トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

遭遇は難しい

2008-09-29 | 小父のお隣さん

『おお来たかチョウゲンボウが刺して飛ぶ』

『蝶の口噴く汗吸いてこそばゆい』

暑さにヘキヘキして 日陰で呼吸を整えていたら

モンシロチョウがヒラヒラしだした

そのうち、座って脛にまわした腕に止まった

何をするのかと思って 見ていると 口を伸ばしてステッキのように突っつき始めた

非常に細いのにくすぐったい それに先端の動きは象の鼻を連想させた

蝶が給水するのは見ているし オシッコにも寄るからびっくりはしなかったが

皮膚の汗を直接吸いにきたのは初めてだ  あれっきりだったけど


遠い日を即配してくれる

2008-09-29 | 感じるままの回り道

『イガ開き生まれ出でしの栗の子よもう直ぐそこに冬迫り来る』

『ポトコトと逝く秋刻む栗時計』 Img_9762

 栗の季節になると あの童謡が思い出される

何故なのか情感をいっぱいに刺激する

歌は戦地の父を案じているとも聞いたが

私をセンチにする

勝栗は保存食として 兵糧食としてあったとも聞いた

少年時代 栗に糸を通して縁側につるして作ったものだ

硬くなるが甘味も増して 好きな遊びだったのだ 指が痛かったのを想いだす

今 栗の木の近くで作業をすると 実の落ちる音を聞くことが出来る

ポト コト と時計が時を刻むかのようで 栗時計だと思わずにはいられない


久方ぶりに姿見せたり

2008-09-29 | 小父のお隣さん

『雨降れば家で小さき粗大ごみ』

なんて自画自賛は人の道に反するから撤回するとしても、雨の日が続くと退屈・倦怠・落胆なんて、どこかの広告みたいになりかねない。

 幸いと言うか、ブログで時間を非常に消費されるので少しは緩和されると期待している。今日も雨で、身の置き場がないから、書き溜めた資料でブログにアップアップしています。

 Img_9771『見ーつけたシマの子昼寝顔隠し』

 気温が下がってきたせいか枯れ草の上で静かだ

頭は枯れ草に突っ込んでいるが

見えなくも無い

振動を与えてしまったら、うるさそうに動き出した。

『でいろうの糞枕して昼寝かな』 Img_9776

 糞をしっかりつけて昼寝中だ

草枕でなく糞枕とはなんともおおらかである

家の老犬は目も見えず、心不全で要介護だ

寝たままで排尿するから汚れる

オムツが必要になってきたんだろうか  泊りがけの旅行にもいけなくなった              


一番怖いお隣さん

2008-09-29 | 小父のお隣さん

『スズメバチ知らん顔して餌漁り豹変無くば悔しくもあり』

『狩り姿狩場と知りつスズメバチやはり恐ろしひっそり御免』

『スズメバチ蜘蛛を狙うわトンボ追う蜘蛛はダイブしトンボ反転』

びっくりした

女郎蜘蛛にホバリングだ

蜘蛛は間髪を入れずダイブだ

空中ではトンボに正面から挑む

トンボは直ぐ反転回避した

あの蜂の個性かどうか知らないが

おいらは動けずに

早く去ってくれと情けない


台風で思い出す

2008-09-29 | 旅行記

台風15号が心配だ。昨年の9号台風の時は旅行の予定で心配だった。

それは羽黒山での「山伏体験修行」を予定していたから。案の定、前日は風が吹き荒れた。

雨風の中、羽黒山に入り芭蕉翁を想いながら詠んだのが次のような句だ。

これは「二の坂茶屋」の投句箱に入れるつもりだったが忘れてしまったものだ。

9号台風遭遇の参道で詠む

『九の風修験の古杉歓喜天』

『翁舞い大杉吼える石の段』

『羽黒杉骨頂如何九の風』

『行者脇ケータイ片手に若駆ける』

『詣で前喰うを迷うや力餅』

南谷別院跡に詠む

『霧すべる池に沈むや殿蛙』

『水面逝く道映すオニヤンマ』

『蛙跳び蝉時雨れども影もなし』

『苔厚し南の谷は時に去り』

『翁追い苔滑らかな跡を踏む』

三山神社朝のお務めに詠む

『柏打つこだまも痛し朝務め』

『さあさあと大神申す祓いかな』

三山神社総殿参拝に詠む

『茅の葺き織り成す思い過去未来』

『八百万が切り端にのぞく茅総殿』