昨日の大津、におの浜です。
大津パルコに、「坊や」を見にいったついでに、
映画を見てきました・・・どっちがついでって?(笑)
原稿の入稿やら、校了やらが一段落して、時間ができたので、
ちょっと、自分にご褒美です~
「少年H」にしようかな、とも思ったんやけど、
もう始まってしまったので、こっちにしました。
「風立ちぬ」ですね。
ジブリの映画を劇場で見ることってあまりなくて、
たいてい、WOWOWかDVDですわ。
私の中では、やっぱりアニメやしっていう思いがあるからね。
でも、このアニメ映画は、架空の国や人という設定ではなくて、
実在の人をモデルにして描かれてるということと、
大人が楽しめる映画みたい、というので興味がありました。
いや~、ビックリしましたね。
風景がキレイなんですよ。とても緻密でリアルで。
家の中も、会社も、主人公が設計図に数字を入れたりするとこも、
細かいところまでていねいに描いてるんですね。
ジブリの映像って、前からこんなんでしたっけ?
劇場で見てるから? とにかく、キレイでした~
音楽も、良かったですね。久石さんの音楽もいいし、
一番最後に流れる、ユーミンの「ひこうき雲」も、
声が若いし(荒井由実時代やし)懐かしい響きで良かった。
あまり強いテーマはないような・・・
「生きねば」 って、ポスターにもあるように、
大正・昭和の時代に、戦渦に遭っても、力を尽くして生きなさい、
それがテーマなのかな、やっぱり。
ストーリーは・・・・
零戦を作った堀越二郎さんをモデルに、少年時代から、
戦渦の時代を経て、航空機の設計士として成長する姿と、
美しい少女とのはかない恋を描いてますよね~
ジブリ的なのは、飛行機に乗って空を飛ぶ二郎少年の姿や、
彼が夢の中で、イタリアの航空機設計技師のカプローニさんと、
何度も、交流するところあたり。
「日本の少年、力を尽くしたかね?」
印象的な言葉です。
好青年な二郎さんは、関東大震災で助けた少女と、
大人になってから再会し、恋をするんやけど、彼女は、
結核を患っていて、二人は死を覚悟しながらも結婚をします。
「僕たちには時間がありません」
上司の家の離れで結婚式。
あのシーンは泣いたな・・・・
やがて、二郎さんが零戦の設計ができあがった時に、
彼女は、山の診療所に黙って帰って行くんやけど、
そのシーンも、泣いたな・・・
ちなみに堀越二郎さんはモデルであって、
そのはかない恋はフィクションのようです。
でも、泣いたな・・・
そういえば、けっこういろんな方が声をやってはるんやけど、
クレジット見てビックリしたくらい、わかりませんでした~
最初、二郎さんがあまりに棒読み?なんでビックリしたけど(苦笑)
声優さんでも俳優さんでもない、庵野秀明さんでした。
ダレ? って、アニメーターでエバンゲリオンの監督さんです。
知らんよね~ オバチャンは~(苦笑)
二郎さん、ぼくとつというか、そぼくというか、そんな味がありました。
病の身で二郎さんに会いにきた彼女を、駅で抱きしめた時、
ちょっとかすれた感じの声になり、切なくなりましたわ~
アニメでも、いろいろ感じますよね。
それにしても、美しい日本の田園風景と飛行機の映像、
本当にキレイでした。
長い感想になってしまった~
P・S
いくらなんでも、この場に及んで3連敗はないやろに~
しかも、サヨナラって!!