おかんのネタ帳

日々の雑感や興味のあることを書いています

能舞台でお玉牛!?

2012-04-22 23:04:53 | マイブーム・落語


雨の三井寺です。

雨が降ると緑がキレイなんやけど、
もうすっかりサクラの花も散って、葉桜になってます。

三井寺のすぐそば、大津伝統芸能会館であった、
桂吉弥独演会に行ってきました~

ここは、能楽舞台があるんです。
以前にも紹介したけど、キャパは200席ほど。
指定席は正面席だけ。舞台の横の席は自由席になってます。

もちろん、満席。
平均年齢は高そうやったけど、みなさん、よう笑ってました!
私の周囲も、友だちも入れて、みんな笑いっぱなしでしたしね。



これは以前に映した能舞台。
この舞台の一番前に一段高くして赤い毛氈が敷かれ、
見台、ひざかくし、座布団が置かれます。
横にもお客さんがいてるから、なびらは、後ろの方に置いてありました。
花道(っていうのかな?)から、噺家さんは出てきます。

桂 小鯛  動物園
桂 吉弥  青菜
桂 紅雀  花色木綿(半ば)
桂 吉弥  親子酒
中入り
桂 吉弥  お玉牛

まさかね、能舞台の松の木の前で、「お玉牛」ってね~!
聴きたかったけど~(笑)

小鯛くんは、27歳らしい。
塩鯛さんの弟子で、以前はとまとくんやった人、
元気の良い動物園でした。

2番目に登場した吉弥さん。
今年で2回目のここでの独演会らしいけど、
出ばやしは、真室川音頭。

マクラは、山形の真室川役場の人からメールが来た話から。
それが縁でいただき物をしたとか。お返しをしたら、
次に、お米が送られて来たんで、またお返しに、ご自分のCD・DVDを送った、
次は米沢牛がくるかな・・と待ってますって(笑)

奥さんと子どもさんの話をしようとして、

「あ、私、ヨメと子どもいてますねん。ガッカリしはった人すいません・・・
『いやぁ~、いはんの~、え~・・』
・・・うふふ・・誰も言うてませんけど」

会場、爆笑です。
隣にいる友人は、笑いながらも、

「吉弥さんがやる女役は、色っぽいな~」 

と感心しきり。
ずっと、吉弥さんのことを「オトコマエやわ~」って!

長男のピアノの発表会を撮るビデオの、
充電をし忘れて奥さんとケンカしてたら、
デジカメで動画が撮れるよって、長女に教えられたという話。

「『△のところを押したら再生できるよ』って言うから押したら、
ヨメとケンカしてるところが映ってまんねん」

できたような話やん~(笑)

一席目は、「春ですねぇ、もうすぐ夏ですよ~」と言って、
「青菜」ですわ。

いや~、もう、ホンマに面白い。
次がわかってるのに、面白いわ。
食べたり飲んだり、もう見えてくるからすごい。

紅雀さん。
いつものように、ひょこひょこっと出てきたら

「待ってました~!」

声がかかりましたよ。
さすが、地元。お知り合いなんかな。
大津市出身、ローズタウンに実家があるって言うたら、
会場が和んでましたよね。

マクラは、九州に若手3人で落語会があったので、
始まる前にブラブラしたら、果物やさんに高価な果物があった。
マンゴーが8000円もして、デコポンが1800円やった。
落語会の会場に行ったら、木戸銭が、1500円・・・
3人でよってたかって、デコポンより安いなんて~ と。

ネタは、おなじみの「花色木綿」。
泥棒の話やけど、最後までしてくれへんかった~
ちょっと残念。
そのせいか、今日は、枝雀さんが見えなかったな・・・
紅雀さんの演じるアホは、やっぱりかわいいけど。

中トリの吉弥さん。
紋付き袴で登場。
そのせいか、しばし、先日の南天襲名披露公演の口上のことを。
火曜日の朝日新聞に載ってた、その時の写真のこととかも言うてました。
米朝師匠と、鶴瓶さん、ざこばさんとの4ショットやってんけどね。

その格好でナニを噺してくれるのかと思ったら、酒飲みの噺。
ホンマに、息子とうどんやのやりとり、けっさくやわ~!

七味をかける時、ポンポンしなさいとか言われて、
うどんにかけようとしてたら、会場のお客さんのどなたかが、
でっかいくしゃみをしはってんね。

「ハックション!」

ま、セリフとかぶってないし、そのまま、吉弥さんが続けてます。

うどんやの竹の七味入れ、穴を上向きにふってしまった息子、

「・・・・むにゃむにゃ・・・
 くっしゃみでそうやったけど、先に誰かがしたし、もうええわ~」

会場、大爆笑~!

「ええんですよ。くっしゃみぐらい、してくださって、ええんですよ。
 もう忘れてくださいね~」

なんて言うてはりましたけどね。

お酒飲めへんらしいのに、なんであんなに酔っぱらいが上手いんやら。
家に帰って来て、お酒飲んで酔っぱらって寝てる父親を起こして、
酔っぱらい同志で会話するのがオチ。

「おまえみたいな、頭がいっぱいある息子に、この家(うち)はやらん!」

「いらんわい! こんなぐるぐるまわってる家(うち)」

隣にいる友人、また、笑い転けておりました~


長くなったんで、お玉牛まで書かれへんやん。


とりあえず、つづく・・・