京都&神楽坂 美味彩花
京都と神楽坂を行ったり来たり、風景などを綴っています。
 




報恩寺さんを出た後、歩いて2,3分程の近くのお寺「妙顕寺」さんへ・・・春の桜が美しい所です。
日蓮宗京都十六本山の1つで観光寺院でありませんが特別拝観では美しい3つの庭園が公開されています。
竹の庭と呼ばれる書院中庭は五角形の中に孟宗竹を配した珍しい造りで周りの回廊との調和が他にはない美しさです。
  
客殿前の枯山水「龍華飛翔の庭」は正面の勅使門の後方には5年の大改修を終えた本堂の大屋根が映えます。

拝観の入口は奥にある庫裏から入るようになっています。庫裏の横の大玄関
  
尾形光琳ゆかりのお寺ということで光琳の屏風絵を元に作られたと言う「光琳曲水の庭」
松と梅を配置し、竹の庭と合わせて「松竹梅」になっています。梅が咲き出すこれからが見頃かもしれません。



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今年の大河ドラマ「軍師官兵衛」、黒田官兵衛ゆかりの寺ということで、京の冬の旅では初公開のお寺「報恩寺」
官兵衛の長男で軍師の長政の宿舎となった寺院で最後に息をひきとった「最後の部屋」が残され
客殿には長政と官兵衛の位牌が安置されています。
  
見所は豊臣秀吉ゆかりの不思議な逸話をもつ「鳴虎図」(複製)で
秀吉が寺宝の図を聚楽第に持って帰ったところ毎夜吠えて眠れず寺に返したとか

宋 か明の時代に中国で描かれたと推定されています(舌を出した虎がなかなか迫力のある顔で圧倒されます)
  
重要文化財の梵鐘は平安末期のものと伝わり宇治平等院の梵鐘に比すべき古名鐘
「撞かずの鐘」として有名で、西陣の町に伝わる悲しい逸話があり、今でも除夜の鐘以外、普段は撞くことはないそうです。

報恩寺さんの門を出ると正面に河村織物さんの立派な町屋建築があります。西陣らしい趣が目を引きます。



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