おかんのネタ帳

日々の雑感や興味のあることを書いています

大人の常識は

2016-06-30 00:10:03 | 日々のつれづれ
時間が経つのは本当に早い。
というか、ニュースの鮮度の劣化が早いというべき?
今年、不倫騒ぎで始まった芸能界のニュースも、
次々に新しい事件?があるから、ベッキーさんのことも、
なんか、ずいぶん前のことのように思えてくるわ~

と言うわけで、写メを撮りながら、今頃って感じやけど、
このニュースにも、ビックリしましたね。



京都新聞に載ってた記事です。

京都の府立高校で、妊娠した3年生の女子生徒に、
卒業したいなら体育の実技を受けなさいと指導、
両親と女子生徒の意向も聞かず、休学届けの用紙を送り、
出産か学業か、二者択一を迫ってたらしい。

文部科学省は、妊娠と学業は両立できるのだから、
本人が学業継続を望むのであれば、受け止めるべき、
という見解をしめしている・・・という記事。

妊婦に体育の実技を要求するのは言語道断やし、
おそらく、学校側は、休学をさせたいために要求したんやろね。

産科医の見解として、このように書かれてた。
「学業は生徒の人生がかかっている・・見学やレポート提出など、
軽減措置はとれないのか、教諭には第二の親になってもらいたい」

何がビックリしたって、今どきは、
女子生徒が妊娠しても高校生活を堂々と送れるのね・・・
我々の頃は、そうなったら学校を辞めてたと思う。
恥ずかしくて、行けなかったと思う。

確かにね。16歳で女子は結婚できるし、妊娠もできる。
高校生やから、あかんということはないやろうけど、
高校生やから、恋愛してもあんなことはしてはいけない、
なんて、言えるような時代でもないやろうけどね。

避妊の方法を知っていても、万が一はあるわけやから、
できちゃったなら、しゃあないやろうけど・・・

昔、「奥様は18歳」っていうドラマがあったけどね。
「金八先生」では、中学生の出産もあったけどね。



同じ日の京都新聞の1面にあったコラム。
この女子高生のことが書かれてました。
パートナーと話しあって産むことに決めたこと。
友だちが、一緒に卒業しようと言ってくれたこと。
「堕ろすなら早いうちに・・」という養護教諭の言葉、
「妊娠したら子育てに専念すべきで卒業したいというのは甘い」
などと言った、副校長の言葉・・・
娘の意志を尊重してあげたいと思う母・・・

ドラマのような話が書かれてるけど、
学校側の、どうしても卒業したいなら、体育は1、補修は実技、
という脅しのような言い分には、ほんま、怒りを感じます。
ましてや、「子育てに専念すべき」とかマタハラ発言かと。

でも、私がその母親なら、どうしてたかな。
やっぱり、娘を説得して休学させるかなぁ。

結局、この女子生徒は、かたくなな学校側と折り合えず、
休学したみたいです・・・

このあと、これがyahoo!ニュースにも出て、
この高校に批判が殺到し、学校側が対応を改めることになった、
という記事が、京都新聞に出てましたね。

批判されて改めるって、ねぇ。

16歳で成人、18歳で選挙権、
大人の都合で、子ども扱いしたり、大人扱いしたり。

古い考えでは、あかんのよね。




わが家の庭で

2016-06-29 23:40:27 | いやしん坊バンザイ!
やっぱり、午後から雨がパラパラと・・・
いつになったら、スッキリくっきり晴れるんかしら~

雨が降るごとに、わが家の庭の草がぐんぐん大きくなり・・・

そんな庭の草の中で、花が咲いてました~~



白いツユクサ。
トキワツユクサという外来種の草。

ウッキペディアで調べると、南アメリカ原産。
日本には昭和初期に観賞用として持ち込まれ、帰化植物として野生化、
外来生物法により要注意外来生物に指定されている・・・

要注意外来生物って、ちょっとぶっそうな?
特定外来種にはなっていないけど、生態系被害防止外来種、らしい。
繁殖力がすごいです。取っても取っても、また生えてきてるし。
また、草引きしないと~



振り向いたら、ムラサキシキブの花も咲いてました。
紫の小さな実をつけるんやけど、花もピンクで小さいです~



こちらはクコ。
実もなるんやけど、この木は虫がつきやすくて。
それも、あのニオイがすごい、カメムシがつくんです!
こんなかわいい花が咲くんやけどね。

大昔に植えたシソも、毎年生えるんですね。
タネがこぼれるからやろうけど。

なので、時々、葉っぱをちぎって薬味につかったり、
今日は、シソの葉に、鶏ささみとナチュラルチーズを入れて、
春巻きをつくりました~



梅肉を入れるとサッパリするんやけど、
時間がなかったので、ポン酢で。
娘は、ポン酢に梅干しを入れてほぐしてました。

今日の、さっぱり味の一品です~

さて、明日は大津行き。

ボチボチ、寝ます~



くちなし

2016-06-28 23:22:02 | 日々のつれづれ
ほんとに、雨が続きます~
洗濯物もしゃきっと乾かないまま取り入れ、
湿気てるようなシャツをまた着てる・・・
ま、匂いがせぇへんかったら、いいか~~(苦笑)

匂いと言えば・・・



めっちゃ良い匂いがしてると思ったら、
彦根市役所の前の歩道の植え込み、くちなしの花が咲いてました。



思わず、パチリ。

思わず、口ずさんでましたよ。

♪ くちなしの花の~ 花の香りが・・・


今年の夏はめっちゃ暑くなるらしいです。
それはそれで、嫌ですけどね・・・

そう言いながら、6月ももう終わりです。
振り返ってみたら、6月は多忙やったのか、
ブログ更新もさぼりがち・・・しかも、
書いているのは、演劇関係ばかりのような??

理由その1、
時間拘束される仕事が増えたこと。

某季刊紙が、諸般の事情で、年に4回発行やったのに、
今年から2回になってしまいまして~!
・・・・もはや季刊紙でもない・・・というか、
私のギャラも半減・・・涙、涙、涙~

企業の事情やから、しゃあないけどね(泣)
おかげで、その減収の穴埋めに?
他のお仕事を頑張ることになったんですね。

仕事があるということがありがたいので、文句は言えません。
ただ、時間の段取りが下手な私なので、
なんとなく、忙しい、という日々です~

理由その2、
録りダメしたドラマ、映画、舞台を観やなあかんから(苦笑)
合わせて、情報収集のためにネットサーフィンしてるし、
ブログを書いてる時間がなくなってしまい・・
これは今さらというか、毎度のことですけどね~(笑)

理由その3、
右腕が痛くて、パソコンのキーボード、マウスが、
使い辛い・・・寄る年波ですかね(涙)
同じマウスでも、お口は絶好調やのに?(苦笑)

そんなこんなでございました~

そして今まで通り、合間に、舞台を観て、落語会に行って、
さらに、笛吹の練習、ボランティアで演奏、
演劇鑑賞会の寄り合い、勉強会、講演会・・・

もちろん家事も、ちょこっとしてますよ~~

そんな日々でございます!

そして、7月も、すでに予定が詰まってますやん~~

頑張ります!!



懐かしい写真

2016-06-27 23:08:30 | My Family
雨ばっかりですね。
しかも、夜中に、けっこう激しく降ってます。
予報が当たってくれるのはいいけど、洗濯物が~

梅雨やから、しゃあないですけどね。

さて、某紙に、演劇鑑賞会の次回作の紹介文が掲載されました。



今回は、台本とDVDを見て書かせてもらいました。
700字程度の分量ですが、読んだ人が「観たい」と思うような、
そんな文章を書くのは、なかなか難しいです。

とくに、舞台作品としては、戦争物で地味ですしね。
でも、先日の、制作の方がおっしゃてたように、
観たら、誰もが、「わが家の場合はね・・」と、
話をしたくなる、そんな作品だと。

確かに、私ら世代の親は、かろうじて戦争に行ってます。
ウチの父も、戦争の後半に南方へ行き、
イギリス軍の捕虜になって終戦を迎えたらしいです。

例会(上演)は、7月13日(水)18時半~、ひこね文化プラザで。
その日を盛り上げるために、運営サークル(上演をお手伝いする会員)
では、受付にパネルを置いて、作品にちなんで、
99枚の写真を飾ろう、ということになりました。

今年は、私も、この作品の担当になったので、
早速、飾るための写真を探しました。
戦争に行った父の写真がいいやろうな^ということで、
この写真にしました~~



昭和34年の10月。
かわいい子どもは、私ですけど~~(笑)
本邦初、顔出し~(笑)

バックに写っているのは、当時住んでた大阪の借家ですね~
今にも、壊れそうなモルタル塗りの家。
道路を隔てた正面には、大阪環状線が走る土手があります。
土手に面して、洗濯物を干す丸太が建ててありました。
イチジクの木が植わってて、ちょうど今頃、
住民のみんなで取って食べたような~

父は、生きて帰れると思ってなかったから、
戦争から帰ってきてからは、何を目標に生きたらいいか、
本当にわからんかったと言うてましたね。

九州の実家に帰り、近くの大きな網元で漁師に。
網元の娘さんと仲良くなったらしく、
その娘さんが、音楽が好きな父に、
親戚の誰かが置いていったバイオリンをくれたとか。

漁に出た時に、海の上で練習して、我流ながら、
古賀メロディとかを弾きながら歌ってたようです。

結局、田舎の生活に飽き足らなくなって、
父は、バイオリンを持って大阪に出て来るんですけど、
いろいろあって、母と結婚に至るんですが、
母を落としたのは、バイオリンを弾きながら歌った、
「水色のワルツ」やったらしい~

ほんまにいろいろあって、生活がちょっと落ち着いた頃、
それが、この写真の頃のようです~~

父の形見のバイオリンは今でもあります。
亡くなるまで、時々弾いては、歌ってましたからね。



そんなふうに、いろいろ語りたくなる、
そんな舞台です。

チラシにある写真は、本当に当時撮影された写真。
昭和18年、一回だけシャッターを切った、氏名不詳の家族写真。

原作は、児玉隆也氏のルポルタージュ。
・・・児玉氏って、早世したけど、
田中角栄さんのことを取材してて「・・・越山会の女王」
という記事を書いたことで有名な人らしいです。

写真を撮った桑原甲子雄さんも、
戦後に活躍されたカメラマン。

舞台、楽しみです!



朝刊から

2016-06-25 23:20:37 | 日々のつれづれ
今日の京都新聞朝刊、滋賀版に載ってました。
中山道草津宿、旧草津川のマンポのそばにある「草津温泉」が、
91年の歴史に終止符を打つらしいのです。



私が知ってるのは、2代目の建物の頃。
鉄筋コンクリート建てで、屋上には、ご主人の趣味なのか、
さつきの盆栽がたくさんあって、販売もしてました。

温泉というても、天然の温泉ではなくて、ふつうの銭湯です。
名前が「草津温泉」なんで、群馬の草津温泉と
間違えられることもあって・・・。
なんせ、草津市が、群馬の草津町と間違えられたからね。

ちなみに草津市は、滋賀県では二番目に人口の多い市やし、
市街地の人口密度は県で1番らしい。
東洋経済新報社の住み良さランキングでは、
2013、2014年、2年連続、近畿ブロックで1位やて。
なので、今は、それほど間違われないかもやけど。

そんなことはともかく、とうとう銭湯を閉めるらしい。
記事によると、サービス付き高齢者住宅にするとか。
伯母が入ってるようなところやね。

高齢者・・・ばっかり、たくさんできるね・・・
人口増加してる草津市でも、子どもの施設は、いらんのかしら。

旧中山道、駅前商店街の一角やけど、
あのあたりも、風景が変わっていくねんな~

子育てしてた頃、チャリで走ったところです。

なんか、寂しいね~




ノンアル飲料

2016-06-24 23:28:51 | いやしん坊バンザイ!
先日、笛吹仲間から聞いた話。
リタイヤしたご主人が、ビールをノンアルコールビールに替えて、
体調も良くなり、ダイエットに成功したんやて~!

それだけではなく、食事療法もやってるようやけど、
でも、ノンアルコールって、アルコールもゼロ、
カロリーもゼロなんやね。今さらやけど!

だいたい、ノンアルコールビールって、飲む意味がわからんやん。
酔ってはいけない、運転する人用の、代用ビールやん?
やっぱり、適度に酔いたいから飲むんやしねぇ~
どうしても、残念な飲み物、っていうイメージがぬぐえへんねんけど。

たとえば、夕食の時に、350mlを2缶飲むとして(笑)
それを、ノンアルコールに替えたら・・・・
酔えへんけど、カロリーは押さえられるやん~~

そや、酔いたいんなら、1本をノンアルコールに替えて・・・

ということで、夕食の最初の1本をノンアルコールにしてみた。
冷蔵庫に、長いこと入ってるのがあったし・・・誰も飲まへんから。



これは、ダンナがもらってきたサッポロビールのノンアルコール。

えっ、トクホのマークがついてるやん!
しかも、「糖の吸収をおだやかにする」って、書いてあるし!

サッポロビールのホームページを見ると、
昨年の3月に発売されたらしいけど、
「SAPPORO+(サッポロ プラス)」は、
史上初の、特定保健用食品(トクホ)のノンアル飲料、らしい。

軽く気分転換をしたい、食事と一緒に楽しみたい、
お酒を飲みたいけれども飲めないシーンなど様々なニーズに応え、
お客様の生活になくてはならない商品として幅広く飲用いただいています。

ですって~! 

難消化性デキストリンの働きにより、
糖の吸収をおだやかにするため、
食後の血糖値が気になる方に適している、んやとか。

でも、2本目は誘惑に負けて・・・発泡酒~(汗)


「サッポロ+」、ケースで買って来ようかな。



魅力を知ろう会

2016-06-23 23:35:14 | 舞台・映画・ドラマ
ちょっと根を詰めてパソコンに向かうと、
右腕が痛くて、だるくて・・・ほんま、困ったもんです。

なので、ついつい、更新がおろそかになり・・・
明日も、マッサージに行ってきます~

腕の下にタオルを丸めてマウスを持つ手首を曲げないように、
とかやってみたけど、文字を打つ時には邪魔やしねぇ。
腕というか、肘というか、腱鞘炎なんでしょうけど、
マシになったかと思ったら、また痛んだり。

そう言えば、4、5年前に、足の裏の腱膜が痛んで、
朝起きた時とか、歩くのも辛い時がしばらくあったけど、
いつも間にか、それも痛まなくなったし。

そのうち、この腱鞘炎も治るんかしら・・・

ほんま、だるい・・・

さて、先日、ひこね演劇鑑賞会の、次の例会に向けて、
「魅力を知ろう会」がありました。
ゲストは、次回の作品をプロデュースしている、
トム・プロジェクト、制作の橋本二郎さんです。



お若いんですよ~ 38歳ですって!
役者さんではないですけど、なかなかのイケメン~(笑)

トム・プロジェクトは制作会社で、劇団ではないんですね。
けっこう、いろいろな舞台をプロデュースしている会社で、
しかも、オリジナルが多いんですね。

橋本さん曰く、小さな制作会社なので、
一人舞台とか、人数の少ない作品が多いそうです。

今回の「百枚めの写真」は原作があるといえばあるけど、
ルポルタージュ作品なので、ちょっと違いますよね。

劇団ではないけど、俳優さんは何人が所属してるみたいです。

若いけど、橋本さんが書いて、演出した作品もあるようです。
子ども向けの作品で、なかなか好評らしいです~~

「魅力を知ろう会」が終わったのが17時で、
終了後は、演劇鑑賞会の先輩の方々と、橋本さんを囲んで、
親睦会があるというので、参加してきました。

彦根なので、普段はパスしてるのですが、
今回は、「百枚めの写真」の舞台の担当なので
(運営サークルと言います。80人ほどいてるんですけどね)
初めて、参加してきました。



韓国料理のお店「多来」(たれ)。



チヂミとか、お鍋とか、美味しそうです~



韓国風海苔巻きも。
チャプチェ、トッポッキもありました。
・・・写メ撮ってないな・・・



お肉をハサミで切ってくれはるんですけど、
これは、なんていうお料理なんでしょうね。



最後に出てきたのは、乾麺を入れたお鍋。

これがまた、辛いのなんのって、ビール飲まなやってられへん(苦笑)



マッコリも出てました~

この間見た舞台のように、瓶に入ってるんですね。
それを、尺ですくって、ひらたいお椀に入れてくれるんです。
モチ米から作ってるとか聞いてるんやけど・・・
ちょっと、甘いですね~


さてさて、「百枚めの写真」の本番は7月13日。
終戦記念日に向けて、こういう舞台を上演するんですねぇ。

橋本さん曰く。

「本当にあったんですから、99枚の家族写真が。
 制作側として、自信を持ってお薦めする作品です!」

楽しみです~



8月の家族たち

2016-06-20 14:38:08 | 舞台・映画・ドラマ
観劇といえば、2週間も前のことになるのですが、
森ノ宮ピロティホールで、「8月の家族たち」を観てきました。



映画化もされた現代アメリカ演劇の傑作と言われてる作品。
トレイシー・レッツによる戯曲はピューリッツァー賞を受賞、
トニー賞最優秀作品賞の他4部門を受賞しているらしい。

ケラリーノ・サンドロヴィッチさんの演出・上演台本で、
これが舞台化されたのですが、すごく良いとの評判。
関西で放送された番宣を観てたらどうしても観たくなり・・・



大阪の千穐楽に、行くことができました。

出演陣がなんとも豪華!

母バイオレット/麻実れい・長女バーバラ/秋山菜津子
次女アイビー/常盤貴子・三女カレン/音月 桂
三女の婚約者スティーブ/橋本さとし・
母の妹マティ・フェイ/犬山イヌコ・家政婦ジョナ/羽鳥名美子
リトルチャールズ/中村靖日/保安官/藤田秀世・ジーン/小野花梨
父ベバリー/村井國夫・叔母の夫チャーリー/木場勝己
長女の夫ビル/生瀬勝久



番宣でのインタビューによると、ケラさんは、
他の人の本で舞台を演出して欲しいと頼まれて、
”三姉妹”ものが大好きなケラさんなので、
じゃぁ、この作品をやろう、ということになったとか。

番宣には、ケラさんと生瀬さん、橋本さとしさんが出てたんやけど、
ケラさんが、人の本でと頼まれたけどやりたい本を探すのが大変で、

「やっぱり自分で書いたほうが早いし、どうしようかと思って・・・」

と、ケラさんが言うたら、すかさず生瀬さんがツッコミ!

「いや、遅いですやん。書くのが」

「あ、書くのは遅いけどね」

ケラさん苦笑い。さとしさん、大笑い~

ケラさん、台本が遅いことで有名らしいです~(苦笑)

3時間を超える舞台ながら、休憩が2回、
聞いただけで、へ~って思ったけど、休憩が2回あるので、
案外、長く感じないで観ることができましたね。

一幕で、登場人物とおおよその状況がわかり
二幕は、ウワサの?食事シーンで家族のほころびが暴露され、
三幕では、ドッキリな展開と、状況は何一つ解決されず・・・

何年か前に観た、ケラさん作・演の
ナイロン100℃「100年の秘密」という舞台を思い出しました。
あのラストも、ビックリやったしね・・・
知っていながら隠し通した秘密・・・まさに人間の業というか。
今回の舞台も、同じような衝撃的な事実が発覚して。

感想・・・長いです~(苦笑)
興味のない方は、遠慮なく、スルーしてくださいね(汗)


村井さん演じるお父さんが、インディアンの娘ジョナを、
家政婦として雇い入れる時の、長セリフから始まります。
・・・・村井さんはこのシーンと、もう一回、
セリフのないシーンがあるだけという贅沢なキャスティング!
でも、あの長セリフはさっすがでした~

8月の暑いある日。
詩人でアルコール中毒の父ベバリーが失踪したというので、
長女バーバラと次女アイビーが実家に戻ってきます。

家に残されていたのは、母バイオレット。
病気のために飲む薬物の中毒で心身を病み、
言動も怪しく、娘たちに罵声を浴びせるばかり。

・・・麻実さんはお初ですが、
すっごい役を自然に演じられていましたね。
元タカラヅカでも、歌もダンスもないけど、
存在感はハンパなかったです~
なんせ、薬物中毒で、家族に対する愛情とエゴイズムを、
半狂乱で娘たちにぶつけるという役ですし。

長女バーバラは、夫のビルと14歳の娘のジーンを連れてきて、
でも実は、夫婦仲は冷え切っていて別居してるらしい・・・
娘のジーンはマリファナをやってるのに、夫婦はそれにも気づけない。
・・・あ、パパは気づいてるんかな~

麻実ママと、長女を演じる秋山さんとのやりとりは見応えありますね。
その狭間で右往左往するビル、生瀬さんが笑いを誘います。
笑わせようとしてないのに笑える、やっぱり間、ですかね!

両親想いの次女アイビーは、常磐さん。
自己主張がハッキリしてる姉と妹の間で、地味な役どころですね。
40代で独身のアイビー、でも、透明感があって健気です。
そして、家族には秘密してるけど、実は恋人がいて・・・
マティ叔母さんの息子、従兄弟のリトルチャーリーとつきあってました!

ぎくしゃくした母と娘たちの緩衝剤が、
陽気な叔母マティ・フェイと夫のチャーリー。
ケラさんの舞台では定番の犬山イヌコさん。
笑いを一手に引き受ける役どころやけど、でも、実は、
すっごい秘密を持ってたんですね・・三幕でわかるけど。
緩衝剤が実は、爆弾やったなんて・・・・
チャーリー役の木場さんは、陽気で優しい叔父さんです。
・・・あの秘密を知っていたなんて~

三女カレンは婚約者のスティーブを連れて来ます。
音月さん演じるカレンは愛されキャラやけど、
さとしさん演じるスティーブは、めっちゃ怪しい~
14歳のジーンを狙ったりしてるしね!

叔母夫婦の息子リトル・チャールズも遅れてやってきます。
靖日さん演じるリトル・チャールズは、恋人のアイビーの前では男らしく、
でも、母親のマティの前では、怒られてばかりのダメ息子。
パンフにある、男たちの対談は読み応えがあって、
靖日さんが、役と戦ってる様子がよくわかりました。


二幕の、一族全員が揃ったディナーのテーブルで、
それぞれが抱える鬱積が爆発します。
下手にあったテーブルが回りながら? 
ゆっくり中央に移動するんですね。
それぞれの会話が辛辣になっていくのと、
舞台が動くのが、なんともコワイ雰囲気をつくってました。
あげく、母娘の取っ組み合いに、一族全員が振り回され、
まさしく、大人たちのドタバタシーンが繰り広げられます。

・・・・このシーンは、毎回、大変やろうなぁ。

しっかりものの長女は、母の薬を取り上げ、
自分がこの家族を仕切ると宣言。

でも、去っていく夫を引き留められないもどかしさ。
愛してると、後から気付いても遅いねんな~

そして、リトル・チャールズは、実は、
マティと父の子だった事実・・・衝撃です。
しかも、母をそれを知っていたし。
どうするアイビー・・・

けして笑えない状況やのに、

「あとはあなたにまかせるわ」 とマティ叔母さんに言われ、

「どうして私が?」 と叫ぶバーバラ、

「だって、あなたが仕切るんでしょ」

客席が爆笑です。
そう、確かにバーバラが「仕切る」と言ったしね。

でも、バーバラは、母バイオレットから聞かされるんです。
父が、入水自殺をするとわかっていながら、母は助けなかったことを。
父の苦悩を知っていても、母は父の不倫を許せなかったのかな・・・

ブラックジョークが炸裂する舞台。
結局、母のもとから娘たちは去っていきます。

ビルと別れることになったバーバラ。
リトル・チャールズと姉弟だとわかったけど、
彼を追っていくアイビー。
14歳のジーンとイチャついてたスティーブやけど、
彼と一緒になると言って、帰っていったカレン。

前途多難な家族、解決されていない問題だらけです。

結局、嵐のような時が過ぎて、薬物依存の母バイオレットは、
家政婦とふたりきりに。
あれだけ、インディアンだからと蔑視してたけど、
彼女にすがるように、最後は名前を呼んでたような・・・

娘たちにも見放されたのかな?

母親って、結局、自分の思うようにしたいのかもね。
愛情と言いながら、娘を追い詰めたりしてるのかも。

う~ん、

早く嫁に行け、なんて、あんまり言わない方がいいのかな?






パーマ屋スミレ

2016-06-18 23:04:30 | 舞台・映画・ドラマ
梅雨の狭間の唯一の晴れ間・・・忙しいですよね、主婦は!
でも、暑い~~~

そして、ブログアップが、なかなか追いつけてません(汗)
日々、いろいろな発見があるんやけど、
なかなか、書くようにならなくて・・・
メモが溜まって来たし・・・仕事が遅い~?

そのわりには、遅くまで起きてるという夜行性は治らずですが、
つまりは、他の用事も多いということですね。
録画した番組も見ないとあかんし、世間でいろいろ起こるから、
ネットニュースも見やなあかんしねぇ~

その合間をかいくぐって?舞台の観劇もあります!

昨夜は、兵庫芸術文化センターまで。
・・・だいぶん行き慣れましたね(苦笑)



「パーマ屋スミレ」。
鄭義信さんの戦後三部作、三作目の上演作品。

4月初めに観た、「焼肉ドラゴン」、
GWに観たのが、「たとえば野に咲く花のように」
そして、この作品。

東京オリンピックで日本中が沸いた1964年、
その翌年の九州のとある炭坑町。
有明海が見下ろせるその町は、アリラン峠と呼ばれ、
在日韓国人と、貧しい日本人たちが暮らしていました。

石炭から石油にエネルギーが替わる時代、
「閉山」に向かわざる得ない町の理髪店が舞台です。



兵庫芸術文化センター、中ホールのロビーに、
こういうオブジェが作られていました。

「焼肉ドラゴン」の時は、始まる前から、
ステージ上の焼肉店で、肉を焼く香ばしい匂いと、
昭和70年代の歌声があふれていました。

さて、今回は・・・

高山厚生理髪店の店内。
中央に理髪用の椅子、畳敷きの小あがりがあり、
よく見ると、おじいちゃんが寝ています。
ツルっぱげの頭を客席に向けて。

コートを着た中年のサラリーマン風の男性が
傘を持って登場します。
ストーリーテラー役である、大人になった大吉。
頭の薄いところは、おじいちゃんからの遺伝?

”現在の大吉”が、俯瞰で過去を眺めるような、
そんな設定で、物語が進んでいきます。

時々、屋根の上に上ったり、
おじいちゃんと一緒に見下ろしたり、
過去の大吉(ぽっちゃりして、女っぽいねん)と、
一緒に並んで、眺めてたり・・・


理髪店の店主は、南果歩さん演じる、大吉の叔母須美(すみ)さん。
その夫、千葉哲也さん演じる(成勲)ナリさんは、炭坑で働いている。
でも、朝鮮人だからと仕事で差別を受けるので、
じいちゃんの反対を押し切って帰化したらしい。

大吉の母は、根岸李衣さん演じる、須美さんの姉の初美さん。
二度の離婚を経て、水商売をしてるらしい。
炭坑の組合長の大村さんとは内縁関係。

須美さんの妹、晴美さん役は、星野園美さん。
「GS近松商店」にも出演してた女優さんやけど、
体型からも(太めで・・)癒し系の方。
・・・でも、今回は壮絶な役で・・・
日本人の昌平さんと結婚。
コミカルな二人なので、ずっと笑いを提供してくれると思ってたのに・・・

ナリさんの弟、(英勲)ヒデさんは足が悪い。
だから、採掘の仕事はさせてもらえない。
須美さんに憧れを持ってるみたいで、
そういう思いも振り切って、北へ行こうと考えている。

あってはならない爆発事故。
多くの坑夫の命が奪われるが、ナリさんと昌平さんは、
命は取り留めたものの、CO中毒患者となってしまう・・・

苦しくて、辛くて、不幸なことばかりが続く物語。
でも、随所に、鄭さんらしい、
吉本的笑い?がちりばめられています。

ギャグ?は3回繰り返す、ところとかね~(笑)

三輪軽トラックも登場しました。
ミゼット?みたいなトラック、あるんですねぇ。
ほんでまた、狭い舞台上をうまく走るんですわ~
もちろん、リヤカーも出て来ましたよ。

そして、「GS近松・・」と同じように、水も飛びました!
下手1列目の方には、ビニールが配られてましたよ!

二幕が始まる時は、ストーリーテラーの大吉さんが、
水が来たときの防ぎ方レクチャーまでしてましたよ。
適度に、西宮ネタ?(野々村議員のこととか)を入れて(苦笑)

そうそう、七輪でイカも焼いてましたよ!
煙ってましたけどね~


でも、本当に辛い。
CO中毒の後遺症って、あんな風になるんやね。

人格が変わって暴力をふるうようになったり、
記憶を失って、子ども同然になったり・・・

福岡の三池炭坑の事故が過去最大の事故だそうですが、
後遺症はないと思われて、労災補償も3年で打ち切られたとか。
今なお、50年以上もその後遺症と戦っている家族がいるらしいです。

組合運動で立ち上がる須美さんたち。

ナリさんは、身体の不調に対する不安と、
思うように働くことができない憤懣、
妻を抱いてやることもできない情けなさから、
弟に焼きモチをやいて、暴力をふるったり、
あまりの苦しみから、カミソリを首に当てて・・・

その時に、寝てばっかりしてたあのおじいちゃんが、
ナリさんを止めました。

「それでも、何があっても生きて行くんだよ」

晴美さんは、後遺症で苦しみながら暴力をふるう夫に、
手を焼きながら、だからといって捨てることなど出来ない。

「太ってる女に、しみったれた顔は似合わないよ」

初美さんのツッコミは、笑いを誘うんやけど、
さすがに、だんだん不幸になっていく晴美さんに、
笑えなくなり、ほんま、泣けてきて・・・

ボロボロになった姿で、一人で現れた晴美さん。

「警察に行かんば・・・私、昌平さんば殺してきた」

そのセリフを聞いた瞬間、客席は水を打ったように静まりました。

苦しむ昌平さんに「殺してくれ」と言われて・・・

もう、涙、涙・・です。

ラストは、雪がハラハラと降る中で、
初美さんと大村さん、大吉くんが旅立ちます。
閉山で、働くところを失った大村さんは、
大阪で空港をつくるところで働くと、その町を出ることに。

三輪トラックに、おじいちゃんと、
マッコリの大きな瓶を乗せて、
雪が降る中を去っていきます。

歩けなくなって車椅子生活をおくるナリさんの、
髭をそってあげる須美さん。

その二人の上にも、雪が降ります。

ストーリーテラーの大人の大吉さんが、
その後の家族のことを話ます。

北へいったヒデさんからは連絡はないらしい。
大阪へいった大吉くんの家族は、大村さんは亡くなり、
おじいちゃんも、初美さんも亡くなった。
ファッションデザイナーになると言ってた大吉くんは、
韓国系の銀行員になってました。

晴美さんは・・・出所後、行方知らずとか・・・

須美さんだけは、あの町に残り、
ナリさんの面倒を見ながら暮らしてたそうです。

「焼肉ドラゴン」と違うところは、
町に残った人たちがいたところですね。

「オマエは朝鮮人やけど、九州女ったいね」

ナリさんが、言うてましたね。
自分で決断して、たくましく生きる、須美さん。

果歩さん、この舞台の稽古に入る前に、
検診で乳ガンが見つかって手術したとかいうてましたね。
でも、パワー全開の舞台でした。

カーテンコールは3回。
スタンディングオベーションもありました。
果歩さんの笑顔が、とってもステキでした!

終演後、ロビーで、笑福亭銀瓶さんを見かけましたよ。
やっぱり、観に来てはったんですね。



「焼肉ドラゴン」の再々演が関西でもあると、
最初に教えてくださったのが、銀瓶さんでしたしね。
お礼を言って、厚かましく?握手もしてもらってきました~~(笑)

ほんとに、感動的な舞台でした~


アジサイの芦刈園

2016-06-15 23:47:22 | 湖国日記
梅雨と言えば、この花ですね!
アジサイ!



今年も、行ってきました!

もりやま芦刈園。

西洋アジサイ50種、5000株、日本アジサイ50種、5000株。
全部で、1万株のアジサイが咲きます。

少し、早い目やったかもね。
今月末は、もっと咲くかな。



アジサイは、日本アジサイが原種らしいです。
ヨーロッパで品種改良がさかんに行われて、
西洋アジサイが産まれたとか。
花びらと思っているところは、実は「がく」らしいですよ。
おしべとめしべが退化してる、装飾花っていうんですって。



色の決め手は、土のPH(酸性度)によるらしいけど、
こういうところには、いろんな色が植えられてるし、
肥料の与え方とかで、調整するんかしらね。



ガクアジサイ。

花言葉はいろいろあるようで、
代表的なのが「移り気」。
色がかわるからですね~



青、青紫のアジサイの花言葉は、
「冷淡、無情、高慢、辛抱強い愛情、あなたは美しいが冷淡だ」

ふ~ん。





ピンクのアジサイの花言葉は、「元気な女性」。





白いアジサイの花言葉は、「寛容」。



ガクアジサイは、「謙虚」。
日本アジサイの原種はガクアジサイなので、
「謙虚」というのも、ぴったりかも。

こういうのもありますね。色がマーブルで。



青系



ピンク系。



白いふちどりがあったり。



柏葉の、面長なアジサイがあったり。









いろんな花が楽しめます~

今週末はアジサイフェア開催。

週末は観光バスも来て、たくさんの人出ですよ。
毎年、たくさんの人が来てますし~


もりやま芦刈園 
守山市杉江町
開園 8時~19時(7月15日まで)
シーズン中 無休
入園料 大人200円 65歳以上100円
(シーズン中のみ)