あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

田植え日和

2008-06-08 23:40:25 | くらし

 今日は日曜日、昨夜からの雨はやみ、涼しい風の吹く曇り空。 田植え日和です。 とはいっても昔のようにどこのうちでも一斉に田植えというのではなく、早いところは4月頃から植えていますし、まだまだ準備中のところもあって田植えもばらばらのようです。



 こんな便利な機械ができて田植えも楽になりました。どこの田でも一人か二人で田植えをしています。 わたしが子どもの頃は「農繁休み」というのがあって、田植えの最盛期には2,3日の休みがありました。 子どもも手伝いをしなさいと言うわけです。 うちは父が勤めていた関係で日曜日にしか田植えをしませんでしたので、農繁休みは関係なし。 宿題もない、まるまる遊べる日だったんですよ。


 子どもの頃を思い出させる苗代を見つけました。 今時、苗代に直に籾を蒔いて育てるうちはめずらしいですね。 子どもができる田植えのお手伝いといったら、まず苗代の苗をぬくこと。 手にいっぱいぬいたら溝の水に根をつけてばしゃばしゃと土を洗い落とします。 それをわらで束ねて田んぼへ運ぶのです。 そして植えている人めがけて束を放り投げます。 植えている人は、投げられた苗を補充しながら手で植えていくのです。



 植え終わって間もない田んぼ。 田んぼに水が入ると、世界が広がったような気分になります。 水に映った空のせいかもしれません。



 わたしが一番好きなのは、田植え前の田んぼに水が入った状態を見ること。 さざ波が立つと海を連想します。  



 ほらね。 真ん中に模型の船でも浮かべれば、立派な海です。 



 20年以上前のことですが、カリフォルニアのユニバーサルスタジオへ行ったとき、映画づくりのからくりを知ってとても興味深かったです。 それこそ田んぼのような小さな池が、カメラを通してみると海に見えるのだということを初めて知りました。 映画作りを体験できる舞台では、来園した子どもたちが指示に従って演技をしていましたが、その達者なこと。 日本の子どもたちの表現力の違いを見せつけられてショックでした。


 その思い出のユニバーサルスタジオが、この間火事で焼けてしまったとか。 どうしたことでしょうね。 もう、思い出のアトラクションがないかと思うと、とても残念です。 また行く予定もないので、本当はどうでもいいことなんですけど・・・・・  

コメント (2)
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