京都・蕎麦板「本家尾張屋」錦富小路店

創業寛正六年（１４６５年）、応仁の乱の前の年に菓子司さんとして始まったという
京都で最も古いといわれているお蕎麦屋「本家尾張屋」さん
歴史ある本店は烏丸御池から程近い所にありますが昨年３月に錦冨小路店がオープンしています。
錦市場の鳥清さんと近喜さんの間のを曲がり南へ少し下がった西側

錦は昔から良質の地下水が出ることからこの場所を選らんだそうで
入口の横には錦の井戸がありこの水をお出汁やお蕎麦に使っているそうです。
（ペットボトルで自由にお持ち帰ることができます）
最近は”朝そば”という新しいスタイルを提案しているようで
錦店では５００円のワンコインで食べられるモーニングセットも用意（９時半～１１時）
蕎麦わらび餅などの甘味も充実しているので甘味処としても利用できそうです。

”朝そば”も気になりますが、今回は久しぶりに「蕎麦板」を買いに
創業当時はそば粉を使ったお菓子を作っていたそうで
次第に蕎麦処としても親しまれるようになったとか・・・
そのルーツ的蕎麦菓子の１つでもある「蕎麦板」は
手打ちそばの技法を使い１枚１枚丁寧に伸ばした生地を
一文字釜という鉄板の上で焼き上げていくそうで
そば粉に小麦粉、砂糖、卵、というシンプルな素材だけで作られています。

パリパリとした固めの歯ごたえある食感が心地良いお菓子
新しく宇治小山園さんの抹茶が入った「抹茶入蕎麦板」も出ていて
ほのかに香るお茶の風味が素朴な美味しさ、どちらも甘さ控えめ！
プレーンの方が蕎麦の風味が感じられ胡麻がアクセントになっています。

ＦＣ２版

京都・レトロ喫茶「静香」

京都の老舗喫茶（レトロカフェ？）というと思い浮かぶのが
「築地」・「フランソワ」・「ソワレ」・「スマート珈琲」・「六曜舎」等々・・・
殆どが河原町界隈に集中していますが
北野天満宮方面にあるレトロ喫茶「静香」さん
上七軒の芸妓、静香さんが始められたということでお店の名前が付いたようですが
現在は２代目の方が営業されています。

入口付近の曲線を描くウィンドウや彫りガラスの扉がなんともレトロ
店内にはいってみるとタイル張りの床に木製の腰壁
古い布張りの椅子とテーブルが置かれ
まるで昭和初期にタイムスリップしたような雰囲気
ガラス職人さんが描いたという樹と鳥の彫りガラスから見る外の風景も
どこか趣があり違って見えます。

喫茶店で出される濃いアイスコーヒーが飲みたいな～と思っていたら
出てきたのは正しくその濃いアイスコーヒー！
グラスも下の部分が面白い形にカットされていて
他ではちょっと見ない様な歴史を感じさせるもの
３７０円とお値段もリーズナブル。

北野天満宮から歩くと１０分位かかりますが
クールダウンするのに丁度良い距離かも？
懐かしい味のホットケーキも人気！
定休日は第２，４日曜日、朝７時から営業されているそうです

京都・ごまだれうどん「丸福」

良いお店がありそうで以外と少ない京都駅周辺
そんな中、麺類といえば個人的にお勧めなのが「丸福」さん！
本格的京風出汁と国産のそば粉を使用した蕎麦、手打ちうどんが評判。
家族できりもりする店はお昼時ともなれば沢山のお客さんで入れないこともしばしば・・・
久しぶりに入店できました。
　　
何年か前にリニューアルされ綺麗になっています。
店内に入ると真ん中には天然木一枚板のカウンターテーブルが置かれていますが
この杉の木は２００４年の台風２３号で被害を受けた
京都府北部の宮津にある山王宮日吉神社の樹齢４００年のご神木だそうで
存在感のある大きなテーブルは１人でも何人でも違和感なく座れるスペース
その周りには４人掛けのテーブル席と奥に小上がりのお座敷
常連さんと観光客が半々という感じで賑わっています。
　　
メニューは丼物とセットになった麺類に人気があり
人気メニューの１つ「天丼小そばセット」は１０３０円
ボリュームあるサクサク天ぷらが美味しくお蕎麦も味わえるお得な組合せ！

暑い日にお勧めなのが「ごまだれうどん」天むすとセットになって９００円
丸福さんで作られる独特の自家製細うどんと特性のごまだれが絶妙に合います。
毎年４月頃から打うという細うどんはコシのあるしこしことした歯ごたえが美味しく
他では味わえない一品！常連さんはこれを食べに来る人も多いとか・・・

忙しい時は少々バタバタしていますが、店の女将さんが良い感じでアットホームな雰囲気
冬は「海鮮あんかけうどん」もお勧めです。
　　
日曜定休。夜は一応８時半までですが
麺が売り切れてしまうことが多いので営業は不定休
だいたい夜行くと”麺が終わったので終了”の時が多いので
行かれる方は確認した方がいいかもしれません。
京都タワー側烏丸通より１本東の東洞院通りの東側マンション手前の一画

京都・ゆず酢長いも「大安」

夏バテ防止ということで・・・
友達Ｋちゃんが教えてくれたお勧めのお漬物「ゆず酢長いも」
創業明治３５年、京つけものの老舗「大安」さんの商品
滋養強壮、疲労回復、消化促進などにも効果があるという長芋を
ゆず酢に漬けたあっさりとした浅漬け
長芋のシャキシャキとした食感はそのままに
ゆず酢の爽やかな酸味とゆずの香りが食欲をそそります。

浅漬けなので味も濃くなくサラダ感覚で食べられ
長芋独特のぬめり感も少ないので食べやすいかも
ゆずの皮が入っているので見た目も綺麗で
味のアクセントにもなっています。
シャキシャキとした食感を楽しむには
大きめに切って食べるのがお勧め！
”京都限定”なのでお土産にも１袋２本入って６３０円

京都・大安「ゆず酢長いも」（裏ブログＦＣ２版）
京都と東京のお土産だけまとめてます。
始めたばかりで記事少ないですが良かったらチラチラ見て下さい

京都・黒蜜氷＆八ッ橋パフェ「本家西尾八ッ橋茶屋」

　　
創業１６８９年、「本家西尾八ッ橋」さんの直営店スイーツカフェ「八ッ橋茶屋」
祇園店や清水店もありますが京都駅八条口のASTYロードにも入っています（メニューは同じ）
手前は売り場で奥がカフェになっています。
メニューは八ッ橋を使ったパフェやお抹茶セット、あんみつ、ドリンク等々・・・
中でも暑い夏にピッタリの「黒糖氷」はここでしか味わえないちょっと変わったカキ氷！
メニューの説明には自家製黒糖シャーベットと書いてありますが
実際食べてみると氷とシャーベットのちょうと中間の様な食感
しっとりとした柔らかくなめらからなかき氷という感じ
濃くのある黒糖にほんのりと香るごまの風味
味はしっかりしていますが更に黒蜜をかけて食べることもできます。
「八ッ橋パフェ」は抹茶アイスに小倉餡、抹茶マカロンに白玉、黒糖きなこアイス
生八ッ橋と固い八ッ橋がのっています。
中にはシフォンケーキとバニラのブランマンジェ
粒々に砕いた八ッ橋がアクセントになっている八ッ橋店さんならではの面白いパフェ！
黒糖氷にはかわいい絵柄の「ひとしれず」という一口煎餅も付いています。
　　
パフェは色々な所で食べられますが「黒糖氷」は西尾さんだけの独特のものなので
個人的に夏はお勧め～かき氷よりも食べやすいかも。
ところで余談ですが西尾八ッ橋さんのドメインに注目http://www.8284.co.jp/
８２８４でヤ・ツ・ハ・シ素晴らしい！（笑）