長楽館には1、2階の西洋建築とは異なり3階に純和風の部屋があり
通常非公開ですが宿泊者のみ特別に見学することができます。
御成の間は書院造の和室で、天井や襖の引手、鍵隠しなどに村井家の家紋の三つ柏があしらわれ
違い棚や華頭窓など格式の高い造りです。
伊藤博文が滞在した際にこの御成の間の窓から東山を眺め長く楽しみが続くようにと名付けたのが
長楽館の由来なのだとか・・・
天井は折上格子天井でバカラ社製シャンデリアが使われ和洋が融合した空間になっています。
表千家にある書院形式の残月亭を模して造られたと伝えられる茶室の長楽庵
丸窓には和室に珍しいステンドグラスがはめ込まれています。
3階内側には欄干も設けられ上から見下ろすと和洋折衷な感じ
2階から見ると和室があるとは思えない階段の踊り場
3階に向かう途中にある喫煙の部屋
煙草を楽しむために作られた部屋は床は燃えにくいタイル素材
大理石と螺鈿が施された椅子が見事でした。