トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「ミヤマカワトンボ」

2020-06-16 | 小父のお隣さん
 フイールドではなかなかお目にかかれない。200mほど下った沢本川付近では珍しくも無いだろうが、そもそもフイールドの水辺は清流とは言い難い田んぼのような溜水帯である。
 体長が大きいトンボを近くで見られるのはクロスジギンヤンマあたりが多いけれどこのミヤマカワトンボを見ると新鮮な感覚が生ずる。眺める風景にも時には変化が必要なのだろう。コロナの心配が少なくなってお立ち寄り頂いたのかもしれない。ありがとうございますだ!。
 翅の独特の特徴、「どうして?」なんて疑問も生ずるが迷宮へ入り込まないようにしなくてはいけない。

               

ようやく定植にこぎつけた

2020-06-16 | 今日は真面目に
 思わぬ新型コロナ禍で定職を失ったであろう多くの勤労者の事を思うといささか「定植にこぎつけた」なんて表現は相応しくは無いだろうと思う反面、「何とか梅雨前に出来た」安堵感もあるのだ。「ステイホーム」で仕事が出来ず収入も途絶え、住処を失ったであろう人達にとっては文字通り「捨てぃ!ホーム」になってしまった。「居候」とか「間借り人」なんて存在は歴史的表現になってしまった現在、日銭が入らなければ即青天井生活になってしまう脆さを杞憂する税金泥棒は居ない!。何をやったところでしがみ付いていられる保証は、さすが特権「お手盛り」だけのことはある。

 さて閑話休題、桑の除伐が済み小生的な地拵えを済ませたところに実生のユズかカラタチの幼樹とクロモジ3本を定植できた。柑橘はアゲハの幼虫のホームステイ、シェアハウス用で、クロモジは見本樹的な役割である。棚田跡の一枚で南側にはエノキ林、オオムラサキを呼びたかったけれど地勢的・気象的に折り合わず、ヒオドシチョウやアカボシゴマダラなどが使っている。その北側なので明るい日陰でもあり、この環境はクロモジに良かろうとの判断だ。柑橘は東北の角に植え付けた。ここは東からの日射が届くから日射不足にはならないだろう。結実しなくとも葉が茂れば用を足せるし、もともと常緑広葉樹だけに日光不足にも強いはずである。
 棘だらけだから「ユズ」らしい柑橘、トンボ池の堤に2本植栽してあるが場所的に地中の水位が高くて健全な成長は望めなくて過ごさせてしまった。今回、影を落としていた桑の樹を除伐したから日照は回復したものの地中の状態は不変のままだ。

 この失敗は「食草園だから」とひとくくりでひとまとめにしてしまった結果で、樹種による環境選択は考えなかった。「まとめたかった」志向が失敗の元、味噌も糞も一緒のつもりはなかったのだが思慮分析が足りなかった見本でもある。

            ➡   クロモジ定植      柑橘幼樹