あじさいの美しい季節になりました。
紫陽花 七変化ともいいますね。 花の色が酸性土壌とアルカリ性土壌とでちがってきます。 酸性だと青色、アルカリ性だと赤色になるんですよね。
わたしが最初に勤めた学校の周辺ではあじさいはすべて青色でした。 それもかなり濃い色。
ある山のほうの学校では赤いあじさいを見かけました。 暗紫色に近い鮮やかな赤もあって、梅雨空のイメージとはかけ離れていましたが、あれがほしい!と思ったものです。 でも、うちの土地であの色がでるかどうかわかりませんのでそこで見て楽しむだけでしたが。
さて、わたしのあじさいコレクション。
きっかけは、うちの近くに畑をもっているおじさんが植えていたやまあじさいです。 花びら(正確にはがく)の紅色がとてもきれいで、とても欲しかったのです。 思い切って株を分けてくださいとお願いしたら、快く分けてくださいました。 そのおじさん、実はとてもあじさいが好きでいろいろな種類を植えていたんですね。 そして、自分が植えているあじさいの全種類を株分けしてくれました。
残念ながらやまあじさいは枯れてしまいましたが、とてもすてきなのが生き残りました。 ひとつは八重咲きで中のほうが緑がかったクリーム色、外に行くにしたがって淡いピンク、ブルー、薄紫と、ひとつの花の中に色の変化のある花。 まだ花が開いていません。 この花はいつも遅く、真夏に咲いたりします。
もう一つはこれ

アナベルです。 あじさいと同じ形の小ぶりの花がびっしりと咲いて手のひらを広げたくらいの大きさになります。 つぼみの時はグリーン、咲くと純白。 そして真夏を過ぎると、またグリーンになって立ち枯れていきます。 鮮やかな緑のドライフラワーになって、枯れても楽しませてくれるんですよ。
そのあじさいの好きなおじさんは2,3年前に亡くなってしまいました。 でも、アナベルを見ると、働き者だったおじさんを思い出します。
純白のあじさいはもう一つ。

ずいぶん前に父がくれたものです。 30センチほどの茎に不釣り合いな大きな花が一輪。 それが今では大きな株になって大人の頭くらいの大きな花を咲かせます。 雨が降ると重くて地面に着きそうになるのです。
西洋種のあじさいかな? あまり色が変わりません。 まだ小さくて2輪ほど花をつけただけです。

がくあじさい。 これもおじさんにいただいたもの。

八重のがくあじさい。 涼しげでしょう? 実家の畑に捨てられていたのを拾ってきました。

同じくがくあじさい。 隅田川・・・・じゃなくて隅田の花火。 ほんとに花火が夜空に開いたようですね。

最後に、柏葉あじさい。 葉っぱが柏の葉に似ています。

この花は、秋になると赤味を帯びた秋色になります。 その微妙な色の変化がとてもいいのです。 何年か前、公民館長さんのおうちでこれを見つけて、花を下さいとお願いしたら、「まだ少し楽しんでから」とのお返事。 男性も心惹かれる色なんだなあと思いました。 結局花はもらえなかった~
悔しいから自分で植えました。 3年前に植えて、去年は一輪咲いただけ。 でも今年はー
やったあ、5輪もつけています。 秋まで楽しめます。
いかがでしょう、 わたしのあじさいコレクション。 全8種類です。 いや、やまあじさいがあります。 まだ咲いていません。 だから9種類。 でも、なぜか普通のあじさいがないんですよね。 うちの畑では花の色がどうなるんでしょうか、知りたい気も。 どこかで手に入れたらちょうど10種類になるか!