検査のため、母は1週間、ヨード制限食です(一人だけ別メニューも面倒なので父も)。
病院で食べてはいけないもののイラスト入り説明プリントを受け取りました。
食べててはいけないもの=ヨードを含む食品
海草類 マグロ カツオ さば さけなどの青身、赤身の魚 魚が原料の練り製品 えび いか 貝 出汁入りみそ、出汁しょうゆなど・・・・要するに、海のものがだめなんじゃろ?と母。 そんなに単純だといいんだけど。
いりこもだめ、花がつおもだめ、いつも使っている出汁パック(いりこや昆布を粉砕してパックにしたもの)もだめ、昆布エキスやカツオエキスのはいっている風味調味料もだめとなったら、ああ、出汁をどうしよう。
また、インスタント食品の中には魚介エキスとか、昆布エキスとかが含まれているものもありますから、成分表示をよ~く見ないと食べられません。 スーパーのお総菜なども何を使っているかわからないので×。 これでは、とても母には任せられません。 1週間、わたしは細心の注意を払って食事を作りました。 ところが、
1日目、 母がいりこの削り節を入れて大根を炊いていました。 食べる前にわたしが見つけてセーフ。 その日の午後、寒天入りのゼリーを見つけました。
「これは、食べないように。」
「もう、ひとつ食べた。」
「わたしに聞かないうちはなんにも食べたらいかん!」
それでも、店で買ったコロッケを食べていたりしてー。 やっぱり年寄りにはむずかし~い。
ヨードを含む食品は意外なところにもありました。 たとえばー
せんべい・・・・魚エキス入り
地元産のタマネギを使ったドレッシング・・・・寒天入り
赤いキャンデー・・・・赤色色素にヨードが含まれているのだそうです。
食べてはいけないというだけでなく、献立なども教えてくれるとありがたいんだけどと思いました。
参考までに、 ヨード制限食をお見せしましょう。 他の方のお料理ブログなどに比べると余りにも貧相ではずかしいのですけれど。 血糖値の高い父のためにカロリーは控えめにしてとなるとなかなか難しいのですよ。
白身魚はOKということなので、サヨリの煮付け 小松菜の煮びたし キャベツとキュウリの酢の物 そらまめの茶巾絞り ミニトマト
そら豆は母がうっかりと焦がしてしまったんですね。 それでこげた皮をむいでつぶしてラップでしぼりました。
煮豚 キャベツ、もやし、しいたけのスープ煮 かぼちゃの煮付け 野菜とたまごのサラダ
豚は、かたまりのまま塩こしょうして、包丁の先で突いたところにニンニクのかけらを押し込んで表面をフライパンで焼きます。 それをショウガやネギといっしょにゆでます。
ゴーヤチャンプルー 干し大根の煮物 水菜と油揚げのおひたし スティックサラダ
サラダに添えてあるマヨネーズは、お料理上手のAさんに伝授してもらったもの。 マヨネーズ1カップぐらいに、しょうゆ少々を垂らし、カレー粉や一味唐辛子、こしょうなどを入れます。 ニンニク1玉すべてをみじん切りにし、焦がさないように炒めてからさましてマヨネーズに加えます。 これがとてもおいしいのです。
ほかにも、 汁物はコンソメスープで、 肉のたれはショウガやごま、ニンニク、ニラなどを入れた自家製、酢の物も味ぽんは使わず自分で調合・・・・といった具合です。 でも、ふだんあまりインスタント食品や冷凍食品などは使ってないし、出汁しょうゆなども使ってないのでさほど苦にはなりませんでしたが、食材が限られることと、肉中心のメニューになるのがちょっと。 わたしも母もあまり肉は好きではないのです。
ところで、テレビを見ていたら、最近の幼稚園児のお弁当に異変が・・・・・
○ 子どもの好きなものだけを入れる。 子どもからチェックが入るんだそうですよ。 遠足の日だけならそれも許せますが、毎日それでいいの?
○ 赤、緑、黄色は必ず。 スティックや、はらんなどで彩りよく入れるんだそうです。 おいおい、赤、緑、黄色って栄養素で分類した食品を指すんですよ。
○ 赤の食品でミニトマトを入れる。 ないときはかにかまで代用。 ミニトマトのかわりにかにかまはないでしょう。 全くちがう栄養素です。
○ 菓子パン プリン ぜりーetc. おやつですか?
○ おにぎり スパゲティ グラタンがいっしょに。 炭水化物ばかりですねぇ、子どもが太りそう。
見ていておばさんはのけぞりそうになりました。 食の大切さは強調したつもりなんだけど、わたしの教え子たちは大丈夫か? もしものときヨード制限食やらアレルギー除去食やら作れるか?