実家の土地に笹だらけの所があります。 そこをバラ園に改造しようと遠大な計画を立てました。
草を刈って、小さな笹には除草剤をふりかけて・・・・・ 葉っぱは枯れましたが新しい葉っぱがー。どうやら根っこが枯れずに残っているらしいです。 (根っこも枯れるって書いてあったのにぃ。)
バラとバラの間に横たわるへびのような根っこ。 途中で土にもぐってしまいました。 いったいどこまで続くのか。
掘っても掘っても根っこは続く・・・・・・
悪戦苦闘しているとき、ぴょんと飛び出した黒いもの。
黒いバッタです。
おお、すてき。 先日新聞に黒いトノサマバッタの写真が載っていたっけ。 黒いトノサマバッタは珍しいんだそうです。 それなのに、こんなに簡単に出会えるなんて。
羽がまだ短いところを見ると、完全な成虫じゃないみたいです。 それで何バッタなのかわかりません。まあ成虫になってもわからないだろうけど。
新聞によれば、黒いトノサマバッタは、住んでいる場所が黒い所だったため保護色で黒くなったのであろう、ということでした。 確かに飛び出したところは土が黒かったです。
ぶじこが小学1年生の時、夏休みの宿題で理科研究をしました。(ほとんど親の研究 ) 題して「かまきりはへんしんするかな?」
カマキリもトノサマバッタと同じように緑色の個体と、褐色の個体とがあるのですが、 カマキリは、環境によって体の色を変えるのか? というのがテーマです。 赤や黄色のプラスチックのバケツに一匹ずつカマキリを入れて、体の色がバケツの色に変わるかどうか調べたのですが・・・・・・
結論は、
変わりませんでした。
赤や黄色のカマキリなんか見たことない。 すくなくともうちの周辺では。 外国には花によく似たカマキリなんかがいるみたいですけど。 カマキリが自分の体の色に合わせて住む場所を選ぶのではないでしょうか。
では、このバッタは? 今後草むらで緑の体になるとも思えません。 褐色に戻るのかな? それともこのままなのか。 だとしたら保護色もなにも、草の中ではかなり目立つ色。 興味は尽きませんが、今更理科研究でもなし、そっとしておきました。もう一度大人になったバッタに会えるといいなあ、と思いながら。