あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

さぎの群れ

2008-06-20 08:21:10 | 生き物

 さぎの群れを見つけました。 全部で18羽。  写ってますよね? 全部を画面に入れるのはなかなか難しいのです。



 相変わらずピンぼけのへたな写真ですがご勘弁を。 まあ、写真ブログではないので写りよりはシャッターチャンス重視なのです。 いつもポケットにカメラを入れているからこそ撮れる写真もありますので。 
 ですからうっかりカメラを持ってくるのを忘れると悔しい思いをすることがあります。 3月頃、耕したばかりの田んぼでえさをあさるさぎの群れを見つけたのですが、あいにくカメラを持っていなくて。 なんせ、32羽もいましたから、いっせいに飛び立つと壮観でしたよ。 あのときに比べると半分ほどなので物足りないといえば物足りないのですが。


 アオサギのように等間隔に並んだ3羽。 向きもポーズも一緒です。 それを見ている一羽のゴイサギ。 なんだかドラマが生まれそう・・・・・ 


 


 何もおこりませんでした。


 ああ、飛んでいってしまう! 


 

 一羽が飛び立つとなぜか全部飛んでいってしまいます。 これは、一斉に飛び立つ直前の写真。 これもみんな同じポーズですね。 できるだけ近くで写そうと、そろっと近づくのですが田んぼ2枚分くらいのところまでくると一斉に飛んでいってしまいます。


 サギを追いかけてコンクリートの畦を歩いていましたら、いやなものを見つけてしまいました。  


 ジャンボタニシの卵です。 この前見たのは秋の終わり。 今頃からたまごがあるなんてー。 幼い稲を食い荒らされてたいへんなことになりそうです。 


 サギたちよ、ここの田んぼにも来てタニシを食べてください。 そうしたらわたしももっと近くで写真が撮れるかも。 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蛾の乱舞

2008-06-18 23:59:54 | 生き物

 朝、梅の木を見てびっくり。 無数のちょうちょらしきものが飛び回っています。 モンシロチョウよりも小さくて羽も弱々しげで、 ひらひらというより、懸命に羽を動かしてるんだけどゆらゆらとしか飛べてない感じ。 いったい何なのでしょう。

 たくさんの蝶がかくれているのですがわかりますか? わかりませんね。 すみません。 カメラの性能がよくないもんで・・・・。 さなぎもいますよ。 

 まだ羽の伸びきってないのもいました。 

 すでに交尾しているのも。 その横に網の中に入ったようになっているのがさなぎです。 生きている証拠に、さわると激しく動きます

 これから察するに、梅の葉を食べて大きくなって、葉の中でさなぎになって、梅の木の周りでパートナーを見つけ、産卵し、一生を梅の木で終えるらしいです。 せっかくとべるようになったのに遠くへもいかないで・・・・
蛾と蝶の違いがよくわからないのですが、なんとなく蛾だと思いました。 根拠は? さなぎの不気味さかな? きっと幼虫も不気味ですよ~。

 調べてみましたら、どうやら「ウメエダシャク」という蛾らしいです。 梅や桃の葉を食べて育つらしいです。 そういえば桃の葉にもとまっていました。

 成虫は、まあまあきれいで、蛾のイメージからは遠いですね。 木よりも花がよく似合いそうな蛾でした。

 幼虫は、よく見たことのある黒っぽいいもむし。 これだけの成虫が飛んでると言うことは、相当数の幼虫がいたものと思われます。 気がつかないでよかった。 興味のある方は検索してみてください。 ただし、気分が悪くなっても責任はとれません。

 柿の木には別の蛾の幼虫がいたのですが、あえて写真は載せません。 小さいいもむしが葉っぱにびっしりくっついているのは、鳥肌もんですよ。 

 これからいろいろないもむしが発生してくるので、木の下を歩くのは要注意です。 

 

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

赤いバッグ

2008-06-17 23:50:38 | レザークラフト

 深みのあるえんじ色の革に惚れ込んで買ってしまいました。


 メッシュの型押しバッグの型紙を使って、同じ形のバッグを作ってみました。 ただ、印象はずいぶんちがいます。


 ほら。

 前回のメッシュの型押しと、今回の赤い色革のバッグ


 


 そのままミシンで縫ったのでは、既製品と変わらなくなりますから、表に丸い花をアップリケしてみました。 特に何の花でもないけれど、しいて言えばタンポポの綿毛がならんでいるようなイメージ。


 革の表と裏とを組み合わせて、手縫いしてあります。 (本体の色が表、濃いえんじ色のスウェードが裏。) 一番外側は、テープ状に切った革でフリルを作りました。 


 


 ポケットはわざと表につけてあります。 金の金具がアクセントです。


 持ち手は、焦げ茶の既製品を使いましたが、中央を共革のテープでステッチして手作りらしさをだしてあります。 手提げだけれど肩にかけられる長さです。 
 持ち手はいつも悩むところです。 これでバッグの印象がずいぶんちがいますから。 結局最後まで決まらずに、教室へ持って行ってはみんなの意見を聞くのですが、だいたい形が仕上がって後から持ち手をつけるのは実は難しいのです。 本当はデザインの段階できちんと決めておき、計画的に順序よく作ればもう少し苦労が少なくなるのですが・・・・・
 今回も、あけてはならないところに穴をあけてしまい(それも2回も!)1回はやり直したのですが、2回目はさすがにその気力がなくてなんとかつじつまを合わせました。 どうにかわからないようにできてよかった。


 考えてみるとわたしは、赤いバッグばかり作ってるんですね。 えんじやワインレッドの革を見るとどうも腕がむずむずするようで。  


 何年か前につくったのは、教室の生徒たちの展示会の時買っていただきました。 売るつもりがなかったので値段もつけてなかったのですが、気に入って下さった方が是非にと言われて。 きっと大切に使って下さってることと思います。


 こちらは、革に硬い芯を貼ってかっちりと仕上げたバッグ。 ポケットはクジャクの羽をカービングしてあります。 すべて手縫いです。 
 これの持ち手は簡単。 最後に金具で革を挟むだけです。 イメージ通りの持ち手をつけるのに、手芸屋さんでカタログを端から端まで見て、取り寄せてもらいました。 黒のプラスチックと金とが2重になった持ち手ですっきりときれいなんですよ。 A4ノートが入る大きさです。



 これと同じ形で、ポケットがペイズリー模様のを今愛用しています。 マチ幅が狭いため、出し入れが少々不便なのが欠点ですが。 これもお友だちのあいだでは好評です。
 お店のT子さんによれば、赤いバッグはとても人気があるんだとか。


 「それが、若い人が持つかというとそうでもなくてね・・・・」
 「おばさんが?」 とわたし。
 「そんなにあからさまに言っては・・・・。 う~ん、 ちょっと年齢の高い女性によ。」
 つまりはおばさんじゃないの。 革の赤は中高年にとってはとても魅力的なのです。
 


 赤いバッグを4個も作ったわたしですが、もうひとつもっと鮮やかな赤で作ろうとしています。 今度はバケツ型ですよ。 乞うご期待。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドクダミは好きですか?

2008-06-17 00:33:04 | 植物

 ドクダミの花が咲いています。 


 無造作に積まれた石の間から長く伸びたドクダミ。 なかなかたくましい草です。


 


  このドクダミ、祖母は「十薬」と言っていました。 毎年ドクダミを刈ってつるして乾燥し、煎じて飲んでいました。その匂いのきついことと言ったら・・・・ 子どもの頃は、触る気にもなれませんでしたがー。 実際にドクダミが嫌いな人はどのくらいいるんでしょう。 わたしの周りには、あの匂いにもかかわらず「ドクダミが好き」という人のほうが多いのです。 


 花はとてもシンプル。 葉っぱの形もかわいくて、立ち姿がいいですね。 白い花びらは本当は総苞で、真ん中に塔のようにそびえているのが花です。



 このシンプルさが受けるのかもしれません。 
 そして、薬効がすごいらしいのです。 ドクダミを使った商品を調べましたら、なんと600件ほど出てきました。 


 読み切れません。 もちろん書けません。


 ドクダミの活用法も色々あって、青汁で飲むのが効果が大きいとか。 


 うえっ! 想像したらドクダミが嫌いになりそう。
 今年はドクダミの天ぷらを食べました。 きついにおいは和らいでほんの少し匂うだけ。 子どもの頃のように嫌いではなくなりました。 そして花はもちろん大好きです。 2枚ばかりスケッチをしておきました。


 こちらは斑入りの園芸種。 カメレオンという名の通り、様々に変化した斑が入っています。


  石の間にいろいろな野草とともに植えています。



 このカメレオン、おもしろいことに 背の高い草陰にあるのはこんな風にグリーンの濃淡がつくだけ。


 
 


 それが草をのぞいて日に当ててやると赤や黄色になるのです。 不思議。



 わたしはおもしろい植物だと思うのですが、あまり植えているのを見かけません。 やはりあの匂いのせいでしょうか。 薬効は自然の物と同じにあるのか、それも興味深いところです。 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桑の実ソース

2008-06-15 23:38:39 | くらし

 2週間ほど前には鈴なりだった桑の実。 白いままで腐っていったり、とるのが遅くてひからびたりで、なかなかうまく収穫できません。 一度にたくさんとろうとするのが無理なのかもしれません。 これは足繁く木の元に通って、ひとつひとつ食べ頃をもぎとって口に入れるのが一番いいのかもしれません。


 


 父母の年代の人からはよく、桑の実を口を真っ黒にしながら食べた思い出を聞きました。 今のように甘いお菓子もそうそう食べられなかった時代、 戦時中の食糧難の時代、 桑の実は格別甘くおいしい思い出のようです。


 我が家にも桑の木がありますが、実家にもあります。 子どもの頃の思い出が忘れられないようで、母が植えました。 でも、残念なことにあまりおいしくないのです。 うちのほうがだんぜん甘いです。 きっと種類が違うのでしょうね。 実家のは実が大きくて立派なように思います。 鑑賞重視の種類かも~。


 これは実家の桑の実。 つやつや光って、ぶどうの巨峰を小さく小さくしたような実です。



 見かけはいいけどあまりおいしくないから、ジャムにしてと頼まれました。 でも、ジャムにはちょっとペクチンが足りないような気がします。 いつものフルーツソースにすることにしました。

  例によって簡単手抜きのマルベリー(桑の実)ソース。


 今回は緑色のへたをとらなければなりません。 これがなかなかとりにくくて、へたを引っ張ってると実をつぶしてしまうのですね。 手を紫色に染めてのへたとりです。


 つぎに砂糖をまぶしてしばらく置きます。


 少し水分が出てきたら火にかけて、弱火でこがさないように煮ます。 味見をしながら好みの甘さになるまで砂糖を加えます。 

 煮詰め加減もお好みで。 フルーツソースだと汁がたくさん出たところで火を止めますが、ジャムだともう少し煮詰めないといけませんね。 桑の実は煮ても実がつぶれにくく、ジャムにするのは手間がかかりそうです。 あまり粘りもありませんし。


 ていねいな人は、実を裏ごししたり、リキュールを加えたり、一手間かけるのでしょうが、わたしはこれで終わり。 桑の実もレモン汁を加える必要はありませんでした。 香りはあまりありませんが、濃厚な甘酸っぱさ。


 ヨーグルトにかけてみます。 わたしはいつもヨーグルトにかけた写真ですが、 ヨーグルトにかけると、ソースの色がよくわかるんですよ。


  うわっ、まっくろだ。



 でもまぜると・・・・・・



 きれいなワイン色やら赤紫やらのマーブル模様になりました。 紫いもみたいな色ですね。 強烈な色でおいしそうじゃない? いえ、おいしいです。


 母は水で割って、ジュースにしていました。 なるほど、そんな食べ方もあったか。 それじゃ、いちごみたいに牛乳にまぜたらどうなんだろう。 桑の実ミルク。  炭酸で割ったほうがさっぱりしてるかも? いろいろためしてみたいのですが、 残念、ソースはほんのちょっとしか作れませんでした。 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あじさいコレクション

2008-06-15 01:00:35 | 植物

   


 あじさいの美しい季節になりました。 
 紫陽花  七変化ともいいますね。 花の色が酸性土壌とアルカリ性土壌とでちがってきます。 酸性だと青色、アルカリ性だと赤色になるんですよね。 
 わたしが最初に勤めた学校の周辺ではあじさいはすべて青色でした。 それもかなり濃い色。 
 ある山のほうの学校では赤いあじさいを見かけました。 暗紫色に近い鮮やかな赤もあって、梅雨空のイメージとはかけ離れていましたが、あれがほしい!と思ったものです。 でも、うちの土地であの色がでるかどうかわかりませんのでそこで見て楽しむだけでしたが。


 さて、わたしのあじさいコレクション。 
 きっかけは、うちの近くに畑をもっているおじさんが植えていたやまあじさいです。 花びら(正確にはがく)の紅色がとてもきれいで、とても欲しかったのです。 思い切って株を分けてくださいとお願いしたら、快く分けてくださいました。 そのおじさん、実はとてもあじさいが好きでいろいろな種類を植えていたんですね。 そして、自分が植えているあじさいの全種類を株分けしてくれました。


 残念ながらやまあじさいは枯れてしまいましたが、とてもすてきなのが生き残りました。 ひとつは八重咲きで中のほうが緑がかったクリーム色、外に行くにしたがって淡いピンク、ブルー、薄紫と、ひとつの花の中に色の変化のある花。 まだ花が開いていません。 この花はいつも遅く、真夏に咲いたりします。


 もう一つはこれ


 


 アナベルです。 あじさいと同じ形の小ぶりの花がびっしりと咲いて手のひらを広げたくらいの大きさになります。 つぼみの時はグリーン、咲くと純白。 そして真夏を過ぎると、またグリーンになって立ち枯れていきます。 鮮やかな緑のドライフラワーになって、枯れても楽しませてくれるんですよ。


 そのあじさいの好きなおじさんは2,3年前に亡くなってしまいました。 でも、アナベルを見ると、働き者だったおじさんを思い出します。


 純白のあじさいはもう一つ。


 


 ずいぶん前に父がくれたものです。 30センチほどの茎に不釣り合いな大きな花が一輪。 それが今では大きな株になって大人の頭くらいの大きな花を咲かせます。 雨が降ると重くて地面に着きそうになるのです。


 西洋種のあじさいかな? あまり色が変わりません。 まだ小さくて2輪ほど花をつけただけです。



 がくあじさい。 これもおじさんにいただいたもの。 



 八重のがくあじさい。 涼しげでしょう? 実家の畑に捨てられていたのを拾ってきました。



 同じくがくあじさい。 隅田川・・・・じゃなくて隅田の花火。 ほんとに花火が夜空に開いたようですね。



 最後に、柏葉あじさい。 葉っぱが柏の葉に似ています。



 この花は、秋になると赤味を帯びた秋色になります。 その微妙な色の変化がとてもいいのです。 何年か前、公民館長さんのおうちでこれを見つけて、花を下さいとお願いしたら、「まだ少し楽しんでから」とのお返事。 男性も心惹かれる色なんだなあと思いました。 結局花はもらえなかった~


 悔しいから自分で植えました。 3年前に植えて、去年は一輪咲いただけ。 でも今年はー
 やったあ、5輪もつけています。 秋まで楽しめます。


 いかがでしょう、 わたしのあじさいコレクション。 全8種類です。 いや、やまあじさいがあります。 まだ咲いていません。 だから9種類。 でも、なぜか普通のあじさいがないんですよね。 うちの畑では花の色がどうなるんでしょうか、知りたい気も。 どこかで手に入れたらちょうど10種類になるか! 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

たばこの花

2008-06-14 00:15:02 | 植物

 国道沿いに植えられているたばこ。 2,3週間前からつぼみをつけていたので密かに期待していました。 たばこ畑は、かつての通勤路沿いにあって見なれていたのに、花を見たことなかったからです。 


 先週、ようやく花が咲いているのを見つけました。 でもなぜか一列だけです。 よく見ると、ほかのたばこは頭頂部が切り取られていました。


 


 そして今週は、その一列の頭頂部も切り取られていました。 どうして頭頂部を切り取るのか、 なぜ1列だけ残していたのかわかりません。 たばこってだれでもが栽培できるというものではないので、わからないことだらけです。 


 花はやさしいピンク。 


 


 近くで見るとペチュニアに似ていますね。


  


 たばこは背丈の高い植物です。 それが広い畑にびっしり植えられているのですから、なかなか見応えがあります。


 たばこの自動販売機に「タスポ」が導入されて、自動販売機の売り上げが減っているそうです。 それに最近は、学校でも禁煙教育をするところが増えてきました。 体によくないのですから、喫煙者が減ることは歓迎すべきですが、今からはこの広々としたたばこ畑もだんだん見られなくなっていくでしょうね。 そう考えるとちょっとさびしい気もします。


 話変わって、こちらは花を楽しむ「はなたばこ」。 


 


 はっぱもたばこに似ています。 でも背丈はずっと低いです。


 


 わたしはたばこは嫌いですが、この花は好きで何度か畑に植えました。 でも、花をつけるのはいつも1,2輪。 どうしてなんでしょう。  プランターの中でだってこんなににぎやかに咲いているというのに。 


 単に世話のしかたが悪いだけだったりして  

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブルーのしだ

2008-06-13 07:40:59 | 植物

 山の木陰の茂みでこんなものを見つけました。


 


 葉っぱが青い!


 そばにあるほかの葉などと比べると、緑ではないことがはっきりします。 ブルーのシダ? それともこけ?の群れは、まるで深い海のなかの珊瑚を見ているよう。 このシダのあるあたりだけが幻想的な雰囲気に包まれていました。


 


 ヒカゲカズラだというのですが、どうも普通のヒカゲカズラとは様子がちがいます。 園芸種かな? だとしたらなぜあんなところに、あんなにいっぱい? 誰かが捨てたのが繁殖したのでしょうか? 


 これで苔玉を作ったらきれいだろうな。 それともいっぱい鉢に植えたらどうかしら? アレンジにも使えそう。 少し持ち帰ってとりあえず小さなガラスの花瓶に挿してみました。


 繊細な葉っぱに似合う花はないかなとそのあたりを探してみましたら、ちょうどシロタエギクの花が咲いています。 涼やかな白っぽい葉っぱのほうが花壇などに利用されて、花は鑑賞目的ではないそうな。 でも、よく見るとこんなにかわいい花。


 


 ブルーのシダと一緒に花瓶に入れてみました。 


 


 なかなかいいなあ、と自画自賛です。 シロタエギクの花が、白っぽい葉の中にいるときより輝いて見えるではないですか。 珊瑚の中を泳ぐ熱帯魚みたい。 


 お店で売られている豪華で華やかな花ももちろん好きですが、そのあたりで目にも留めらず生えている植物たちにも心惹かれるものはたくさんあります。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋にはどんぐりがー

2008-06-12 08:43:15 | 植物

 車の助手席で父が突然、言いました。
 「もう、栗の花が咲く時期かのう?」
 あれ? 栗の花のにおいでもしたかな? ガソリン高騰のこの頃、わたしは地球と自分の財布に優しく、エコ運転で冷房を入れず窓を開けて走っています。 確かに栗の花を見かける時期にはなりましたが、わたしは気づきませんでした。 


 その栗の花ですが、ちょうど写真を撮りやすい場所に植わっておりました。


 



 長い紐のような面白い花です。 花は好きなのですがー
 においは、きついです。 形容しがたいにおいです。 青臭いような、おしろい臭いような、むっとするような・・・・・ このにおいの中にいたら、すぐに鼻が疲れて働かなくなりそう。


 


 花の姿は、一ヶ月ほど前に咲いていた椎に似ています。 同じくりの仲間なんでしょうか。
 似ていると言えば、 さるショッピングセンターに植えられているこの木。


 


 花が咲いて、やっと何の木かわかりました。



 マテバシイです。 花が、椎とそっくり


 


 当然です。 マテバシイとスダジイやツブラジイとは同じ椎の仲間ですから。
 


 すでに小さなどんぐりができています。 秋が楽しみになってきました。 


  


 マテバシイと言えば、子どもたちが小さい頃お気に入りだった本に「大きな木がほしい」というのがありました。
男の子が、大きな木の上に家を造って、鳥や動物をお客にして・・・・と想像を広げていくお話。 きっと誰もが一度はあこがれたことのある「ツリーハウス」を建てられるほどの大きくて頑丈な木がほしいと願うお話です。 最後に、男の子とお父さんとでマテバシイの木を庭に植えるのです。 ツリーハウスが建てられるのは、男の子が大人になってからか、孫ができてからか、ずいぶん気の長い話ですが、一本の木に父と子が夢を託すのはとてもすてきだと思いました。  
 


 マテバシイという名前の木があることを知ったのはそのころです。 でも、実際にその木を見たのは、去年のしいの実探しの時。
 


 野生の椎の木はとても大きくて見応えがあります。 だから、広い駐車場でのびのびと育ったら・・・・大きくて見事でしょうね。でもそうなったら・・・・ 落ち葉やら、花の枯れたのやら、 しいの実やら、 鳥の糞やら、落とし物がいっぱいありそう。 
 やっぱり剪定してしまうんでしょうね。 


 どんぐりのできる木は、他にカシの仲間、ナラの仲間などがありますが、さて、どんな花が咲くのだろう。 ナラはともかく、うちにはウバメガシとシラカシがあって秋にはどんぐりが落ちるのに、 子どもたちとクヌギの木の観察もしたのに、


 花を見たことがありません。 


 それに、それに、


 松山へ通う国道沿いにはマテバシイの木が植えられているのに、これも花の咲いたのに気づかなかった・・・・・ 何年も何年も通っているのに・・・・・


 
 見てるようで見てないことがまだまだたくさん。 反省です。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

絵描き虫の展覧会

2008-06-10 23:18:05 | 生き物

 サルビアの葉っぱに虫の這ったあとを見つけました。



 この虫をめぐって、花屋の若い人の間でちょっとした論争になったそうです。 すなわち、一人はハモグリバエだと言い、もう一人は絵かき虫だと言う・・・・・


 正解は? どちらも合ってます。 ハモグリバエ=絵描き虫。 一方は正式な名前、一方は一般的に庶民が言ってる名前というだけです。 葉っぱの中に潜って成長するハエという、プロフィールを説明しているような名前と、目で見て感じたままを言っているような名前。 わたしはどちらかというと「絵かき虫」派です。 くねくねと曲がった軌跡を「絵描き」とはよく言ったものです。 いっそ「エカキハモグリバエ」とでもしたら、この虫のプロフィールがいっそう鮮明になるのではないかしら。


 一枚の葉でハモグリバエの半生を見ることができます。


 卵。 たくさんついてますねえ。


 


  幼虫が葉を食べた軌跡。 ハエの幼虫ってーウジ虫ですよ。 どこから始まっているかわかりますか?


 


 なんとなく太い方から始まって、細い方へ消えていくような感じがしますが実は反対。 卵からふ化したばかりの幼虫は小さく、だんだん成長して軌跡も太くなります。 そして突然行方不明。


 ではなかった。 葉裏を見ると、さなぎになってへばりついています。 



 そして羽化して飛び去ります。


 成長の軌跡はひとつとして同じ物はなく


 こんなふうに複雑に歩んだものもあります。それも、2匹以上が絡み合ったようですね。


 


 では、絵描き虫たちの作品をごらんください。



  なかなか個性的な作品が揃っています。 すべて線がきですがね。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする