昨日行われた曳初めの最後は長刀鉾、3時からの菊水鉾が少し遅れたため四条烏丸まで行くと3時半からの鉾は既に動き出していて追いかけながらのすごい暑さにもかかわらず長刀鉾の曳き手はさすがに一番多く沢山の人綱を引くと一年の厄除けになるとされています。富小路通辺りまで行き引き返す。 御稚児さんも乗り舞も披露し巡行本番さながらの本格的な曳初めでした。
函谷鉾の次は2時半から鶏鉾の予定でしたが準備が間に合わず3時からの菊水鉾が先に曳初めしました。室町通を南に下り四条通を越えた辺りまで行き引き返します。因みにこの四条通と室町通の交差点は東西南北(東に函谷鉾、西に月鉾、南に鶏鉾、北に菊水鉾)に鉾を眺めることができ祇園祭期間は『鉾の辻』とも呼ばれています。 釘を一切使わない縄がらみで組み立てられていく鉾、前掛け後ろ掛け、水引きなど飾付けは2時間程で仕上がります。
12日、午後1時から月鉾の次は2時から「函谷鉾」の曳初め、四条通を東へ移動し烏丸通の交差点の辺りまで行って帰ります。
今日の京都市内は雷雨に見舞われ船鉾の曳初め中止になったとか・・・蟷螂山は午前中に、北・南観音山は午後から行われたようです暑いのも大変ですが雨も大変京都府には竜巻注意報も出され荒れ模様でした。写真は昨日の新町通の鉾建ての様子、暑さを避けるためにブルーシートの屋根の下作業を行う所もありました。
曳初めは17日の山鉾巡行を前に行われる試し曳きで12日に月鉾・函谷鉾・鶏鉾・菊水鉾・長刀鉾が13日には放下鉾・船鉾・岩戸鉾・蟷螂山・北観音山・南観音山が行われます。一番最初に行われる曳初めが月鉾で予定通り1時に会所を出発! 小学生や一般の人達が綱を引き巨大な鉾を動かしました。因みに山鉾の中で一番重量のあるのが月鉾で総重量は11.88t(巡行時。人、懸想品含む)