京都&神楽坂 美味彩花
京都と神楽坂を行ったり来たり、風景などを綴っています。
 




智積院さんの名称庭園はサツキの花に彩られる5月下旬から6月下旬頃が一番美しいとされています。
新緑の鮮やかさも加わり雨上がりということもあって一段と艶やかでした。
このお寺は豊臣秀吉が長子鶴松の菩提を弔うため建立した祥雲禅寺が前身で
”利休好みの庭”とは実際に利休さんが好んだということではないようで
秀吉により切腹を命じられ亡くなった利休ですがこの庭を見て
”利休が好みそうな庭だ”と言って偲んだという言い伝えからのようです。
  
中国の廬山を模って作られたとされていますが
自然石を用いて深山にいる様な落ち着きと雄大さがあり
利休さんが好んだのはそんな自然の美しさだったのかもしれません。
因みに滝が落ちる辺りは江戸時代に修築されたものだそうです。
余談ですが最近では某化粧品CMロケにも使われました。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )





京都へと戻りまして・・・「智積院」さんの利休好みの庭へ行ってみました。
皐月はだいぶ終盤になっていましたが入口付近の新緑が鮮やかです。
参道の桔梗はまだ少し早くちらほら咲き始めた程度で
今年は若干花数が少ないような???

桔梗はまだまだこれからですね

因みにこの桔梗の寺紋はお寺の建立に携わった豊臣秀吉の家来
加藤清正の家紋を採用したものだそうで
名古屋城など築城の名手でもあった清正を称え紋としたようです。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )





前ページから飯田橋繋がりということでプラーノの裏辺りにある中華料理のお店
「鳳凰」(フンファン)さんを載せてみます。
昼はランチもやっていて人気のようですが夜行くと独特な外観が特に際立ち
ここだけが中華街の様な異空間?な感じで面白いです。
一見入りにくそうですがとても気楽なお店です。
店内も古い中国の木彫りアンティーク家具などがあり
テーブルや椅子もそれぞれ凝っています。

メニューは普通の中華料理の定番、餃子や炒飯等々種類豊富!
お酒はかめ出し紹興酒の他、老酒や杏露酒などもありますが
お勧めは多分「かめ出し紹興酒」ですね。

突き出しはザーサイの水キムチだったか手作りの漬物で
珍しいものです。

餃子は皮がもっちりしていて味もしっかり
独特の香辛料の香りがほのかにして美味しいです。

レバニラ

生春巻き

麺類は坦々麺や焼きそば、ビーフンなどが人気のようですが
さっぱりとタンメンを頂きました。

定番中華料理を取ってもどれも個性があり
他のお店では味わえない本場中華という感じで
中国のお酒を色々飲みながら料理を味わうには良いお店
家族連れというよりは飲み会やグループで行くのに向いています。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )





手打蕎麦「金升」さんは飯田橋プラーノが出来る以前から同じ場所にあったお店で
駅周辺再開発工事の為に一時休業していましたが
建物完成後、昨年春頃から営業を再開されています。
店内はすっかり雰囲気が変わりカウンターとテーブル席、奥に打ち場ができていました。

メニューは以前とほぼ同じで鴨南蛮、きのこ蕎麦や玉子とじ蕎麦などの暖かいものから
ざる、天せいろ、納豆、とろろ等の冷たい蕎麦など
料理もシンプルな玉子焼きや天ぷらの他、焼き鳥が加わってました。

大山鶏の塩串焼き

豚肉かしらの辛味噌の串焼き

地酒も4種類程あり冷酒で楽しめます。

ビールはエビスとプレミアムモルツ

お蕎麦は変わらず美味しいです。
麺は細いですが程よい腰がありスッキリとした味わいの江戸前蕎麦

神楽坂も沢山お蕎麦屋さんが増えたので
わざわざ歩いて飯田橋まで行くこともなか~?という感じですが
お店の人がアットホームで感じ良くなんとなく気楽で足が向くお店です。
日曜・祝日定休



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )





ブログ「神楽坂のをと」を主催するばぁ茶んさんことマギード純子さんの
神楽坂本が鉄人社さんから出版されています。
タイトルもそのまま『神楽坂のをと』と分かりやすいです。
文悠さんを始め芳進堂さん、文鳥堂さん、ブックスサカイさん、文教堂さん(富士見町)等で販売中!
プロカメラマンでもあるばぁ茶んさんのお写真が素敵なのはもちろんのこと
お店ピックアップの押さえどころがなかなか良いです
他の神楽坂本に無いのは子供さん連れでもOKな店かどうか
またOKな時間帯はいつか?など詳しく載せられていて便利
ママ目線が生かされているところも面白いです

家で飾らせて頂いているポストカード
「地球のほほえみ」の中のお気に入りの1枚
フォトギャラリーはこちら



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )





海外の国賓などを迎える場所として有名な元赤坂の迎賓館
通常、門は閉ざされ入ることはできませんがゲートだけでもなかなか立派な物です。
しかし守衛さんや警察車両等々で若干、写真の撮りにくい雰囲気(?)の所ではあります
京都迎賓館同様、年に1回(8月頃)一般参観が行われ建物内部を見ることができるそうです。

敷地は元紀州徳川家の江戸中屋敷があった所の一部だそうで
当初は明治時代に東宮御所(皇太子さんの住まい)として建てられたそうですが
あまりにも豪華すぎて実際には殆ど住居としては使われなかったとか
迎賓館になる前は国立図書館やら法務庁やら裁判所などにも使われ
昭和49年(1967年)から迎賓館として使われるようになったようです。
建物は日本唯一のネオ・バロック様式で珍しく国宝指定の西洋建築。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )





今回の人形町ラストは甘味処「初音」さん
創業は天保8年(1837年)の老舗で屋号は歌舞伎の演目にも登場する
「義経千本桜」の”初音の鼓”にちなんで付けられとか・・・
その辺りもかつて人形町が歌舞伎で栄えていたことが伺えます。
水天宮さんの近くと言うこともあり戌の日は特にお店が賑わうようです。
店に入ると左側に大正時代の人形町の写真があり当時の様子が伺えます。
木のテーブルと椅子が置かれどこかレトロな感じ

メニューは甘味処ならではのものが揃っていますが
中でもあんみつが有名(お持ち帰りも可)
プレーンなものからクリーム、杏、バナナ、フルーツ等々種類も豊富
かける蜜も黒蜜か白蜜を選ぶことができます。
こちらは『抹茶クリームあんみつ』黒蜜かけ

『クリームあんみつ』白蜜かけ
程よい餡の甘さと寒天の歯ごたえが心地よく
さっぱりとした味わいの美味しいあんみつで
食事の後に寄るにもピッタリです。

出されるお茶は茶釜で沸かしたお湯で入れた煎茶
人形町通りに面した賑やかな場所にありながら何となくほっとするお店
2階では関東風なお好み焼きもやっています



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )





人形町でお昼を食べようという事で、向かったのは「芳味亭」さん
歌舞伎役者さんも楽屋飯を頼むことがあるという洋食のお店で
お座敷で食べる昔ながらの懐かしい洋食が有名。
昭和8年創業の風情ある建物は元は呉服屋さんだったそうです。

中に入ると1階はテーブル席が少しありますが
2階はお座敷になっていて座卓置かれそこで食事を頂くというスタイル
お茶とお箸が出されお料理屋さんの様な雰囲気です。

メニューはかなり豊富でカレーライスやスパゲッティ
グラタン、オムレツ、ハヤシライスといった
古くからある洋食屋さんらしいものが揃っています。

姉に言わせるとここはシチューがお勧め!ということですが
メニューは”シチュー”ではなく”スチュー”となっています
江戸っ子は”サシスセソ”が上手く発音できないので
当初の”スチュー”をそのまま残しているのかもしれません。
その”スチュー”が入っている洋食弁当というのを頂く事に・・・

洋食弁当の上(2350円)は2段になっていて料理とご飯に分かれています。
中に入る揚げ物はカツかクリームコロッケかを選べ
他はビーフスチューにポテトサラダ、ハムといった具合。
カツの陰になって上手く撮れていませんがシチューは
4工程を20日間かけて作られるというデミグラスソースで
しっかりと煮込まれ、大きなビーフがゴロっと入り
濃くがあるのにしつこくなくとても美味しいです。
サイドメニューでとった芝えびのグラタンもソースがとても美味しく
時間を丁寧に作られているのだろうな~という優しい味でした。

人形町は他にも老舗の洋食屋さんが多いことで有名で
特にこちらの芳味亭さん、小春軒さん、キラクさん辺りが
三大洋食屋(?)と言われているらしいです。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )





TBSドラマ「新参者」では舞台にもなった「草加屋」さん
(ドラマの中では煎餅屋「あまから」だったか?そんな名前です)
人形町の甘酒横丁という所にお店があります。
創業は昭和3年、今でも1枚1枚備長炭で焼かれる手焼煎餅が有名
お店の中ではご主人らしき方が一生懸命焼いていらっしゃいます。
素朴な醤油味のプレーンなお煎餅ですが堅さといい味といい程よく
普通のお煎餅と違った軽い歯ごたえが美味しいです。

笑点メンバーでもある林家木久扇(元木久蔵)師匠が書いた「下町人情話」によると
三代目の林家三木助師匠はこの店のお煎餅が大好物だったそうで
大好きな煎餅を弟子に食べられないようにと金庫に隠ていましたが
ある日、師匠が金庫を開けてお煎餅を出そうとしている時に木久扇さんが
襖を開けてしまったことからバツが悪くそっとお煎餅をくれた
というエピソードが書かれています。

他にも色々なお煎餅やおかきなどが置かれています。
桜の形をしたかわいい海老せんはサクサクとした軽い口当たり

神楽坂の「福屋」さんは歌舞伎役者の勘三郎さんがお好みだった事で有名ですが
こちらは落語の三木助師匠のお気に入りということで
江戸っ子らしい食への好みが感じられて面白いです。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )





少々東京の記事を載せてみます江戸情緒ある「人形町」
東京駅から距離的にも以外と近い場所にあり日本橋のお隣といったところ。
面白い地名ですが名前の由来は江戸時代この辺りは賑やかな歓楽街で
歌舞伎をはじめ浄瑠璃芝居や人形操り芝居などが多く
それに携わる人形師さん達が大勢住んでいたことから”人形丁通り”と呼ばれていたそうで
関東大震災後以降の”人形町”と呼ばれるようになったようです。
メインストリートの人形町通りには江戸の賑わいを再現した時計台がいくつか立てられ
時間がくると(多分1時間おきだと思います)火消しのからくり人形などが登場します。

江戸時代は有名な歌舞伎二座があったそうでかなり賑やかな街だったようです。
今も観光名所としては近くに「水天宮」さんがあります(文政元年1818年創建)
安産祈願と水難よけの神様で特に安産祈願にご利益があり境内はいつも沢山の参拝者さんです。

古くからの老舗も沢山残っています。
メトロ駅の近くの「玉ひで」さんは創業宝歴10年(1760年)
軍鶏料理の有名店で特に親子丼が人気、お昼時は行列ができます。

明治17年(1884年)創業の京菓子司「壽堂」さん
看板商品は『黄金芋』、素材に肉桂が使われているので
お店の近くまで行くと何処からとも無くシナモンの良い香りがしてきます。

中に入ると一瞬京都に居るような?風情あるお店
黄金芋といっても実際にお芋は使われていません
お芋を形をした焼き菓子で中に白いんげん豆の黄味餡が入っています。
とても美味しく遠くから買いに来るお客さんも多いようです。

交差点角にある人形焼の「重盛」さん
 
『壷焼』という珍しい人形焼があり
やや大きめに焼かれ壺の形状に餡がたっぷり~
1つでも食べ応えのある人形焼です。

「近為」さん人形町店                 
  
人形町今半本店さん

東京の三大鯛焼きの1つ「柳屋」さん 
 
「駄菓子バー」

路地裏にある防火用井戸、江戸時代明暦の大火で消失した人形町一帯
それを機に遊郭や芝居小屋などが他に移されてしまったことから
今でも防火には特に気を配っているそうです。

人形町続く・・・



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« 前ページ 次ページ »