何もクリスマスイブを一人で過ごすのを憂う年でもない。
しかし世の中三連休の最終日のイブ、別にわざわざ仕事を入れること(それも引き受け手がいないから無理やり頼まれて断りきれずに)ないではないか オットよ。
一応クリスマスディナーってことでささやかに家で飲んだり食べたりできるくらいの用意はしていたのにさっ と盛大にぶつくさ言ったのであった。
で、オットの妥協策
クリスマスディナーは23日の夜に
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24日は二人で映画を見よう
その後仕事に行くけど、抜け出して夕飯はそこらで一緒に食べよう
ついでに健康診断もしちゃえよ 終わったらお前ひとりで帰れよ てな感じである。
と、いうことでクリスマスイブは慣れない土地で過ごすことになった。
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地元の神社にもこの人の銅像が
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狛犬の代わりに亀も鎮座している
駅に近い巨大なショッピングモール
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こちらで見た映画は
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レ・ミゼラブル
予告を見た時から絶対に行こうと心に誓っていた。
あ~見て良かった。
「めったに泣かない局も泣いたっ!」 ←これ私を知ってる人には結構な宣伝になります。
普段舞台も映画も感動はするけど泣くのはごくマレである。
しかし良かったんだもの。ハリウッドスターって歌も歌えるって条件でもついているんですかね? と言いたくなるほどみなさん歌も達者。危なげなくお上手。
ストーリーが良くても下手な歌だとしらけるが(宝塚なんかでたまに経験する)それもまるでないレヴェルってところでまず安心して画面に引き込まれる。
解説: 文豪ヴィクトル・ユーゴーの小説を基に、世界各国でロングラン上演されてきたミュージカルを映画化。『英国王のスピーチ』でオスカーを受賞したトム・フーパーが監督を務め、貧しさからパンを盗み19年も投獄された男ジャン・バルジャンの波乱に満ちた生涯を描く。主演は、『X-MEN』シリーズのヒュー・ジャックマン。彼を追う警官にオスカー俳優のラッセル・クロウがふんするほか、『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイ、『マンマ・ミーア!』のアマンダ・セイフライドら豪華キャストが勢ぞろいする。
シネマトゥデイ(外部リンク)
あらすじ:1815年、ジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)は、19年も刑務所にいたが仮釈放されることに。老司教の銀食器を盗むが、司教の慈悲に触れ改心する。1823年、工場主として成功を収め市長になった彼は、以前自分の工場で働いていて、娘を養うため極貧生活を送るファンテーヌ(アン・ハサウェイ)と知り合い、幼い娘の面倒を見ると約束。そんなある日、バルジャン逮捕の知らせを耳にした彼は、法廷で自分の正体を明かし再び追われることになってしまい……。 yahoo映画サイトより
ホント、身もふたもない感想ですが、こういう時代のこういうストーリーの話を見たり読んだりすると、まず今の日本に生まれて良かったな~ って思う。不景気だ経済再生だなんて言っても 飢える心配、明日のパンの心配っていうのはないから。
パン一個盗んで19年間とらえられて過酷な労働につかされたジャン・バルジャンはもちろんのこと その美貌さえ貧しさの中では不幸に陥る要因となって落ちて行くファンテーヌ
ジャベール警部があんなにも頑迷なのもそのたたき上げの人生の初期に多分圧倒的な貧しさを経験したからだと思う。
愛や思いやり方面に心を配る余裕のない世界。その中において存在する人間の良心ってものを描かれているから余計心をうつのだろうけれど。
ファンティーヌ役のアン・ハサウェイ プラダを着た悪魔の可愛い編集者のイメージが強かったのにかなりの汚れ役とムスメを思う母親の顔だった。夢破れての歌も良かったな
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もっと良かったのがエポニーヌのこの人
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ジャンに助けられる前にコゼットが預けられていた悪徳宿屋の娘なんだけど、その後貧乏な下宿屋におちぶれている両親の元で貧しい暮らしを余儀なくされている。そこに暮らすマリウス(育ちは良いが学生運動にかぶれてるおぼっちゃま)に片思いしているんだけど、マリウスは美しく成長したコゼットに一目ぼれ。
自分の想いがかなえられない苦しさをせつせつと歌い上げる場面 それなのにマリウスのためにコゼットの行方を教える彼女の純情がひたすら切なかった。
この映画の鑑賞時、ワタシはオットと隣は20代カップルのおにいちゃんの間に挟まれていたのだけど、このお兄ちゃんがダダ泣き、この辺から鼻をすすりあげ、リュックの中からハンカチを探しだした。
そして学生たちの革命。血気にはやり世の中を変えようとしてつぶされた若者たちってどこの時代、どこの世界にもいたのであろう。
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いざふたを開けてみたら一緒に蜂起してくれると信じていた民衆には裏切られガラクタのようなバリケードの後ろに追いつめられる。
数と武装で勝る軍の前でおびえる中、男装して加わっていたエボニーヌの死、少年兵のガブローシュの死 その二人に続くように学生たちも死んでいく。
血にまみれて横たえられる学生たちを見分するジャベール
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ガブローシュの死体に目を止め、あたりに知られないように自分の小さな勲章を彼の死体につけてやる場面
隣の兄ちゃんとともにダダ泣きw
このガブローシュもだけどコゼットの子役も上手なこと 芦田真菜ちゃんもビックリである。
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マリウスはジャン・バルジャンに助けられ仲間の死にショックを受けるがコゼットとの愛で心身ともに回復する
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やっぱりお坊ちゃまである。
そして人生の終わりをさとったジャンはコゼットの前から姿を消す。
結婚式の途中でジャンこそが自分の命の恩人と悟ったマリウスはコゼットとともに死に瀕しているジャンのところにかけつける。
ファンティーヌの迎えに応えるジャン
苦しみが多かった彼の人生は報われたのだろうか?
聖夜に観て良かったなって思える映画だった。
★ ★ ★
その後オットは急いで職場に行き、ワタシはしばらくその映画館が入っているショッピングモールをぶらぶらした。
ア☆チャン本舗なども入っているからかやたら子供連れが多い空間。こういう人ごみに身を置くのも久しぶりだなと思いながらユニクロでドラとオットのヒートテックの下着を購入。
それからオットの職場に行って、血液検査で血もとられてブラッディクリスマス。それから私は生まれつき?腎臓に血管腫があるんだけど、それが大きくなってないかエコーで調べてもらう。大丈夫みたいだった。
それからちょっとだけなら外で夕飯を食べられると言うオットと食べたのが
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近くの蕎麦屋の天せいろだったw 渋いっ!
オットに別れを告げて東から西までのんびりと一人で地下鉄にのりウチに帰ったら、ムスメが女二人でクリスマスをしていたw
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イブの夜に女二人 しかしやたらと楽しそうである。この二人は学校は違うけど小学校から女子校、男の子にも不自由してないみたいだが、結構女同士でつるむのも好きそうである。
ピザ二種類はソースまで手作り アボガドとトマトのディップ 野菜コンソメのスープ
ちゃんとおいしいスプマンテも買ってあったので私もお相伴させてもらった。
結局この日は二度夕飯を食べた。
盛りだくさんで楽しかったけど体重も増えただろうクリスマスイブ。
しかし世の中三連休の最終日のイブ、別にわざわざ仕事を入れること(それも引き受け手がいないから無理やり頼まれて断りきれずに)ないではないか オットよ。
一応クリスマスディナーってことでささやかに家で飲んだり食べたりできるくらいの用意はしていたのにさっ と盛大にぶつくさ言ったのであった。
で、オットの妥協策
クリスマスディナーは23日の夜に
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24日は二人で映画を見よう
その後仕事に行くけど、抜け出して夕飯はそこらで一緒に食べよう
ついでに健康診断もしちゃえよ 終わったらお前ひとりで帰れよ てな感じである。
と、いうことでクリスマスイブは慣れない土地で過ごすことになった。
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地元の神社にもこの人の銅像が
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狛犬の代わりに亀も鎮座している
駅に近い巨大なショッピングモール
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こちらで見た映画は
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レ・ミゼラブル
予告を見た時から絶対に行こうと心に誓っていた。
あ~見て良かった。
「めったに泣かない局も泣いたっ!」 ←これ私を知ってる人には結構な宣伝になります。
普段舞台も映画も感動はするけど泣くのはごくマレである。
しかし良かったんだもの。ハリウッドスターって歌も歌えるって条件でもついているんですかね? と言いたくなるほどみなさん歌も達者。危なげなくお上手。
ストーリーが良くても下手な歌だとしらけるが(宝塚なんかでたまに経験する)それもまるでないレヴェルってところでまず安心して画面に引き込まれる。
解説: 文豪ヴィクトル・ユーゴーの小説を基に、世界各国でロングラン上演されてきたミュージカルを映画化。『英国王のスピーチ』でオスカーを受賞したトム・フーパーが監督を務め、貧しさからパンを盗み19年も投獄された男ジャン・バルジャンの波乱に満ちた生涯を描く。主演は、『X-MEN』シリーズのヒュー・ジャックマン。彼を追う警官にオスカー俳優のラッセル・クロウがふんするほか、『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイ、『マンマ・ミーア!』のアマンダ・セイフライドら豪華キャストが勢ぞろいする。
シネマトゥデイ(外部リンク)
あらすじ:1815年、ジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)は、19年も刑務所にいたが仮釈放されることに。老司教の銀食器を盗むが、司教の慈悲に触れ改心する。1823年、工場主として成功を収め市長になった彼は、以前自分の工場で働いていて、娘を養うため極貧生活を送るファンテーヌ(アン・ハサウェイ)と知り合い、幼い娘の面倒を見ると約束。そんなある日、バルジャン逮捕の知らせを耳にした彼は、法廷で自分の正体を明かし再び追われることになってしまい……。 yahoo映画サイトより
ホント、身もふたもない感想ですが、こういう時代のこういうストーリーの話を見たり読んだりすると、まず今の日本に生まれて良かったな~ って思う。不景気だ経済再生だなんて言っても 飢える心配、明日のパンの心配っていうのはないから。
パン一個盗んで19年間とらえられて過酷な労働につかされたジャン・バルジャンはもちろんのこと その美貌さえ貧しさの中では不幸に陥る要因となって落ちて行くファンテーヌ
ジャベール警部があんなにも頑迷なのもそのたたき上げの人生の初期に多分圧倒的な貧しさを経験したからだと思う。
愛や思いやり方面に心を配る余裕のない世界。その中において存在する人間の良心ってものを描かれているから余計心をうつのだろうけれど。
ファンティーヌ役のアン・ハサウェイ プラダを着た悪魔の可愛い編集者のイメージが強かったのにかなりの汚れ役とムスメを思う母親の顔だった。夢破れての歌も良かったな
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自分の想いがかなえられない苦しさをせつせつと歌い上げる場面 それなのにマリウスのためにコゼットの行方を教える彼女の純情がひたすら切なかった。
この映画の鑑賞時、ワタシはオットと隣は20代カップルのおにいちゃんの間に挟まれていたのだけど、このお兄ちゃんがダダ泣き、この辺から鼻をすすりあげ、リュックの中からハンカチを探しだした。
そして学生たちの革命。血気にはやり世の中を変えようとしてつぶされた若者たちってどこの時代、どこの世界にもいたのであろう。
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いざふたを開けてみたら一緒に蜂起してくれると信じていた民衆には裏切られガラクタのようなバリケードの後ろに追いつめられる。
数と武装で勝る軍の前でおびえる中、男装して加わっていたエボニーヌの死、少年兵のガブローシュの死 その二人に続くように学生たちも死んでいく。
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ガブローシュの死体に目を止め、あたりに知られないように自分の小さな勲章を彼の死体につけてやる場面
隣の兄ちゃんとともにダダ泣きw
このガブローシュもだけどコゼットの子役も上手なこと 芦田真菜ちゃんもビックリである。
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やっぱりお坊ちゃまである。
そして人生の終わりをさとったジャンはコゼットの前から姿を消す。
結婚式の途中でジャンこそが自分の命の恩人と悟ったマリウスはコゼットとともに死に瀕しているジャンのところにかけつける。
ファンティーヌの迎えに応えるジャン
苦しみが多かった彼の人生は報われたのだろうか?
聖夜に観て良かったなって思える映画だった。
★ ★ ★
その後オットは急いで職場に行き、ワタシはしばらくその映画館が入っているショッピングモールをぶらぶらした。
ア☆チャン本舗なども入っているからかやたら子供連れが多い空間。こういう人ごみに身を置くのも久しぶりだなと思いながらユニクロでドラとオットのヒートテックの下着を購入。
それからオットの職場に行って、血液検査で血もとられてブラッディクリスマス。それから私は生まれつき?腎臓に血管腫があるんだけど、それが大きくなってないかエコーで調べてもらう。大丈夫みたいだった。
それからちょっとだけなら外で夕飯を食べられると言うオットと食べたのが
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近くの蕎麦屋の天せいろだったw 渋いっ!
オットに別れを告げて東から西までのんびりと一人で地下鉄にのりウチに帰ったら、ムスメが女二人でクリスマスをしていたw
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イブの夜に女二人 しかしやたらと楽しそうである。この二人は学校は違うけど小学校から女子校、男の子にも不自由してないみたいだが、結構女同士でつるむのも好きそうである。
ピザ二種類はソースまで手作り アボガドとトマトのディップ 野菜コンソメのスープ
ちゃんとおいしいスプマンテも買ってあったので私もお相伴させてもらった。
結局この日は二度夕飯を食べた。
盛りだくさんで楽しかったけど体重も増えただろうクリスマスイブ。