旧暦の大晦日にあたる節分の日、京都の寺社でも節分祭などが行われました。
いつもの年は吉田神社さんや壬生寺さんなどへ行きますが今年は平安神宮へと行って来ました。
平安時代に宮中行事として行われてきた「大儺(だいな)の儀」が行われます。
方相氏が疫鬼を追い払うという追難式(鬼やらい)の古式を復元したもので
まずは本殿前で儀式が行われます。 五色の絹や餅米など再現されたお供え物
陰陽師が6人の斎朗をひきつれてやってきます。
独特の歩き方をする陰陽師、祭文を奏上します。
色鮮やかな古代衣装
方相氏が矛と盾を打ち鳴らし「鬼やらう」と発声しながら斎場の周囲を3度廻ります。
四つ目の面をかぶった呪師の方相氏、童子を従え四門をめぐって鬼を祓います。
常人の倍もの眼力があるという迫力ある面!
次に応天文南側に移動し本殿前と同じ儀式をします。
上卿が桃の弓に芳の矢で東北と北西を打ちます。
殿上人が桃の杖で北東、南東、南西、北西の四方を撃ち邪気を祓います。
とにかく”桃”には穢れや邪気払いの意味があったみたいですね。
儀式はこれで終わり午後3時からは豆まきなどが行われました。
狂言も上演
無料で甘酒もふるまわれました。