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雨の三井寺です。
雨が降ると緑がキレイなんやけど、
もうすっかりサクラの花も散って、葉桜になってます。
三井寺のすぐそば、大津伝統芸能会館であった、
桂吉弥独演会に行ってきました~
ここは、能楽舞台があるんです。
以前にも紹介したけど、キャパは200席ほど。
指定席は正面席だけ。舞台の横の席は自由席になってます。
もちろん、満席。
平均年齢は高そうやったけど、みなさん、よう笑ってました!
私の周囲も、友だちも入れて、みんな笑いっぱなしでしたしね。
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これは以前に映した能舞台。
この舞台の一番前に一段高くして赤い毛氈が敷かれ、
見台、ひざかくし、座布団が置かれます。
横にもお客さんがいてるから、なびらは、後ろの方に置いてありました。
花道(っていうのかな?)から、噺家さんは出てきます。
桂 小鯛 動物園
桂 吉弥 青菜
桂 紅雀 花色木綿(半ば)
桂 吉弥 親子酒
中入り
桂 吉弥 お玉牛
まさかね、能舞台の松の木の前で、「お玉牛」ってね~!
聴きたかったけど~(笑)
小鯛くんは、27歳らしい。
塩鯛さんの弟子で、以前はとまとくんやった人、
元気の良い動物園でした。
2番目に登場した吉弥さん。
今年で2回目のここでの独演会らしいけど、
出ばやしは、真室川音頭。
マクラは、山形の真室川役場の人からメールが来た話から。
それが縁でいただき物をしたとか。お返しをしたら、
次に、お米が送られて来たんで、またお返しに、ご自分のCD・DVDを送った、
次は米沢牛がくるかな・・と待ってますって(笑)
奥さんと子どもさんの話をしようとして、
「あ、私、ヨメと子どもいてますねん。ガッカリしはった人すいません・・・
『いやぁ~、いはんの~、え~・・』
・・・うふふ・・誰も言うてませんけど」
会場、爆笑です。
隣にいる友人は、笑いながらも、
「吉弥さんがやる女役は、色っぽいな~」
と感心しきり。
ずっと、吉弥さんのことを「オトコマエやわ~」って!
長男のピアノの発表会を撮るビデオの、
充電をし忘れて奥さんとケンカしてたら、
デジカメで動画が撮れるよって、長女に教えられたという話。
「『△のところを押したら再生できるよ』って言うから押したら、
ヨメとケンカしてるところが映ってまんねん」
できたような話やん~(笑)
一席目は、「春ですねぇ、もうすぐ夏ですよ~」と言って、
「青菜」ですわ。
いや~、もう、ホンマに面白い。
次がわかってるのに、面白いわ。
食べたり飲んだり、もう見えてくるからすごい。
紅雀さん。
いつものように、ひょこひょこっと出てきたら
「待ってました~!」
声がかかりましたよ。
さすが、地元。お知り合いなんかな。
大津市出身、ローズタウンに実家があるって言うたら、
会場が和んでましたよね。
マクラは、九州に若手3人で落語会があったので、
始まる前にブラブラしたら、果物やさんに高価な果物があった。
マンゴーが8000円もして、デコポンが1800円やった。
落語会の会場に行ったら、木戸銭が、1500円・・・
3人でよってたかって、デコポンより安いなんて~ と。
ネタは、おなじみの「花色木綿」。
泥棒の話やけど、最後までしてくれへんかった~
ちょっと残念。
そのせいか、今日は、枝雀さんが見えなかったな・・・
紅雀さんの演じるアホは、やっぱりかわいいけど。
中トリの吉弥さん。
紋付き袴で登場。
そのせいか、しばし、先日の南天襲名披露公演の口上のことを。
火曜日の朝日新聞に載ってた、その時の写真のこととかも言うてました。
米朝師匠と、鶴瓶さん、ざこばさんとの4ショットやってんけどね。
その格好でナニを噺してくれるのかと思ったら、酒飲みの噺。
ホンマに、息子とうどんやのやりとり、けっさくやわ~!
七味をかける時、ポンポンしなさいとか言われて、
うどんにかけようとしてたら、会場のお客さんのどなたかが、
でっかいくしゃみをしはってんね。
「ハックション!」
ま、セリフとかぶってないし、そのまま、吉弥さんが続けてます。
うどんやの竹の七味入れ、穴を上向きにふってしまった息子、
「・・・・むにゃむにゃ・・・
くっしゃみでそうやったけど、先に誰かがしたし、もうええわ~」
会場、大爆笑~!
「ええんですよ。くっしゃみぐらい、してくださって、ええんですよ。
もう忘れてくださいね~」
なんて言うてはりましたけどね。
お酒飲めへんらしいのに、なんであんなに酔っぱらいが上手いんやら。
家に帰って来て、お酒飲んで酔っぱらって寝てる父親を起こして、
酔っぱらい同志で会話するのがオチ。
「おまえみたいな、頭がいっぱいある息子に、この家(うち)はやらん!」
「いらんわい! こんなぐるぐるまわってる家(うち)」
隣にいる友人、また、笑い転けておりました~
長くなったんで、お玉牛まで書かれへんやん。
とりあえず、つづく・・・