トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ラトルバックの試作

2024-12-02 | 何よりの楽しみ

 ラトルバックとかセルト石なんて言ったところで「何の骨体」もとえ「何のこったい⁉」と一般的には言われるのが落ちだけれど小生的にはその動きの特徴から「ガタガタ」と呼んでいる。1月の「森の市」向けに端材の玩具試作を始めたのだがそうそう端材も無くなって材料は購入しなくては数を揃えられない環境になった。その上、卓上丸鋸盤の台座兼容器の樹脂が劣化してばらばらと分解し始めて使えなくなった。それでも容器をベニヤ板で調達しようと試みたけれど金具の取り付け位置取りが難しく、またネジが錆びていて外れない。これではお手上げになる。精度の必要な切断は単なる丸鋸や鋸では難しい。

 さて、そんなボヤキもあるけれど古材の中から直ぐに使えそうな木片を拾い出して午後から作ってみた。午前はフイールドにいたのだが右肩が痛くて腕が上がらない状態で作業を行えば治癒が遅れるだけで、結局はミニ耕運機のオイル交換をしたり水域をぶらついたりして浪費したのだった。

 昼食前から縁台作業に入った。木片に製図をすればサンダーで削り形を整えて仕上げに入るだけだから加工は容易なのだが目標とする「ガタガタ反転」が出るかどうかは仕上げて見なければ分からない。今回の加工は回転中心凸面頂点に竹串を入れた。これで削り出しながら肝心の頂点を失ってしまうリスクが減る。最初の物はネットにある図面を参考に二本削り出してみたけれど思う様な動きをしてくれないし加工が結構面倒なので、そこで従来作っていた回転面の背分けを対角線にして作った。

 これの方が余程簡単だし個人的には失敗のない印象なのだ。しかし作って悦に入り喜ばれもしたのは十年も前の事なので勘所を忘れている。背分けを対角線にして裏表で逆方向に設えたので右回転、左回転と裏返せば両方ともガタガタ言って止まる。理屈はあるのだろうが「変なもの」に違いない。特別に作らなくても家の中にある物で回転させれば似たような動きをするのが見つかるはずだ。紡錘形の物は粗削りが追わり動きを確認しただけの段階で、長方形の物は仕上げが終わっている。稜線が不明瞭だけれど紡錘形と回転させる動きは同じ向きになる。

     


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