おかんのネタ帳

日々の雑感や興味のあることを書いています

野に咲く花

2016-04-30 15:50:59 | 舞台・映画・ドラマ
暑かったり、寒かったり、雨降ったり・・・
ややこしいお天気が続きましたけど、GWに入りました。
お天気も、良くなってきましたね。風がまだあるねんけど・・・

さて、28日は、またまた兵庫芸術文化センターへ行ってきました!



8日に行った「焼肉ドラゴン」に続く、鄭義信さんの、
戦後三部作の一つ、「たとえば野に咲く花のように」の舞台です。

この作品は、鄭さんの脚本で、鈴木裕美さんの演出。
でも、そこかしこに、鄭さんらしいセリフがあふれていて、
市井でたくましく暮らしている人々が描かれています。



1950年頃の九州のF県のとある港町。
エンパイアダンスホールで働く主人公の真喜は、在日韓国人。
恋人を戦争でなくし・・・でも、第三国人には、
遺骨おろか、戦死の知らせもない。
朝鮮戦争で戦場となった祖国には家族もなく、帰る場所もない。
まさしく、夢も希望もなく過ごしている。

ダンスホール女給仲間の珠代の恋人は、海上保安庁に勤める太一。
鈴子は、真喜の弟淳雨のことが気がかり。

向かいに新しくダンスホール「白い花」が開店した。
ライバル店のオーナーは、顔に戦争で受けたキズがある康夫。
朝鮮戦争の特需で儲けて、ダンスホールも買ったらしい。

同じ目をした真喜を好きに鳴る康夫、そんな康夫の婚約者あかね、
康夫の弟分の直也は、あかねを愛し続けている。
一方通行の四角関係・・・

真喜の弟は、日本に来て憲兵になったらしいけど、
終戦になり、朝鮮人として、そのことが後ろめたいと思っている。
仕事にも就かず、武器の部品を造って大もうけしている工場に、
火炎瓶を投げて、警察に捕まってしまう。

植民地支配のもと、日本のために戦ってきた人々は、
敗戦によって植民地支配から解放されたことで、
日本人でもない、あいまいな立場に立たされ、
何に向かえばいいか、何を目標に生きていけばいいのか、
悩むことになるんですね。

戦勝国人でもなく、敗戦国人でもない「第三国人」・・・
某政治家の発言が問題になったりしたけど、都合良い言葉があるもんやね。

やがて勃発した朝鮮戦争は、在日の人々だけでなく、
後方支援の米軍の基地がある日本の人々にとっても、影響を及ぼし、
海上保安庁の太一は、米軍の指令で、日本海の掃海作業に出発します。
朝鮮半島が分裂したことは、在日の中でも分裂をうみます。

真喜のセリフに、

「今、私らが悩んでることなんて、50年先の子どもらには、
 きっと、取るに足らんようなことになってると思う」

そうやろか・・・
終戦後70年を過ぎた今でも、日韓の関係は微妙やけど・・・

真喜が何度も蓄音機で流す曲は、「虹の向こうに」
オーバーザレインボー、です。

「あんた、虹の向こうに、新しい国があると思う?」

真喜が康夫にきいてました。

かたくなに、絶対康夫と別れないと言い切るあかね、
アルコールに走るあかねを、見守るしかない直也。

相手を傷つけるしかない愛し方って、本当にヒリヒリする。
観ていて、イライラするくらい、みんなが不器用で、
時代に翻弄されて、でも、好きという気持ちは純粋で・・・

女性の演出家だからか、登場する女性たちへの目線が優しい。
ラストは、鈴子、珠代、真喜がそれぞれ妊娠。
妊婦が3人でお芋を食べながら語り合うという大円団。

子どもが生まれる、そういう展開だけで、未来が明るくなるね。
何より、夢や希望を失って、何を目標に生きていけばいいんだ、
なんて言うてる男を、現実に引き戻すし。

唯一、顔の傷以上に、戦争で心がキズついている康夫は、
行方がわからないままやけど、でも、真喜は明るい。

女は弱し、されど母は強し。

そうそう、この作品は、ギリシャ悲劇をベースにしたものを、
って、鈴木さんが鄭さんにオーダーして書かれた作品だそうです。


さて、6月に、三作目の「パーマ屋スミレ」が上演されます。

「焼肉ドラゴン」は1970年の頃の大阪郊外。
「たとえばの野に咲く花のように」は1950年頃の九州福岡の港町。
「パーマ屋スミレ」は、上記の作品の間、1960年頃の北九州が舞台。
こちらは、鄭さんの演出です。


3人の天使

2016-04-28 23:27:40 | 舞台・映画・ドラマ
演劇づいてます・・・

昨日は、ひこね演劇鑑賞会の例会、つまり上演日です。
演目は、先月、紹介記事を書いた無名塾の舞台、

「おれたちは天使じゃない」



いや~、83歳の仲代達矢さん、面白かったです。
というか、仲代さんが一番、声が良く出てました。
言葉が、しっかりきこえました。

人によっては、聞こえにくいセリフもあったんですけどね。
なんせ、会場=ひこね文化プラザ大ホールが、大き過ぎて。
1400人入れるらしいんですね。演劇には、大きいですよね。

それにしても、よくできたお話でした。
囚人が、一般の家で働くという就役があるって、
フランス領ギアナ、ならではなんでしょうね。

赤道直下の暑いところ、そこが舞台。
40度もある町の、クリスマスのお話。



実は、この紹介文は、台本と3分ほどのデモ映像を見たのと、
校正の段階で、「魅力を知ろう会」という事前勉強会に参加した、
それだけで、書いてるんです・・・
あと、観た人の感想と。

でも、ほんとに、この通りでしたね。
仲代さんの存在感、ハンパなかったし。
83歳やのに、ゆらゆらふわふわ、軽やかなん。

セリフの一言一言が面白いから、会場が盛り上がって!
他の役者さんも、やっぱり、上手いですしね。

テーマの音楽も、南国的で良かったし、
「3人の天使」という、イブに歌った賛美歌も良かった。
魅力を知ろう会でも、みんなで歌ったけど。

結局は、毒蛇で、因業な従兄弟と甥をやっちゃうんやけど、
そんな犯罪すらも、何故か明るく、めでたしめでたし、
みたいな終焉なんですね。

というか、殺人犯や強盗殺人犯が、すでに人を殺めてるのに!
今さら、「手を下さず」毒蛇が殺ってくれることにかけるとか、
フツウに、良い人っていうのも、おかしなことです。

それに、観てるわたしらも、それを応援してるし、
店主一家も、みんな、死人が出てるのに、気がついたら喜んでいて。
打算的でええ加減な娘の恋人も、あやまって毒蛇に噛まれてしまうし。

めでたしめでたし??


次回の例会は7月。
トムプロジェクトの「百枚目の写真」。

さて、どんなお話でしょう。

記事を書く前に、台本、あればDVDを借りようっと。









観劇で感激

2016-04-27 11:21:28 | 舞台・映画・ドラマ
今月は、かなり浮き足立ってます。
ブログ更新もおろそかになってますが、いつものように?
仕事に忙殺されて・・・というのではなく(苦笑)
かなり、プライベートが忙しくて(笑)

プライベートといっても、いつものことですけどね。

観劇と祭り!(笑)

16日の初日に行った、舞台「寝盗られ宗介」の大阪公演も、
24日で、とうとう終わってしまいました。

もちろん? 24日の千穐楽も行ってきましたよ。
見届けてきました~~



相変わらず、若い女性が多いですが、中には、
中高齢のご夫婦なんかもいて、さすが松竹座やなぁと。

主演は、先週も書いたようにジャニーズでは、
ダンスとか、アクロバティックなイメージのあるユニット、
A.B.C.-Z(エービーシージー)の戸塚くん。

まさかこの年でジャニーズを観に行くなんて思ってもなかったけど、
これも、応援するイケメン俳優さんが出演するからで、
ほんま、刺激的すぎる?日々でございます~(笑)

つかこうへいさんの作演の舞台を観たことがないので、
比べようもないんやけど、このために、原作本を買いました。
小説と戯曲の両方を載せてあるものやけど、
ストーリーとしては、深みのあるものですね。

つかさんは、これを稽古のときにセリフを入れる、
「口立て」で演出したそうです。
なので、台本があったのかどうか。

今回は、それを少年隊の錦織さんが脚色・演出。

大衆演劇一座の話なので、劇中劇があり、
舞台上での物語と、舞台裏での物語の二重構造です。

ドサ回りの北村宗介一座がかける「寝盗られ宗介」という芝居。

江戸は元禄の頃のお話。
湯屋で、女郎や夜鷹の「下ぞり」をしている宗介には、
お志摩という女房がいるが、お志摩は、昔、歌舞伎役者音吉と心中し、
生き残ってしまったことから、それで紅場(あかば)の女郎に落とされたとか。

同じく生き残った音吉は、上方で歌舞伎役者で名をあげている。
宗介は、音吉とお志摩の道行きを叶えてやりたいと思っているらしい。
しかし、実は、宗介は、将軍綱吉の実の子で、
自分の女房を寝取らせて、その間に将軍の命を狙うという・・

そんなような劇中劇なんですけど、なんせ、シモネタがいっぱい(苦笑)
若い役者さんがリアルにセリフで言うから、ドキドキです~

主演の戸塚くんと、相手役の高橋由美子さんは、
膨大なセリフと、劇中劇、歌、ダンスと、たいへんです。
由美子さんは、舞台もこなしている方なので力強いですが、
戸塚くんは、千穐楽は、さすがに疲れが出てる感じでしたね。

でも座長としての心配りもあって、
ラストのカーテンコールでは、キャストそれぞれに、
一言ずつ、挨拶をするようにと配慮してくれてました。
ありがとう~ (笑)

劇中の音楽も印象的でした。
オヨネーズの「麦畑」で始まり・・・

「女はそれを我慢できない」 アン・ルイス
「夜の訪問者」 小川順子
「どんまいどんまい」 河島英五
「甘えんぼ」 大塚愛
「高原のお嬢さん」 舟木一夫

他にも、いろいろ。
洋楽はあまり知らないねんけど、でも、
「太陽がいっぱい」もありましたよ~
「風とともに去りぬ」のテーマとか!

そんなこんなでも、楽しい舞台でした。

大好きな俳優さんも、脇役ながら存在感ありましたしね!
いっぱいいっぱいの主演さんにアドリブでからむあたり、
客席のお客さんにも喜んでもらえてましたし。

何より、劇中劇の着流しの音吉の姿はカッコ良すぎて~
ラストの、黒いタキシード姿でフラッシュモブをする姿、歌う姿、
立ち姿も、カッコ良すぎました~~



ウキウキ気分の終演後。

松竹座は、難波の繁華街にあるので、外国人もいっぱい。

徐々に、現実に戻りながら帰路につきました~

そして、今週は、また、違う舞台を観に行きます。

・・・あ、仕事も、ちゃんとしてますので、ご心配なく・・・




※ 蛇足かもですが、語句説明を・・・

「下ぞり」= 女郎の下の毛を整えることを生業としている卑賤のこと
「紅場」= お上が女郎の下の検診をするところ






水口曳山祭り その2

2016-04-25 23:54:41 | 湖国日記
続きがなかなか書けなくてすいません~
この週末は、ちょっとイケメン俳優さんを追いかけていたので(笑)
舞台を観に行ったというのもあるのですが、そのために、
情報を探ったり・・・もちろん、仕事もやってましたけどね~

と言うわけで、水口曳山祭りの、残り2つの曳山を紹介します。



池田町の曳山です。
前に子どもたちが乗っていいるし、
ちらりと見える囃子方は女性・・・アットホームな曳山です。



曳山の上のダシは、一寸法師。



先に入った2つの曳山が、指定された場所に着こうとしてます。



池田町の見送り幕は、下がり藤の家紋が入ってます。



裃をつけた人たちの入場もありました。
番具と町名が書かれた灯籠?を持ってますね。



池田町の曳山は、一番手前に置かれました。



さて、最後の天神町の曳山がなかなかやってきません。

よーく見ると、ダシが大きくて、周辺の木々の枝にひっっかるようです。
運動場をならすトンボのようなもので、木をよけながら、
やってくるのが見えました~



しまいに、枝をのこぎりで切ってましたね。
ええんかいな、そんなんして~(苦笑)

曳山自体も、大きいようです。



ダシは、天神町らしく、菅原道真のようです。
上に、梅の枝もつくっていますね。



そして、方向転換です。



テコの法則を利用して、竹も敷いてましたね。









見送り幕は舶来の織物で、甲賀市の指定文化財になってるらしい。
今年が見納めで、収蔵されるようなアナウンスがありました。



中心軸。これで曳山を回転させるようです。



内幕も、17世紀のものらしくて、これも市の指定文化財。

拝殿の前で、神様に奉納。
お囃子のメロディも静かなものに代わります。



4基がそれぞれの場所に収まります。





田町・片町の囃子方が、ずっと力強く演奏していましたね。



天神町の囃子方、子どもたちの太鼓、すり鉦がかわいい。
笛は大人の人ですが、軽快で楽しそう~
小さな女の子も、すり鉦を楽しそうにならしてました。

このあと、お神輿が出るんですけど、電池が乏しくなり・・・

ま、ふつうのお神輿です。

子ども御輿が2基、大人の御輿が1基。

町内へ出て行きました~




水口曳山祭り

2016-04-22 23:36:26 | 湖国日記
一昨日は、ええ天気でした~
予定通り、水口曳山祭りに行ってきましたよ!

写真の整理だけで、時間がかかりました。
動画も撮ったんですけど、ここに貼れるのかどうか・・・
facebookには、貼り付けたんですけどね。



水口神社。
(マニュアルで撮ったら失敗・・涙)



「ほいのぼり」という作り物が飾られてます。
竹を細く裂いて、ピンクの花を付けてあります。
甲賀地域では、お祭りでよく見る飾り物みたいですよ。



こんな感じね~

水口は東海道の50番目の宿場町、江戸時代中期の享保年間に、
この町に住む町民の力によって創り出された祭礼が水口曳山祭り。

メインは豪華な曳山で、その中で奏でる力強い水口ばやしが祭りを盛り上げます。
4月19日は「宵宮祭」で、4月20日が「例大祭」。

16基ある曳山が、交代で、毎年数基が奉納されます。
20日の朝、各町内を出発した曳山が弟殿に集まり、
一同が打ちそろって水口神社への巡行が行われます。
わりと近い距離ですが、曳山の上にダシと呼ばれる作り物があって、
それが木の枝にかからないように、ゆっくりと進むんですね



10時半ごろに、一番の曳山が来ました~
「大原町」の曳山です。ダシは、虎と竹。
曳山の中に、囃子方が乗って水口囃子を奏でます。



江戸時代後期に造られた白木山。
水口神社の前で方向転換をして入場します。
入場するときは、お囃子がリズミカルなものに変わります。



横笛、すり鉦、絞め太鼓、太鼓で奏でられます。



縄を引く人たち。
神社に入ると一気に進みますね。
見送り幕が、なかなかシンプルで、シックです~



2番の曳山が来ます。



ダシは、白い龍ですかね~
田町・片町の大きな曳山です。



やはり、入り口で方向転換します。



デコの法則を使って、曳山を持ち上げ、中心棒に木を噛ませて宙に浮かせ、
それを軸に回転させるようです。
車輪が回りやすいように、青竹を敷くのは祇園祭りでも見たような・・・



なかなか回らないのかな。



見送り幕は赤が鮮やかで、「長尾鳥文様筒描友禅染」。



長くなるので、あとの2つは次回に。

水口曳山祭は、県の無形民俗文化財に指定されています~



大阪松竹座にて

2016-04-20 22:12:53 | マイブーム イケメン
なかなか気が晴れない日々ですが・・・

先週末、大好きな俳優さんが出てる舞台を観に行ってきました!



大阪松竹座、「寝盗られ宗介」です。
ここで舞台を観るのは初めてなのですが、
歌舞伎を上演している劇場として知られてますね。

主演が、ジャニーズ事務所のグループ、A.B.C-Z の戸塚くん。

・・・A.B.C-Z だれやねん~て? 

一昨年の冬に、大好きな俳優さんが、やはり舞台で、
そのグループのメンバー、河合くんと橋本くんの二人と共演。
なので、グループ名だけは、知ってますよ~
でも、戸塚くんのことは、今回初めて知ったけど。

演出が、同じくジャニーズ・少年対隊の錦織一清さん。
舞台の演出、やってはったんですね~
というか、ニッキはもう50歳なんですって! 少年隊やのに。

戸塚くん主演では、演出が4作品めだそうです。
しかも、つかこうへい作品。



他に、関西ジャニーズJr.の藤原丈一郎くんも出演してるので、
圧倒的に、若い女性が集まってる感じです~

・・・おかげで、チケット獲得、たいへんでしたから~

大衆演劇の一座を舞台に繰り広げる人情劇。
劇中劇があり、主演の戸塚くんと女房役の高橋由美子さんは、
膨大なセリフの量で、ほんとうに熱演です。

人情劇とはいえ、コメディ要素がいっぱいあるんで、
笑えるところも満載です。

終演後、カーテンコールで、キャスト全員がずらっと並び
主演の戸塚くんが挨拶したのですが、

「・・・・さて、みなさんもご存じのように熊本で地震がありました。
 実は、福田沙紀ちゃんが、熊本出身です。沙紀ちゃんからひとこと・・・」

隣に立つ若手女優の福田沙紀ちゃんを促しました。
沙紀ちゃんは実家のご両親や親戚の安否も確認できたけど、
前夜に本震があったばかりだったので不安は隠せず、

「1日経てば状況も変わるので・・・」

声を詰まらせていました。
カンパニーの皆さんに支えられ、仕事をすることで、
気持ちが頑張れると、言うてはりましたね。

座長の戸塚くんが言いました。

「僕たちに何ができるだろうかと考えて、義援金を送ろうと。
 ロビーに箱が置いてありますので、みんさんご協力ください」

主演後ロビーに出たら、キャスト全員が募金箱を前に立っていました。
両側に立っていたようで、戸塚くんが立ってた方は山のような人(苦笑)
反対側に、私の応援する俳優さんが立ってたのですが、
そちらは、7人か8人立ってたけど、わりとスムーズに流れて(苦笑)
でも、一番背が高いし、イケメンなので目立ってましたし(←言い切れます! 笑)

もちろん、その俳優さんの前の箱にお金を入れたのですけど、
私と一緒に行った友だちと二人で、その俳優さんにアイコンタクト!(笑)
気づいてくれたようで?(多分!)笑顔をいただきました~~

不謹慎ながら・・・間近でごひいきの俳優さんに会えたことで、
めっちゃ、舞い上がってしまった私らです~

舞台化粧のまま、衣装もそのまま。

カッコよかったです~~
 










和歌山城へ

2016-04-19 15:17:42 | 日々のつれづれ
日々、出てくる情報に心が痛みます・・・
ホントに、祈るしかないもどかしさを感じますね。
東日本の時もそうやったけど、わずかながらの義援金しかできないです。

何度も大きな震災があって、経験を活かした救援が行われています。
それでも、どうにもならないこともあります。
本当に、これ以上の犠牲が出ないこと、
早く余震が治まることを、お祈りしています。

夫婦円満温泉の旅から帰ってきて、震災がおこり、
ほんま、気持ちが沈んでしまってるのですが、
思えば旅の途中から、テンションが下がったのでした・・・

せっかく白浜まで行ったのに、
せっかく温泉に入ったのに、
翌日の13日水曜日。

白浜アドベンチャーワールド、

休園日やったんです~~涙

え~っ、

パンダに会えへんのん~~~涙

せっかく行ったのに・・・

まぁ、ちゃんと調べていかない私が悪いねんけど、
まさか、季節の良いこの時期に、休みがあるなんて・・・

あっちゃ~~!!

おそらく、春休みが終わり、GWに向けてのメンテがあるんでしょう。
急遽、iphoneで調べたら、翌週の20日の水曜日も、お休みとのこと。

しゃあないので、検索いっぱいしましたがな。

「たま電車の貴志川線に、ニタマ駅長を見に行こう!」

初代のたま駅長が亡くなって、ニタマが就任してるはず・・・

調べましたよ・・・・そしたら・・・

水曜日は、ニタマ駅長は公休日ですって!

貴志駅に、出勤してないんかいな!

しゃあない。

次を調べましたがな。

和歌山市加太沖に浮かぶ、戦争遺構のある無人島・友ヶ島!
旧陸軍の要塞跡が残るという神秘的な島は、
ハイキングルートがあるというので、人気のスポットです。

調べたら・・・

火曜日・水曜日は、フェリーが運休・・渡られへんやん!

え~っ、ことごとく水曜日は休み。

そういや、レストランとかも休みが多い。

水曜日は鬼門ですやん!(涙)

仕方ないので?

年中無休のところへ行きました。

ま、最初から、ここへは行く予定でしたけどね。



和歌山城! 年中無休!

現在の天守は昭和33年に再建されたもの。
1798年に落雷で消失、御三家ということで特別に許されて、
1850年に、ほぼ元のまま再建された天守は、昭和20年の空襲で消失。



岡口門と底に続く土塀は、1621年に建てられ、
空襲にも焼け残った数少ない遺構で、重要文化財。



手前にトイレがあるんやけど、一応しっくい仕様の建物。

天守の最上階からの眺め。





海が見えますね~



西の丸庭園。
奥に、珍しい、木造の橋廊下があります。
西の丸と向こうがわの二の丸とを結ぶ橋で、
奥女中らが通るために壁や屋根を付けたとか。



傾斜があります。
これは、復元された平成の建物。



入り口はこんな感じ。

建物は焼失しても、石垣は遺っています。
時代によって積み方が異なるのですが、和歌山城も、
古くは創建時代の秀吉の頃に積まれたものもあるようです。

城造り名人といわれた、藤堂高虎が手がけたとか。
関ヶ原の戦い以後は、浅野幸長が城主になり、
連立天守や、本丸、二の丸、西の丸が建てられたようです。



西の丸の近く、鶴の渓にある石垣は、野面積み。
自然石を積んだなだらかな石垣、秀吉の頃のもの。



本丸付近の石垣は、打ち込みはぎ。
石の表面を荒く加工して接ぎ合わせて積んだ石垣。
浅野期、その後の、御三家になった徳川時代に積まれたもの。



こけむしてますね。



地元産の砂岩をつかっているそうです。



このあたりは、もう少し新しく、切り込みはぎで算木積み。



角がシャープな算木積み。
熊野の花崗岩が使われているらしい。

石垣の高さはそれほど高くないけど、400年以上前に、
こういう技術があったことが素晴らしい。

なので・・・

熊本城の石垣の崩壊は、ショックです・・・

当時のままの建造物の約半数が壊れているとか。
「東十八間櫓」、「北十八間櫓」、「五間櫓」と
櫓門の「不開門(あかずのもん)」が倒壊。
現存する最大の建造物である「宇土櫓」でも続櫓の一部分が壊れたとか。
重要文化財やからね・・・

ちなみに、石組みの権威である穴太衆の末裔が、やはり、大津にいはります。
何度も、メディアにも登場されている粟田建設。
「石の心の声がわかる」穴太衆の口伝の技術を受け継いでいる方が、
熊本城の石垣の修復には、お金も日数もかかるとおっしゃってました。→ こちら

加藤清正が手がけた城、あの「武者返し」という勾配の急な石垣。

現代の技術と合体して、熊本県民のシンボルを修復させて欲しいです。

しばらく、熊本には行けないなぁ・・・







那智の滝

2016-04-16 23:39:49 | 旅の想い出
夕べ、夜中の揺れは「本震」やったって!?
木曜日の揺れのあとは、余震やと思ってた人を無惨にも裏切って、
・・・今朝のニュースを見て、愕然としました。

学生さんが生き埋めになったとか、木曜日には堪えてた家が、
夕べの揺れで崩壊したとか・・悲惨すぎて・・
菊池温泉は、3年前に泊まったとこやし。
築400年を越える、熊本城の櫓と石垣が無惨に・・・悲しい!

ただただ、被災したみなさんのご無事を祈るばかりです・・
何かできることは・・・今日は義援金に協力させてもらいました・・・


一泊二日夫婦円満近場温泉の旅、
こんな状況で、お気楽なブログを書くのもどうかと思うんですが、
続きなので、よろしくお願いします・・・



那智の滝です。
ほぼ垂直の断崖に沿って落下、落ち口の幅13メートル、
滝壺までの落差は133メートル、落差では日本12位、
でも、一段の滝としては落差日本1位らしい。
華厳滝、袋田の滝と共に日本三名瀑のひとつ。



こういう石段を下りてきたら、滝が見えます。



熊野那智大社の別宮があります。



やっぱり、マイナスイオンを感じますね。
こういうところは。

ただ、流れ出る那智川は、2011年の台風12号で水害のあったところ、
護岸工事が進められていて、河川は自然の形ではなく、
人工的な石垣ができている部分もありましたね。

ほんまに、自然の力はすごいね。

自然災害、コワイです・・・







南紀へ

2016-04-14 23:08:46 | 旅の想い出
すごい地震が発生しましたね。
写真の整理をして、ブログアップをと思っていたのに、
九州の友だちにLINEを送って無事を確認したり、
ニュースを見たりしてるうちに、時間が過ぎてしまい・・・

熊本市の隣にある益城町が震源地とか。震度7。
阪神淡路大震災と同じくらいの大きさですよ。
ドキドキします・・・

住民の皆さんの、ご無事を祈るばかりです。

ニュースも気になるんですが・・・
とりあえず、一泊二日、夫婦円満近場温泉の旅の報告を。

今回は和歌山方面。

新名神から東名阪、伊勢自動車道、紀勢自動車道から那智へ。
新宮の熊野速玉大社、那智熊野大社、青度岸寺へ参詣。

なんせ、ダンナの車は11年乗ってるし、古いナビなので、
新名神すらあらへんのですね。
一応、「るるぶ」の地図を確認してるし、
WebのNAVITIMEでルートもチェック。
でも、行ってみないと道路状況がわからへんし。

しかも、新名神も東名阪も、工事中なんですよ~
東名阪は、どうも、伊勢サミットのためにやってるらしい。

そんなこんなで、ついつい、地図を見ながらダンナともめるんです。
私は、iphoneのアプリで道路状況を調べて言うんやけど、
アナログなダンナは、私の言うことをなかなか聞かない。

「女は地図が読めない」って、言い切る人なんでね。
私が言うてるんとちゃうやん、アプリが言うてますねん~

・・・夫婦円満、ちゃうやん~

そこは、ぐっと我慢しながら(どっちが?)
なんとか、ほぼ予定通りに、速玉大社に到着。



熊野三山の一つ。
「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されています。



摂末社の八咫烏神社。



本殿。
熊野速玉大神と熊野夫須美大神が主祭神。

ここから、次に、那智に向かいました。
お昼ご飯は、やっぱりなかなか当たらず。
速玉神社のそばには、な~んもないし。
おそばやさんぐらい、あって欲しかったのに。

結局、那智の瀧へ向かう道中でレストランを発見。時間は2時過ぎ。
那智黒飴とか、かりんとう、かりんとう饅頭とか売ってるお店で、
マグロ丼とか、マグロカツとか、マグロステーキとかあって・・・

結局、きつねうどんとマグロ炊き込みご飯に。
ホテルの夜ご飯が食べられなかったら困るので軽めに。

まずは、西国三十三カ所めぐりの1番の観音さまを参拝しに行きます!



石段! 観音様って、石段の上なんよね~



途中に、小さな郵便局がありましたね。



那智熊野神社の鳥居が見えてきました。
熊野三社のひとつ。

鳥居の方に進まず、右手の石段を上がると、青岸度寺です。



本堂。重要文化財。
本尊は如意輪観世音菩薩。



入母屋造、向拝一間、こけら葺。天正18年(1590年)建立。
古い大きな建物ですね。



手前にある宝篋印塔も重要文化財に指定されてます。
元亨二年(1322年)の銘があるとか。



奥に那智の瀧。
その左に三重塔。中世の戦乱で消失したのを、1972年に再建されました。



如法堂。大黒天が祀られてます。



青岸渡寺から、那智熊野大社へ。



熊野夫須美大神を主祭神とする神社。

青岸渡寺も、この那智熊野大社も世界遺産。

さて、ここを下りて、瀧へ向かいます~



顔認証

2016-04-11 23:37:43 | 日々のつれづれ
先日の朝日新聞に、こういう記事が載ってました。



「人気コンサート 顔認証続々」

1万円のチケットが数十万円、そんなアホな~と思うようなことが、
実際にあるらしいんです。ネット上で高額で売り買いされるんですよ。
それを防止するために、入場時に「顔」認証で、
チケットを買った本人かどうかを確認するというものです。

今頃、そんな記事が?

なんて、エイター(彼らのファンをそう呼ぶ)の娘が言うてましたけど、
そういや、先日、娘が行ったライブはその顔認証で入場とやらで、
一緒に行く友だちと「顔」の写メをやりとりしてましたね。

夜中にLINEで、「写真よろしく」って送ったら、

「え~、今、お風呂入ってすっぴんやん~」

わざわざ化粧しなおして写メを撮って送ってくれたとか。
・・・ほほえましいけど・・・三十路ですよ・・・汗

つまりチケットを2枚買ったら、
一緒に行く人の「顔」も送らないとあかんのね~

だいたい、ジャニさん関連のチケットはなかなか取れないので、
基本的にファンクラブ(FC)会員でないと申し込めないし(多分!)
家族やらみんなFC会員にして、たくさん申し込むらしんです。
・・それでも当たらないらしいよ、アラシさんのチケットは~

入手できない人が頼りにするのが、ネットの売買サイト。
ほんまに、すごい値段で売ってるからね~ 

いわゆる、それを商売にしてるダフ屋はあかんけど、
ウワサによれば、シロウトさんでも、取れ過ぎた場合は、
高く売って、交通費や宿泊費にするとか・・・
ほんまかいな。取れ過ぎるってことがあるのん??

記事によれば、ジャニさんの事務所では
「営利目的で転売されたチケットでの入場を認めない」と明記。
「正規販売で購入したチケットで公演をごらんいただくため」
申し込み時に、顔写真をメールで送信することを求めると公表。

「顔認証」というても、人が目視するのとはちゃいますよ。
タバコの自販機みたいに、タブレットの前に立って、
事前に送られた顔写真と合致するかどうかを機械が確認するらしい。

入場に、めっちゃ時間がかかりそうやね~

他人名義で申し込む人が減って、取りやすくなるという人もいれば、
ファン同士で、余ったチケットを融通しあってたのができなくなる、とか、
熱があっても、無理して行かないと、チケットが無駄になる、とか、
いろいろ意見はあるようで~~ まぁね。


私も、楽しみにしている舞台が今週末から始まるねんけど、
これが、その、ジャニさんとこのタレントさんが出るんですね。
それほど売れてるグループの人やないんで(しっつれい!)
顔認証ではないんですね。

そやけど、チケットはやっぱりなかなか取りにくくて、
・・・この前、書いたように、ネットでぽちっとして買えず、
 なかなかつながらない電話で購入するんです~

そして、某サイトで、千秋楽が5万も6万もするんですよ~ 
びっくりポンやわ。

応援してる俳優さんの事務所の申し込み枠で、
なんとか確保はできたものの・・・ほんま、たいへん。

そやのに、ツイッターを見てたら、
「全公演行きます」なんていう人がいて、
え~っ、どんな手をつかって購入したん~?
・・・なんて、思ってしまいますわ。

庶民のささやかな楽しみが、高いのは困りますけど、
なんとか、チケットが取りやすくなりますように~