局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

また出た! 珍マナーのツボ

2023-01-10 08:15:00 | 様々な思い
日経新聞の土曜日に配達されるnikkei+1 ここにマナーのツボというコーナーがあって何人かのマナー講師の先生方が執筆なさっているのですが、その中でワタシのツボに突き刺さる方がいらっしゃるんです。

できればこちらもお読み下さると幸いです。
前回書いた記事は↓

マナーは作るもの? - 局の道楽日記

ドラ(ムスコ)の就活以来、我が家は日経をとっている。まああんまり政治的なスタンスも偏ってないように思えるのでそれはそれでいいのですが、時々かなりひっかかるのが土...

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先週土曜もこの先生のご神託であった。



読みにくいでしょうから、ざっとまとめると、あけましておめでとうは三が日くらいまで。それ以降は新年おめでとうにしましょう。「あけまして」には「終わる」という意味もあるから新年が終わってしまうと困ります。
それでは目上にはどんな言葉がいいか・・・
かしこまって言うには「御慶申し上げます」がいいのではないでしょうか、との提言・・・・角川の俳句大歳時記と江戸時代の俳人の句からの講釈。週明け、目上の人に「御慶申し上げます」とあいさつしてみませんか。お相手が、どんな反応をなさるか楽しみです。
と結んでありました。

へええええ 「御慶申し上げます」 ですと。 最初に御慶って変換したら魚形って出ました。

もしあたしが誰かに「御慶申し上げます」なんて言われたら魚くん風に「ぎょぎょぎょ!」って返すよ、気持ちわるい。

まあこの先生のご提案はご自由だけど、やっぱりひっかかるのはご自分は「あけまして」をつけるのは三が日くらいでそれ以降は「新年おめでとう」と言っている。あけましては終わるという意味があるからだ って書いてる部分が結構勘に触る。
そりゃ~ 一月も二週目くらいになれば「あけまして」って言葉は自然に言わなくなり 「おめでと~」ってのも自然になくなり、単独で「今年もよろしくお願いします」くらいに推移していくのは普通の肌感覚なんじゃないですかね?
いちいちタブーやら決まりやら(それも誰が決めたか謎)を持ち込むから話がややこしくなるんだよ。

先生はマナー講師じゃなくて「マナーデザイナー」と自称しておられるところを見ると、既存のマナーを受けて教え諭す以上に、ご自分の感覚で創造性豊かにマナーを構築していく意欲が満々なのじゃないかと推察するんだけど それってどうなの?
せんせーの「個人的な感覚」を本気で信じて、それがマナーって思いこむ方々が増えるのも迷惑なんですが・・・

日本間の上座下座の決まりあたりはお客さんが出入り口から遠く床の間の前なんかに座るなんてのは合理的だとは思う。接待する側が出入り口側に居た方が便利だからね。
それ以外にマナー講師の方が提案する エレベーターの中とか車の乗り方とか細かいルールを作っちゃって、それを知らない人をマナー違反と決めつけられるような雰囲気が作られた世界は嫌ですね。その時々で合理的な判断やお互いの思いやりを表現でよろしいんじゃないんですかねえ・・・

こういう方々の提唱するマナーってのは目上だの目下だのの序列をはっきりさせたい、若しくは「自分はモノを知ってる」と知らない人へのマウンティング心を満足させ、それを喜ぶ人たちのために作られすぎてるよな~ ってよく思うんです。






コメント (7)
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