大きなくすのき。
一昨日訪れた、彦根のシブヤ美術研究所のお庭にあった木です。
100坪ほどのお庭があり、くすのきのほか、紅梅やコブシ・・などもあります。
(ほかの木の名前がわからず・・・汗)
足軽組屋敷町にあるシブヤ美術研究所の建物も、築150年という古民家。
旧住所で見ると、このあたりは「勘定人町」やとか。
彦根藩の、経理をしてた人がいはったんやろか~?
それはともかく、ここで、造形作家の渋谷淑子さんが、
「子供アトリエ」という、造形絵画教室を開いています。
教室の設立は1966年で、市内の他のところで開いていたのを、
20数年前からここで開くようになったとか。
それは、ここに広いお庭があったからなんですって。
紅梅のつぼみがふくらんでいるのを撮ってたら、渋谷さんに言われました。
「足もと、気をつけてね~」
ふと見たら、むっくりと、「ふきのとう」の芽が出てました。
春やねぇ~
このお庭では、子どもたちと陶器の野焼きだけでなく、
パンやバームクーヘンを焼いたり、はたまたサンマを焼いたり、
渋谷さんが焼いた陶板でバーベキューしたり。
もちろん、作品を作りながらやそうですが(笑)
美術教室やのに野外活動が盛んて、ちょっと不思議?
渋谷さん曰く、ひところは50人くらいいた生徒さんも、
今は数えるほどやとか。ま、少子化の時代やしね。
けど、そのせいか?
ここには子どもたち以外の、大人たちがたくさん集まるらしいんですよ。
毎月、第2水曜日は「グループくすのき朝市」があります。
有機野菜やら、お米、自然酵母で作ったパン、自家製の梅干し、
こだわり豆腐、手作りジャム・・・等々が販売されます。
人が人を呼ぶから、この日は、小さな古民家が、
すごくたくさんの人でにぎわうみたい。
・・・よくわからんけど(笑)
シブヤ美術研究所には、「金亀土涛(こんきどとう)シブヤ」と呼ばれる美術教育部と、
(子供アトリエや油絵の教室のことですね)
朝市を担当する「農に親しむ部」やら、「町家の中の巨木を守る部」、とかがあるそうです。
で、この1月からは、「シニアサロンくすのき」も始まりました。
これは、彦根市が推進する「彦根市やすらぎふれあいの館」というもので、
「地域の中で、気軽に人と交わりたい・・・」という願いをもつ高齢者の方のための宅老所。
すでに、市内の8か所で開設されているそうです。
民家などで、ボランティアの人たちが中心になって運営するようです。
ここでは、高齢者の人たちがゲームをしたり、おしゃべりしたり。
参加費用は場所によって異なるけど、おやつ代や食事代として、
500~1000円ほどの自己負担があるようです。
定員も場所によって異なるのかもわからないけど、「くすのき」は5名。
渋谷さん曰く、
「参加者は、今のところ私ひとりやけど~」
始まったとこやし、これからですよ。
渋谷さんは、老若男女、健常者も障がい者も、みんなが集う場所になれればと、
ずっと願ってきたそうですが、その夢が叶うのかも。
「ここでは、好きなことをしてもらおうと思ってるの」
ゲームしたり、おしゃべりしたり、みんなに同じ事をしてもらうのではなく、
いろんなことをやってみて、そこから自分の好きなことを発見してもらえたらいいなと。
だって、ここでは、絵を描いたり、モノをつくったり、陶芸をしたり、
お菓子やパンを焼いたり、庭の木の手入れや、花の手入れ・・・パソコンもあるし、
もっと他にもいろいろやれそうです。
とにかく、ふれてもらって、やってもらって、
その中から自分の好きなことを見つけて、やっていって欲しい。
子どもたちから、高齢者の方にシフトさせながらも、お互いの交流もできそうです。
年齢不詳の?渋谷さんは、めっちゃ元気で前向きな方です。
多分・・80歳も近い?と思うけど、
パソコンを駆使すべく、ブログを書き、チラシを描き、
「グループくすのき」通信も書きます。
すごいでしょ!
パワフルでしょ!
見習いたいもんです~
「金亀土濤シブヤ」は →
こちら から。
ブログもありますよ~