気取ってるわけじゃないが、私はラーメンを外で食べる事はまずない。
多分あんまりかんすいとか添加物が身体にあわないのか食べた次の日になんとなく胃が重たくなるのである。
それに一種類のものでお腹いっぱいになるのが嫌いなので、あの熱い麺が丼に山盛りになっているのを見るとまずうんざりしてしまう。
飲みに行ったあとの〆がラーメンと言う人もいるが、胃袋の強靭さに驚くばかりである。
家から駅に行く道すがら、住宅街の中に一軒のラーメン屋がある。
以前そこは、知る人ぞ知る蕎麦の名店であった。
自分のところの石臼でそば粉を挽く店で、海苔や蒲鉾までこだわっていて、さすがにこの少量の盛りでこれかよと突っ込みたくなるくらいの値段設定だったが、味はめっちゃ美味しかった。
それが何かの事情で畳まれてしまい、そのあとに居抜きで引っ越して来たのが件のラーメン屋、もう7.8年前になるだろうか?
当然入ったことないが、わりに若い店主みたいだ。
それが2年ほど前から、行列のできる店になった。
昼頃そこを通ると必ず10人ほどが並んでいる。殆どが若い男の子で、スマホなどいじりながら、黙々とラーメン求めて寒さを堪えているんだから彼らにとって魅力的なのであろう。
それはそれでいいんだけど、私がホントに嫌なのは、朝そこを通ると、換気扇から仕込み中の換気を浴びてしまうこと。
もわっとした湿気を帯びた生臭い空気を頭から浴びると、身体に豚の脂と血の混じった分子にまとわりつかれる気がする。
そう、そこはトンコツラーメンの店なのである。
その店が見えると呼吸を止めて足早に通りすぎる(またはチャリを必死でこぐ)ことにしているが、それを忘れてトンコツ換気を頭から浴びると、店の前の「仕込み中」と書いてある下手な字の看板も蹴飛ばしたくなるくらい朝から気分が悪くなってしまう。
前の店の微かに漂ってきたあの昆布と鰹の清涼な香りが懐かしい。
と、話は変わるけど、昨日食べたモノ。
姑の部屋をリフォームすることになり、その業者とのうちあわせがあり、オットが半休をとったので、一緒に行って、姑の一番気にしている庭の手入れと、荷物の整理(殆どが溜め込んだ要らないものを棄てる作業)も行った。
もう書きたくないようなものまで溜め込んでいたけど、黙々と捨てた。
困っているのが、裏に積み上げてあったなん十個とあった発砲スチロールの箱だったが(存在じたいが謎である)、業者に頼み込んで始末してもらうことにした。
ホントに高齢者マンションに引っ越すのがあと何年か先だったら、立派なゴミ屋敷になったであろう。
三時間ほど黙々と作業して、オットも仕事に行かなければならない時間となる。
その前に、「自分にごほうびしようぜ」と行くことにしたのが…
とんかつ屋
この付近はとんかつ屋の名店が多く、その中でも、「ここは旨い!」とワイン仲間の隊長からもお墨付きがある店があるのである。
彼が押した店で外れることはまずない。
ランチ時は行列と言うので開店の10分前に行ってみた。
誰もいないので拍子抜けして
近くのミモザの大木を見てから、3分前くらいに店の前に立つと、それを合図のように、後ろに人が集まってきた。
私以外はみなオヤジ、時々兄ちゃん。
11時半きっかりに店があいて入ってみるとカウンターは7,8席 奥に二人席と四人席のテーブル。二人席が埋まると四人席は三人しか座れず、カウンターの後ろを通る時はカニ歩き。デブは不可。
席についたとたん、「ロース」「ロース」「ロース!」の声が・・・
1クール目の客の殆どがロース 一人がヒレ 一人がメンチとトン汁という変則技。
ワタシもヒレにしようかと迷ったが こういう時に多少のカロリーを気にしてもしかたがない。毒食わば皿まで じゃなくて カツ食わば脂身まで
出てきたロースかつ定食。
これに味噌汁がついている。
香ばしい衣は適度な厚み。思ったよりボリュームのある肉は柔らかくてジューシー、内側がほんのり薄ピンクのちょうどよい火の通り。
キャベツの切り方も美しくて口当たりもいいし。
「美味しいねえ」とオットと感動しながら食べていると
「ライスおかわり!」「キャベツ!」とこちらが半分も食べないうちにカウンターのあちこちから声が上がる。
カツ食うぞ、飯も食うぞ というオヤジの気迫が感じられる空間。
ワタシとしてはかなりがんばって一切れだけオットに助けてもらってほぼ完食。
ランチタイムはこの値段設定。この味でご飯やキャベツがおかわり自由ってかなりコスパがいいと思う。
それにしても出汁のトンコツはダメで、ロースはOKと、豚に怒られそうな好みだけど、とんかつ定食は、キャベツ、サラダ、味噌汁、漬け物、ご飯とちゃんと食べ物の種類も存在するので、同じオトコ飯でもバランスが取れていると思うよ。
多分あんまりかんすいとか添加物が身体にあわないのか食べた次の日になんとなく胃が重たくなるのである。
それに一種類のものでお腹いっぱいになるのが嫌いなので、あの熱い麺が丼に山盛りになっているのを見るとまずうんざりしてしまう。
飲みに行ったあとの〆がラーメンと言う人もいるが、胃袋の強靭さに驚くばかりである。
家から駅に行く道すがら、住宅街の中に一軒のラーメン屋がある。
以前そこは、知る人ぞ知る蕎麦の名店であった。
自分のところの石臼でそば粉を挽く店で、海苔や蒲鉾までこだわっていて、さすがにこの少量の盛りでこれかよと突っ込みたくなるくらいの値段設定だったが、味はめっちゃ美味しかった。
それが何かの事情で畳まれてしまい、そのあとに居抜きで引っ越して来たのが件のラーメン屋、もう7.8年前になるだろうか?
当然入ったことないが、わりに若い店主みたいだ。
それが2年ほど前から、行列のできる店になった。
昼頃そこを通ると必ず10人ほどが並んでいる。殆どが若い男の子で、スマホなどいじりながら、黙々とラーメン求めて寒さを堪えているんだから彼らにとって魅力的なのであろう。
それはそれでいいんだけど、私がホントに嫌なのは、朝そこを通ると、換気扇から仕込み中の換気を浴びてしまうこと。
もわっとした湿気を帯びた生臭い空気を頭から浴びると、身体に豚の脂と血の混じった分子にまとわりつかれる気がする。
そう、そこはトンコツラーメンの店なのである。
その店が見えると呼吸を止めて足早に通りすぎる(またはチャリを必死でこぐ)ことにしているが、それを忘れてトンコツ換気を頭から浴びると、店の前の「仕込み中」と書いてある下手な字の看板も蹴飛ばしたくなるくらい朝から気分が悪くなってしまう。
前の店の微かに漂ってきたあの昆布と鰹の清涼な香りが懐かしい。
と、話は変わるけど、昨日食べたモノ。
姑の部屋をリフォームすることになり、その業者とのうちあわせがあり、オットが半休をとったので、一緒に行って、姑の一番気にしている庭の手入れと、荷物の整理(殆どが溜め込んだ要らないものを棄てる作業)も行った。
もう書きたくないようなものまで溜め込んでいたけど、黙々と捨てた。
困っているのが、裏に積み上げてあったなん十個とあった発砲スチロールの箱だったが(存在じたいが謎である)、業者に頼み込んで始末してもらうことにした。
ホントに高齢者マンションに引っ越すのがあと何年か先だったら、立派なゴミ屋敷になったであろう。
三時間ほど黙々と作業して、オットも仕事に行かなければならない時間となる。
その前に、「自分にごほうびしようぜ」と行くことにしたのが…
とんかつ屋
この付近はとんかつ屋の名店が多く、その中でも、「ここは旨い!」とワイン仲間の隊長からもお墨付きがある店があるのである。
彼が押した店で外れることはまずない。
ランチ時は行列と言うので開店の10分前に行ってみた。
誰もいないので拍子抜けして
近くのミモザの大木を見てから、3分前くらいに店の前に立つと、それを合図のように、後ろに人が集まってきた。
私以外はみなオヤジ、時々兄ちゃん。
11時半きっかりに店があいて入ってみるとカウンターは7,8席 奥に二人席と四人席のテーブル。二人席が埋まると四人席は三人しか座れず、カウンターの後ろを通る時はカニ歩き。デブは不可。
席についたとたん、「ロース」「ロース」「ロース!」の声が・・・
1クール目の客の殆どがロース 一人がヒレ 一人がメンチとトン汁という変則技。
ワタシもヒレにしようかと迷ったが こういう時に多少のカロリーを気にしてもしかたがない。毒食わば皿まで じゃなくて カツ食わば脂身まで
出てきたロースかつ定食。
これに味噌汁がついている。
香ばしい衣は適度な厚み。思ったよりボリュームのある肉は柔らかくてジューシー、内側がほんのり薄ピンクのちょうどよい火の通り。
キャベツの切り方も美しくて口当たりもいいし。
「美味しいねえ」とオットと感動しながら食べていると
「ライスおかわり!」「キャベツ!」とこちらが半分も食べないうちにカウンターのあちこちから声が上がる。
カツ食うぞ、飯も食うぞ というオヤジの気迫が感じられる空間。
ワタシとしてはかなりがんばって一切れだけオットに助けてもらってほぼ完食。
ランチタイムはこの値段設定。この味でご飯やキャベツがおかわり自由ってかなりコスパがいいと思う。
それにしても出汁のトンコツはダメで、ロースはOKと、豚に怒られそうな好みだけど、とんかつ定食は、キャベツ、サラダ、味噌汁、漬け物、ご飯とちゃんと食べ物の種類も存在するので、同じオトコ飯でもバランスが取れていると思うよ。