あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

桑の実ソース

2008-06-15 23:38:39 | くらし

 2週間ほど前には鈴なりだった桑の実。 白いままで腐っていったり、とるのが遅くてひからびたりで、なかなかうまく収穫できません。 一度にたくさんとろうとするのが無理なのかもしれません。 これは足繁く木の元に通って、ひとつひとつ食べ頃をもぎとって口に入れるのが一番いいのかもしれません。


 


 父母の年代の人からはよく、桑の実を口を真っ黒にしながら食べた思い出を聞きました。 今のように甘いお菓子もそうそう食べられなかった時代、 戦時中の食糧難の時代、 桑の実は格別甘くおいしい思い出のようです。


 我が家にも桑の木がありますが、実家にもあります。 子どもの頃の思い出が忘れられないようで、母が植えました。 でも、残念なことにあまりおいしくないのです。 うちのほうがだんぜん甘いです。 きっと種類が違うのでしょうね。 実家のは実が大きくて立派なように思います。 鑑賞重視の種類かも~。


 これは実家の桑の実。 つやつや光って、ぶどうの巨峰を小さく小さくしたような実です。



 見かけはいいけどあまりおいしくないから、ジャムにしてと頼まれました。 でも、ジャムにはちょっとペクチンが足りないような気がします。 いつものフルーツソースにすることにしました。

  例によって簡単手抜きのマルベリー(桑の実)ソース。


 今回は緑色のへたをとらなければなりません。 これがなかなかとりにくくて、へたを引っ張ってると実をつぶしてしまうのですね。 手を紫色に染めてのへたとりです。


 つぎに砂糖をまぶしてしばらく置きます。


 少し水分が出てきたら火にかけて、弱火でこがさないように煮ます。 味見をしながら好みの甘さになるまで砂糖を加えます。 

 煮詰め加減もお好みで。 フルーツソースだと汁がたくさん出たところで火を止めますが、ジャムだともう少し煮詰めないといけませんね。 桑の実は煮ても実がつぶれにくく、ジャムにするのは手間がかかりそうです。 あまり粘りもありませんし。


 ていねいな人は、実を裏ごししたり、リキュールを加えたり、一手間かけるのでしょうが、わたしはこれで終わり。 桑の実もレモン汁を加える必要はありませんでした。 香りはあまりありませんが、濃厚な甘酸っぱさ。


 ヨーグルトにかけてみます。 わたしはいつもヨーグルトにかけた写真ですが、 ヨーグルトにかけると、ソースの色がよくわかるんですよ。


  うわっ、まっくろだ。



 でもまぜると・・・・・・



 きれいなワイン色やら赤紫やらのマーブル模様になりました。 紫いもみたいな色ですね。 強烈な色でおいしそうじゃない? いえ、おいしいです。


 母は水で割って、ジュースにしていました。 なるほど、そんな食べ方もあったか。 それじゃ、いちごみたいに牛乳にまぜたらどうなんだろう。 桑の実ミルク。  炭酸で割ったほうがさっぱりしてるかも? いろいろためしてみたいのですが、 残念、ソースはほんのちょっとしか作れませんでした。 

コメント (2)
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あじさいコレクション

2008-06-15 01:00:35 | 植物

   


 あじさいの美しい季節になりました。 
 紫陽花  七変化ともいいますね。 花の色が酸性土壌とアルカリ性土壌とでちがってきます。 酸性だと青色、アルカリ性だと赤色になるんですよね。 
 わたしが最初に勤めた学校の周辺ではあじさいはすべて青色でした。 それもかなり濃い色。 
 ある山のほうの学校では赤いあじさいを見かけました。 暗紫色に近い鮮やかな赤もあって、梅雨空のイメージとはかけ離れていましたが、あれがほしい!と思ったものです。 でも、うちの土地であの色がでるかどうかわかりませんのでそこで見て楽しむだけでしたが。


 さて、わたしのあじさいコレクション。 
 きっかけは、うちの近くに畑をもっているおじさんが植えていたやまあじさいです。 花びら(正確にはがく)の紅色がとてもきれいで、とても欲しかったのです。 思い切って株を分けてくださいとお願いしたら、快く分けてくださいました。 そのおじさん、実はとてもあじさいが好きでいろいろな種類を植えていたんですね。 そして、自分が植えているあじさいの全種類を株分けしてくれました。


 残念ながらやまあじさいは枯れてしまいましたが、とてもすてきなのが生き残りました。 ひとつは八重咲きで中のほうが緑がかったクリーム色、外に行くにしたがって淡いピンク、ブルー、薄紫と、ひとつの花の中に色の変化のある花。 まだ花が開いていません。 この花はいつも遅く、真夏に咲いたりします。


 もう一つはこれ


 


 アナベルです。 あじさいと同じ形の小ぶりの花がびっしりと咲いて手のひらを広げたくらいの大きさになります。 つぼみの時はグリーン、咲くと純白。 そして真夏を過ぎると、またグリーンになって立ち枯れていきます。 鮮やかな緑のドライフラワーになって、枯れても楽しませてくれるんですよ。


 そのあじさいの好きなおじさんは2,3年前に亡くなってしまいました。 でも、アナベルを見ると、働き者だったおじさんを思い出します。


 純白のあじさいはもう一つ。


 


 ずいぶん前に父がくれたものです。 30センチほどの茎に不釣り合いな大きな花が一輪。 それが今では大きな株になって大人の頭くらいの大きな花を咲かせます。 雨が降ると重くて地面に着きそうになるのです。


 西洋種のあじさいかな? あまり色が変わりません。 まだ小さくて2輪ほど花をつけただけです。



 がくあじさい。 これもおじさんにいただいたもの。 



 八重のがくあじさい。 涼しげでしょう? 実家の畑に捨てられていたのを拾ってきました。



 同じくがくあじさい。 隅田川・・・・じゃなくて隅田の花火。 ほんとに花火が夜空に開いたようですね。



 最後に、柏葉あじさい。 葉っぱが柏の葉に似ています。



 この花は、秋になると赤味を帯びた秋色になります。 その微妙な色の変化がとてもいいのです。 何年か前、公民館長さんのおうちでこれを見つけて、花を下さいとお願いしたら、「まだ少し楽しんでから」とのお返事。 男性も心惹かれる色なんだなあと思いました。 結局花はもらえなかった~


 悔しいから自分で植えました。 3年前に植えて、去年は一輪咲いただけ。 でも今年はー
 やったあ、5輪もつけています。 秋まで楽しめます。


 いかがでしょう、 わたしのあじさいコレクション。 全8種類です。 いや、やまあじさいがあります。 まだ咲いていません。 だから9種類。 でも、なぜか普通のあじさいがないんですよね。 うちの畑では花の色がどうなるんでしょうか、知りたい気も。 どこかで手に入れたらちょうど10種類になるか! 

コメント (2)
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