桜三里を通ったついでに、5キロばかり寄り道をして、新聞で読んだ白猪(しらい)の滝近くにあるという菖蒲園に行ってきました。 白猪の滝は、学生時代に一度行ったことがあります。 冬の凍った滝がシャンデリアのように美しいので有名です。 確かバスを降りてしばらく細い道を滑りながら歩いたはず・・・・
ところが様子がすっかり変わっていました。 広い無料駐車場の周りは様々なあじさいが植えられ、 下の方を流れる白猪川の土手にもずらっとあじさいがー。 これが白猪の滝か? まるで観光地のようです。
そして砂防ダムにはなんと猪の親子のレリーフ! ここ数日降り続いた雨のせいか、まるで滝のように水が流れ落ちていました。 いっときますが、これが白猪の滝ではありませんよ。
菖蒲園は駐車場から300メートルほど歩いたところにありました。
花菖蒲って水辺に植えられ、水が必要なのかと思われがちですが、水がなくても大丈夫なんだそうです。 でも、山の中で見る菖蒲園はなんだか変わったものを見るような不思議な感じ。
この菖蒲園は、白猪の滝を訪れる人に楽しんでもらおうと、 あるご夫婦が自分の田にこつこつと植えられたものなのだそうですが、今年ご主人が亡くなってしまったんだそうです。 失意の奥様を近所の人が励まし、協力して今年も菖蒲園を開園できたんだとか。
入り口近くにはテントが張られ、お店がでていました。 売り上げは、菖蒲園の維持管理に使われるらしいです。
個人で育てた菖蒲園ですからさほど広くはありません。
でもここまで広げるのはずいぶん時間がかかったことでしょう。 わたしも以前、うちのあいている田んぼに花菖蒲を植えようかと思ったのですが、とてもこんなにはできませんねえ。 やめときます。
今がちょうど見頃の花菖蒲はとてもきれいでした。
雨露をうけて輝いていますね。
道は白猪の滝へと続いています。 この分だと車でかなり上まで行けそうです。 あじさいは杉木立の間を縫ってずっと上の方まで続いているようでした。
都会の森林公園みたいで、家族みんなで楽しめる森になっていました。 でも、 なんだか白猪の滝じゃな~い。 昔のワイルドな山の雰囲気がちょっぴり懐かしくなりました。