京都&神楽坂 美味彩花
京都と神楽坂を行ったり来たり、風景などを綴っています。
 



 
長い間、工事用のシートで覆われていた西本願寺「伝道院」が久しぶりに姿を現しています。
この建物は本願寺の宗教的なものではなく真言宗徒生命保険会社の社屋として明治45年(1912年)に造られたそうで
堀川通からもちらりと見えますが1本東側の油小路通りと正面通りの交差点東南角に建っています。
煉瓦造り2階建、石造りの塔屋や窓などデザイン的にも面白いもので京都市指定文化財になっています。
仏具店が並ぶ正面通りに突如として現れるレンガ造りの洋館?
でもよく見るととてもアジアっぽい建物!

建築設計者は東京帝国大学工学部の伊東忠太博士で
京都では平安神宮や祇園閣、東京では築地本願寺や湯島聖堂、靖国神社神門などを設計
個性の強い建築家としても有名な方だそうです。


伊東忠太博士繋がりで「湯島聖堂」も載せてみます(昨年春撮影)
元禄3年(1690年)徳川綱吉公によって林羅山の孔子廟を移築し
儒学振興の為のとした建物ですが関東大震災で入徳門と水屋以外は全て焼失
昭和10年に寛政時代の旧制を模して現在の建物を再建しました。

青銅の屋根に黒一色の扉や柱などインパクトのある建築です。
アジアンチックなデザイン!

この一画に居ると日本ではなく違う国に来たような不思議な感じがする場所

御茶ノ水の聖橋を渡ると本郷通り沿いにあります。



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