谷は俺たちの街じゃねえなあ・・・ と




新宿に移る
カメラを見たい人たち


ワタシは家のTVがいよいよぼろくなっているので
(途中で切れる 画面が停まるなど)
買い替えようかな~ と思ってると言って売り場をウロウロしていたら 店員さんにロックオンされて
これを薦められた




画面が綺麗だし一週間分(設定でもっと)の過去の番組をすぐに見られるとか・・・
TVは時期的に今が一番安いとか・・・
この型はなぜか型落ちのモノより「今だけ」安く設定してるとか・・・
「買っちゃえよ~」
「う~~ん 一応ダンナに聞かないとさ」
「〇〇ちゃんが ダメって言うわけないだろうに 買っちまえよ」
と無責任にあおる爺たち

ワタシも乗りそうになったが設置場所の寸法は計らないとな~ と我に返り出直すことにした 「ぜひ買いにきてね~」と店員さんはしっかり名刺を渡して来た


で、 次には丸の内線にのって向かったのは四谷三丁目
この店で 建築士Nちゃんと合流

爺婆となると店の選択が渋いですよ



生ビールで乾杯
サーバーのお手入れもちゃんとしているっぽい 良い泡で美味しかった
突き出しのひじきもシソと梅酢が効いてて良い感じ
こういう店は裏切られない



お造り


ここの売りの栃尾揚げ
「この挟まってるネギの切り方が繊細でうまい」
味噌もいいお味
カキフライも美味しい


鰤大根 大根に味シミシミ


「んめ~」
「んめ~~」と嬉しがる鳥爺1・2


豆腐サラダ


いえ~い と軽くよっぱらったNちゃんとワタシ
Nちゃんは自分の事務所の他に某所で役員をしているのだが そこの社員が鬱になってしまい 11月になってから 
「そこの現場仕事を全部おっつけられた」従って超多忙そうである
「結局あたしみたいな叩かれても鬱にならなそうなババアが後始末やるってことなんだよ~ 世の中そうなってんのよ~~」
と嘆きつつもポジティブで話が面白いのはさすがだ



〆はこれもここの売りの枌蕎麦を 舞茸天ぷらと


健啖な爺婆ですね
食べられるうちは元気だ






きっかり割り勘
ワタシは量は食べないが 日本酒銘柄でゼイタクするもんね


鳥爺2とNちゃん
こういうことしてもヤラしく見えずひたすら楽しいノリで終わるのがNちゃんだ



さくっと九時前に撤収

帰宅中にオットから
こんなlineが来た
♬上野発の夜行列車降りた時から~ って感じですね





オットもある意味徘徊爺であろう
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何かに似ている

2024-12-16 20:03:28 | 家族あれこれ(犬も含めて)
あ~ん 前記事よりだいぶ時間がたってしまい コメントもいただきっぱなしですみませんすみません
とりあえず元気ですが まったくもって色んな用事に翻弄されておりました

そんな中で・・・

孫④  一歳三か月になった。
よく歩きます。
そして靴を履いて外を歩かせても案外危なげがない


たったった と歩道を歩いて


敷石の段差の前で立ち止まり


ちょっと足を出してみる


段差を認知すると・・・
あっ これ アタチ無理かも~



くるっと回れ右



今度は階段方面へ タッタッタ



タッタッタ・・・


あっ やはり段差だ・・・・
で ストップ


やっぱ無理かも~
やめとこっと回れ右 階段は苦手なのよね


タッタッタ



ん? ここは色が違うけど 段差かな?
あっ 大丈夫そうだ
タッタッタ


あら 今度は上り坂
タッタッタ



カーブは曲がれます




到着~~1



実家でこの動画を弟と見ていたら
「これさ 段差で停まってくるっと向き変えるところなんて 『ルンバ』みたいだな~」
「確かにルンバだね~」

「まあ それ以前にあれに似てるな」
「ああ あれね それはワタシもそう思う」

あれってのは・・・・


これ!













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ハノイ街歩き

2024-12-10 21:42:56 | 
また 旅日記に戻ります 

シェムリアップから戻った次の日
この日は一日中フリーなので
二夫婦で街歩きでもしようという予定になっていた

タクシーの中から ↓

とにかく街の中の道路は一言で言えばカオスです

車 バイク トゥクトゥク 自転車が道一杯に広がって実に「自由」に走っている
一番多いのはバイク
歩行者はあまりいない いてもほとんど旅行者って感じである

信号は少ない 横断歩道も少ないしあっても手前で止まる車もバイクもないので用をなしていない だいたい歩道もバイクがぎっしり駐車してあってそれをよけるのには車道にはみ出さなきゃならないし 通れる歩道ものんびりしてられない バイクが我が物顔で走ってくるしあろうことかクラクションまで鳴らすんだから・・・

道を横断するにはちょっとバイクが途切れたところで普通に同じ速度で渡る
決して駈け出したりしちゃダメだし 怖くて引き返したりしてもダメなんであります
「向こうだって事故りたくないんだからよけるから大丈夫」byキョージュ
そうは言っても左側から20台くらい押し寄せて来るバイクの群れを見たら足がすくんで渡れないっちゅうの!
さすがに三日目くらいには慣れてくるが この慣れで日本で道を渡ろうとすると今度は顰蹙を買いますね

だいたいこの街(国?)って高齢者が少ないんですよね
ワカモノのリズムで動いている エスカレーターや動く歩道なんかも日本の倍速くらい このリズムに乗れないのはジジババってことか・・・

で、歩くにはストレスがたまるし公共の交通手段も不便なのでちょっとした距離はタクシーを使うしかないんですね
そのタクシーも通りで走ってるのを停めちゃいけない フリーでタクシーを遣うとぼったくられるんです



それを防ぐには このアプリが便利
車かバイクか選んで目的地を入力するとそこまでの料金が提示されて 近くにいるタクシーが
「オレ行くよ~」と名乗りを上げて迎えに来てくれる
それが決まれば渋滞にはまろうが枝道に入ろうが料金は変わらない
支払いもクレジットカードを登録しておけば分かりにくいドン紙幣を使わなくても済む
感じの良いドライバーには降りたあとにアプリからチップもあげられる
それは記録されるので気前のいい客はすぐにタクシーが捕まることも多くなるそうだ
アプリを通じて相互評価ができるんですね

すぐれものです 日本のタクシーアプリより使い勝手いいと思うな



四人でタクシーに乗って朝いちばんに向かったのがこちら
ホアンキエム湖
こちらは繁華街の中心に位置していて 周りを遊歩道が囲み 住民や観光客でにぎわっている
なんとなく井の頭公園を思い出した



食べ物や雑貨を売ってる人たちもたくさん




池の湖北部に朱色のフク橋(棲旭橋)を
渡るとゴックソン寺院「玉山祠」に繋がる


こちらにはこんな伝説が ↓

ベトナムの王朝「黎朝(れいちょう)」初代皇帝である黎利は、湖の宝剣を手に入れて、明との戦いに勝利しました。その後、竜王の使者である大亀が湖の上に現れ、「平和になったので、湖の宝剣を持ち主である竜王に返すべき」という啓示を受けます。この湖の小島で剣を返上したことから「還剣湖(ホアン=還、キエム=剣)」と呼ばれるようになり、小島には亀の塔が建てられました。また、玉山祠の本堂には大きな亀が祀られています。

友人夫妻 ↓




伝説の亀さん 1968年にこちらで捕まったそうだ


この日の翌日は 郊外のハロン湾に現地ツアーで行ったのだが そのガイドさんが超中国嫌いで「玉山祠は行ったか? 中国人がいなかったろう 中国人はあそこが大嫌いね ベトナムに負けたからね」と盛んに言っていた



その後街を歩く
アジアとフランスっぽい建物なのが混在していて面白い





南国らしい果物がいっぱい


これは仏具屋さん 仏具屋通りもあった




すっぽんや 蛇? 鰻?も食料用に売られてる


市場


ああ アジアっぽい




オサレなカフェも


私のこの日の服装のプリーツプリーズのセットアップと夏用のロングカーディガンは母の遺したものでした
一緒に旅した気分だね





有名なトレインストリートです↓

線路のすぐ傍に地元の方々が暮らす家やカフェが並んでいて、線路沿いのカフェなどから電車が通過する際の迫力を間近で体験できる








一時 観光客の線路立ち入りが禁止された時期もあったらしいが 普通に入れましたよ


ここに列車が通るのは日に6回くらいらしい
この日はタイミングが悪かったが 時刻を調べて明後日再訪しようとワタシ以外の三人(鉄道好き)は張り切る
 


両側に並ぶカフェ
観光客に色んなものを売りに来る現地の人たちが往来する


ビール飲みました








なんとも不思議な光景ではありますね
日本だったら絶対柵をつけるだろうな~





この後はロッテマートのスーパーマーケットに行き 日本に持ち帰る食べ物関係(お土産も含む)を買ったが 韓国製品が多くてちょっと期待外れだった
ベトナムに来て韓国海苔買いたくないよな~
食料は最終日に駆け込んだBRGマートの方がローカル感があってよかったかも

たくさん歩いたのでホテルに戻って二時間ほど昼寝
夕食は近くのフォーの店で済ませた(安上がりであった)




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滑り込みで紅葉狩り

2024-12-08 21:32:22 | 日々の生活
四季に恵まれた国(といっても最近は暑いか寒いか極端で二季の傾向になりつつあるのは嫌ですね)に生まれて住んでいる以上 毎年 春は桜 秋は紅葉を愛でたいもんだな~ と思っちゃうんですね。
しかし今年はいつまでも暑い日が続いてたし野暮用も多かったし海外にも行っちゃったしで「紅葉体験」が少なかったんですよね。


それでリベンジしようと訪れたのが
ちょっと遅かったかもしれないけど十分に楽しめました


とにかく広い


グラデーション


こんなのも走ってるんですね


池の周りのすすきや水生植物が良い感じ


こういうのを見たかった 紅葉経験値上がる


真っ赤に萌えるのもいいけど






周りの黄葉とのコントラストもいい


この実は何の実?


緑と赤で着飾る一人クリスマスの木






すっくと立つ竹林 わざわざ京都行かなくてもいいな


日本庭園です










なんのコスプレ? なかなか絵になってた










この日で今年分の紅葉は堪能 紅葉経験値もいっぱいになった















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女子会ランチ

2024-12-05 23:44:40 | 食べる
旅行記事を中断
先週土曜日のことです

小学校時代からのコアな女友達との忘年会をオサレイタリアンで

竹下口で降りる 


若いモンがたくさん あの中を歩かなければならないのかぁ


と ここからちょっと異空間 東郷神社です


今年の紅葉はイマイチですね







こちらでランチ


オンタイムのワタシが一番遅かった 二階の個室から手を振る友人たち
建築士Nちゃんが 「局ちゃんは方向音痴だから ちゃんと来れるか心配だったよ」
個室にしたのは このメンバーだと話が落ちるから 特に声楽家の舞台友Nの通る声が個室じゃないと差し障るのであります


ジノリの手描き これだけでテンションup


まずフランチャコルタで乾杯



パルミジャーノレジャーノの焼いたのから始まった


アミューズはお野菜とエビ


前菜たちはそれぞれ個性的で美味しく かつ 美しい
カボチャのムース 舞茸のフリット 豚肉のリエット シラウオのタルト
ワカサギのエスカベッシュ トマトとモッツァレラのカプレーゼ・・・
ちょっとずつ色んなものをいただけるってのが外食の醍醐味だと思う

鳥爺たちだと 麺類とか〇〇丼をドカンってのを食べたがり私がいつも抵抗するパターンになる 「同じ物食べると飽きるんだよ~」「飽きる前に食っちまえばいいだろ~」そうはいくか・・・

その点 食べ物の趣味が合う同年代女子はいいね~ 



ワインは白に Villa Bucci Riserva






シラウオと茨城のレンコンのパスタ


フジリンゴのシャーベットで口直し


赤ワインに入りま~す
お酒が入った私たちの喋りが盛り上がる
つくづく個室にしてよかった でないと出禁になってしまう


Luigi Pira Barolo





このレストランの得意メニュー うずらのグリル


食後酒 Donnafugata Kabir





デザートとコーヒー




お料理も食器類もしつらえも 上品で繊細 美味~
下品なのは私たちの話題だけだ


クリスマスのガラスたちも素敵だった


ここはMちゃんの昔からの行きつけなのでシェフもご挨拶しに来てくれたしソムリエさんたちも良くしてくれた
みんなオサレして臨みましたよ
一人 マタギなのはワタシだ・・・

一人欠席なのは 大分旅行も一緒に行った親友A 彼女は定期健診で胃カメラをした時に尋常でない痛みを胃にくらい それから一週間たったこの日もモノが食べられない状態という可哀そうな状態だったのである
この日の話題は
「やっぱりあたしたち色んなもんが薄くなってるんじゃないの~ 胃壁とかさ腸壁とかさぁ」
「大学病院で検査ってのも考えもんだよね へたっくそな新米医者にあたしたちの繊細な身体の中いじられたら困ったもんだ」
という舞台友Nと建築士Nちゃんの大声から始まったのである
個室でよかった・・・


そのNの帽子は凝っていた





竹下通りも表参道もすぐ近くなのに
このあたりだけは静かな空間で


雅楽の調べが聞こえて来たかと思うと
結婚式の行列がしずしずと現れて


ああ 良いモノ食べて 良いモノ見られたね~
今年も色々あったけど それなりにがんばったよね~ あたしたち!







「これから施主との打ち合わせ」by 建築士Nちゃん
「あたしは孫守」 by Mちゃん

など それぞれの任務を遂行すべく別れたのであった





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シェムリアップからハノイに戻る

2024-12-03 00:42:40 | 
また旅行記事に戻ります(最後までたどりつけるのであろうか?)

カンボジア最終日 この日は泊っているホテルから北東方向へ車で70kmあまり
もう一つの遺跡を見てから空港へ行く予定であった

ベンメリア遺跡への道
空港へは新しく舗装された比較的広い道路で行くが それ以外はちょっと凸凹した埃っぽい道を通る

道端には観光客相手か?  屋台のような所で色んな食材を焼いて それを奥の高床式の小屋などで食べさせる店がいくつか
これまでに食べたカンボジア料理は清潔で美味しかったがこういう店はどうなのだろうか? ちょっと食べてみたいような怖いような・・
いずれにせよ 働いている人たちはみんな若い






遺跡が見えて来た

ここに着いたのは午後3時ごろだったかな?
ちょうど観光客が少ない時間帯だった



密林の中のお堀
それを覆う植物


この遺跡が観光可能になったのは2000年以降で
それまでポルポト派によって埋められた地雷があって危険だったらしい

ドイツによって地雷や不発弾除去が行われましたという立て札
でもまだ完全じゃないので周囲の観光向けエリア以外は立ち入りはやめといたほうがいいらしい


ここでもお迎えはナーガであった(5つ頭?)


ほぼ私たちだけでこの空間を味わえた
暑かったが蚊や虫が怖いので長袖長ズボン


アンコールワットを建立前にそのお試しみたいで建てられたという説もあるらしい
その後色んな文化の上書きを経て 森に埋もれ 修復もされず ここに至るという感じ

ここには何人もの人が住み 生活もあったはず
人間の営みの跡を侵食していく植物たちは静かなのにしたたかだ


外壁のすきまに落ちた小さな種がこれだけの樹に成長した時間を思う
青空に向かって自分の葉の繁栄を誇るような大樹


なんとも言えない光景ですよね

天空の城ラピュタのモデルとも言われているがラピュタの完成された年の方がこちらが観光可能になった年のだいぶ前なのでその可能性は低いらしい
世界観が似てるんでしょうね



壁や門などのレリーフなど見事なものも見られる




ああ ぎっくり腰にもめげず 自分の脚で歩けるうちにここに来られてよかった



天然のブランコに興じる熟年夫婦たち




周囲の農家の牛たち
この国の牛たちはみんな痩せていた 
働かせられるからですbyガイドさん


近くの店にはこんな瓶に入った液体も売ってる
これ なんだと思いますか?
ガソリンです。 これを買ってバイクに給油するんだそうな
危ないな~
簡易ガソリンスタンドって所でしょうか?



空港に着く
アンコール遺跡群ともお別れ


なぜか遅れるベトナムエア




またハノイに戻ってきたところ 
イケオジなキョージュ 海外慣れしててやたら頼もしかった(後ろを見ないでどんどん行っちゃうのが玉にきず)


二人のメンズの靴がボロボロで今にも崩壊しそう
二人の共通項は「服装にかまわない」ってことでした



空港の外に出たとたん
あの喧騒が・・・
とにかくカオスなハノイの交通事情です
道を渡るのも命がけ



今度のホテルは2022年創業だったかな?
シェムリアップのホテルとはだいぶ趣が違って 今風にスタイリッシュ












iPhone充電なんかには便利だった



カンボジアもそうだったが 歯ブラシや櫛などは木製 
なるべくプラスチックを排除するつもりらしいが 密林の中にペットボトルやプラスチック容器など結構捨ててあってやだな~と思いましたよ


TOTOのウォシュレット!
沸き起こる愛国心! TVはLGだった



clean the room や  do not disturbなどの表示もこのパネルで行う
札をぶら下げる方がわかりやすいけどな~


コーヒーメーカーも今風



このホテルの朝ごはんのブッフェもとても美味しかった
フォーもクロワッサンもベトナムとフレンチをいったりきたりして食べられる 野菜や果物も豊富
東南アジア食 飽きないな~







この日は市内観光へ
続きます(がんばろう)
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目黒で月を堪能す

2024-11-30 23:02:00 | 見る(映画 劇場 美術館など)
旅日記を書こうとは思うんだけど こちらも忘れないうちに備忘録

昨日(金曜日) オットに頼まれた管理仕事のうちあわせに行った。
終わった時はお昼時、ワタシの次の予定は3時。自宅に戻るのにはちょっと中途半端 なので ここいらで時間をつぶそう。

一人ランチで選んだのは駅のそばのコリアンレストランであった
わりにレビューは良かったんだけど・・・


すっぱいだけで旨味のないキムチと泥っぽいスープと


同じく酸っぱくて塩気が多くて旨味の無いのに変にスパイシーなヤンニョムチキンがメイン


デザートの杏仁豆腐で口直ししようと思ったらこのシロップにまで黒酢が使われていた。豆腐自体の食感はいいのに残念
料理全般 どんだけ黒酢好きなんだよ! と 変にスパイス使ってこじらせてる感じ。
ワタシの美味しいモンセンサーが久しぶりに外れてしまったのがショック。店主がイケメンだったのがせめてもの慰めであったw・・・

食べ物でガックリが尾を引くもんで ちょっと気分を変えようかと
行人坂を降りる この坂は江戸市中から目黒不動尊への参詣路だったそうですよ。
行きはよいよい帰りは・・・ の坂なんですよね


大圓寺前を通り過ぎる


天台宗の寺院 釈迦如来 大黒天を祀り 元祖山手七福神の一つだそうだ


目的はここのホテル 目黒雅叙園です




お七の井戸 八百屋お七とは、恋焦がれた寺小姓吉三会いたさに自宅に放火して鈴ヶ森で火刑にされた迷惑系情熱女子ですが その恋慕の相手はお七亡きあとに僧侶となって念仏行に出かけたらしいが その出発時にお七の菩提を念じつつ水垢離を行ったところ なんですと。
この前は今までに何度も通ったが気づかなかったよ。


見上げると緑が濃い 目黒駅から目黒川までドーンと下がる
河岸段丘なんですかね?


ホテルのエントランスはクリスマス模様
といってもここのホテルはどっちかというと全体が東洋風なのが似合う気がする



ほらね
廊下の壁画なぞ


百段階段の入り口です
こちらのエレベーター
ここからして豪華です


内部


韓国の螺鈿作家によるものだそうだ





「百段階段」とは通称で、ホテル雅叙園東京の前身である目黒雅叙園3号館にあたり、1935(昭和10)年に建てられた当館で現存する唯一の木造建築です。食事を愉しみ、晴れやかな宴が行われた7部屋を、99段の長い階段廊下が繋いでいます。階段は厚さ約5cmのケヤキ板を使用。階段で結ばれた各部屋はそれぞれ趣向が異なり、各部屋の天井や欄間には、当時屈指の著名な画家達が創り上げた美の世界が描かれています。
“昭和の竜宮城”と呼ばれた当時の目黒雅叙園の建物の特徴は、装飾の破格な豪華さにあります。最近の研究によると、その豪華な装飾は桃山風、更には日光東照宮の系列、あるいは歌舞伎などに見られる江戸文化に属するものとも言え、なかでも「百段階段」はその装飾の美しさから見ても、伝統的な美意識の最高到達点を示すものとされています。2009(平成21)年3月、東京都の有形文化財に指定されました。サイトより



今回は 月百姿×百段階段


はるか昔から月は人々を魅了し続け 古今東西の文化や芸術において主題として扱われてきました 月百姿は幕末から明治にかけて活躍した浮世絵師 月岡芳年が月にちなんださまざまなモチーフを書いたシリーズです

だそうです






今まで何度か行ったが お雛祭りだのの時は激混み 今回はそこまで人は多くなかったがとても良かったですよ。

見学客もジジババが多いと思いきや 若い男の子の二人連れとか仕事の途中っぽい渋オジとかも 日本髪を結って着物を着てさかんに写真を撮ってもらってるSNS発信するんですか? の若い女子もいた。











月岡芳年 最近聞いた名前と思ったが この夏太田美術館でこの展示の中でも登場していたっけ
月とかそれにまつわる幽遠な世界を描くのが好きな浮世絵師だったんじゃないですかね?
原本の浮世絵は写真不可なので写真は加工された作品です















魚樵の間


月にまつわる現代作家の作品も展示


次の部屋


すすきも風が吹いてさわさわする


月もプロダクションマッピングで陰が変わる ウサギも出て来る






中国風の部屋


中華風の食卓と中国美人
















部屋の四季の画も素晴らしく











芳年の作品を









清方の美人が見下ろす










百段階段の最上階 なぜか99段なんですよね


頂上の間


こういう部屋のしつらえも素敵だ
1935年の建築 よく火事にも会わずに残ってたもんですね
ワタシの明治生まれの祖母が姪の結婚式がこの会場であって
「竜宮城みたいな所だったんだよ」と語ってたのを思い出す
当時も豪華絢爛な建物だったのではないでしょうか?




これは複製です




さて 帰りますか




ここのショップはちょっと変わったセレクションで素敵なものが多い




良い展示を見られて コリアン料理の味を忘れた




コメント (8)
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