あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

秋にはどんぐりがー

2008-06-12 08:43:15 | 植物

 車の助手席で父が突然、言いました。
 「もう、栗の花が咲く時期かのう?」
 あれ? 栗の花のにおいでもしたかな? ガソリン高騰のこの頃、わたしは地球と自分の財布に優しく、エコ運転で冷房を入れず窓を開けて走っています。 確かに栗の花を見かける時期にはなりましたが、わたしは気づきませんでした。 


 その栗の花ですが、ちょうど写真を撮りやすい場所に植わっておりました。


 



 長い紐のような面白い花です。 花は好きなのですがー
 においは、きついです。 形容しがたいにおいです。 青臭いような、おしろい臭いような、むっとするような・・・・・ このにおいの中にいたら、すぐに鼻が疲れて働かなくなりそう。


 


 花の姿は、一ヶ月ほど前に咲いていた椎に似ています。 同じくりの仲間なんでしょうか。
 似ていると言えば、 さるショッピングセンターに植えられているこの木。


 


 花が咲いて、やっと何の木かわかりました。



 マテバシイです。 花が、椎とそっくり


 


 当然です。 マテバシイとスダジイやツブラジイとは同じ椎の仲間ですから。
 


 すでに小さなどんぐりができています。 秋が楽しみになってきました。 


  


 マテバシイと言えば、子どもたちが小さい頃お気に入りだった本に「大きな木がほしい」というのがありました。
男の子が、大きな木の上に家を造って、鳥や動物をお客にして・・・・と想像を広げていくお話。 きっと誰もが一度はあこがれたことのある「ツリーハウス」を建てられるほどの大きくて頑丈な木がほしいと願うお話です。 最後に、男の子とお父さんとでマテバシイの木を庭に植えるのです。 ツリーハウスが建てられるのは、男の子が大人になってからか、孫ができてからか、ずいぶん気の長い話ですが、一本の木に父と子が夢を託すのはとてもすてきだと思いました。  
 


 マテバシイという名前の木があることを知ったのはそのころです。 でも、実際にその木を見たのは、去年のしいの実探しの時。
 


 野生の椎の木はとても大きくて見応えがあります。 だから、広い駐車場でのびのびと育ったら・・・・大きくて見事でしょうね。でもそうなったら・・・・ 落ち葉やら、花の枯れたのやら、 しいの実やら、 鳥の糞やら、落とし物がいっぱいありそう。 
 やっぱり剪定してしまうんでしょうね。 


 どんぐりのできる木は、他にカシの仲間、ナラの仲間などがありますが、さて、どんな花が咲くのだろう。 ナラはともかく、うちにはウバメガシとシラカシがあって秋にはどんぐりが落ちるのに、 子どもたちとクヌギの木の観察もしたのに、


 花を見たことがありません。 


 それに、それに、


 松山へ通う国道沿いにはマテバシイの木が植えられているのに、これも花の咲いたのに気づかなかった・・・・・ 何年も何年も通っているのに・・・・・


 
 見てるようで見てないことがまだまだたくさん。 反省です。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする