おかんのネタ帳

日々の雑感や興味のあることを書いています

野間邸寄席

2014-04-29 19:21:17 | マイブーム・落語
さてさて、朝からずっと雨。
天気予報通りですわ。
なので、ダンナが出勤してから、ネコとだらだら・・・

友だちから、ランチのお誘いのメールが来てたのも気づかず、
カップ焼きそば食べて、残ってた甘いもんを食べたら、胸焼け・・・
引きこもりな、昭和の日になってしまいました~

さて、一昨日行ってきた落語会ですが・・・



野間邸寄席。

和室がつながった奥の間。
いちばん隅のお部に高座があって、ついたてで上座、下座を目隠し。
下座にお三味線、上座の部屋の外の濡れ縁に座って、太鼓やら笛やら・・・
あ、笛は、よね吉さんが庭に立って吹いてはったような。

トップバッターは、桂優々くん。
雀々さんのお弟子さんで、滋賀県高島市出身。
それを、アピールしてはりましたね。
なかなかイケメンですけどね。やっぱり、雀々さんのお弟子やなと(苦笑)

噺は、「転失気(てんしき)」。
私は聞いたことなかったけど、最近、若手とかがよくかけてるとか。
寺の和尚が医者に言われた「転失気」をしったかぶりして小坊主にきく。
小坊主が知らないとわかると、教えたのに忘れたな、といって、
近所に聞きにやらすという話。

結局、「おなら」のことやけど、和尚さんも知らないということがわかって、
小坊主が「さかずき」のことやとウソをつくねんな。

オチは、「お寺では、古くからさかずきをてんしきというんですか?」ときかれ、
「なら、へぇあんの時代から」

ちょっとクサイ話でした~
こういうネタも、テレビとかではあまりやらないネタやね。

二番目が、桂よね吉さん。

聞けば、体重が80kgを越したとか。

「チラシの写真と別人やと思てはるんちゃいますか~」

自虐的なこと連発してました~

相変わらず?マクラ、長い~(笑)
太ったから、スイミングに言ったという話ね。
昼間にスイミングに行ったら、おばさま方がいて水中ウォーキングしてて、
その様子が、なんとも・・というような話をしてましたね。

それから、歌舞伎と落語は同じようなもの・・とかいう話になり、
途中で話が横道にそれて、最前列にいてた私らの方に聞かはるねん。

「どこまで話しましたっけ~?」

「・・・の話?」

「あ、それ、余計な話で」

「・・・の話?」

「それも余計な話で」

どやねん~
いじってるんやら、いじられてるんやら・・・芝居の話が出たので、
・・・一緒に行ったよね吉ファンの友だちは、着てる着物でわかったらしいけど、
噺は「芝居道楽」でした~ 「七段目」を少し短くしたバージョンですね。

もう、この噺はお得意やし、安心して聞いてられるというか、
むしろ、わかってるだけに笑えるというか、よね吉さんの場合、
丁稚さんの芝居まで、力が入りますからね。
でも、わかりやすいし、面白い噺やなと思いますね。
鳴り物が入るのも、上方らしくて楽しいです。

トリは、桂米平さん。
でっかいわ~ メタボはもちろんやけど、でかすぎます。
糖尿もってるらしくて、「甘いお○っこです」って! いやん~

マクラからして、医者の噺かなぁと思ってたら、「犬の目」でした。
米平さんが、この寄席の中心の噺家さんなんやけど、マクラが長くなったのか、
短い話で終わりましたね~

で、そんで終わりかと思ったら、そこから3人で大喜利。
大喜利まであるんやねぇ~

「○○とかけて、△△と解く」

最初は「春」でやってはって、次に、お題を~ということになり、
後ろの男性が、「近江商人」、私が「バームクーヘン」、
最前列真ん中の女性が、「柏餅」

まぁ、あんなもんですかね~

春とかけて、米平さんの落語ととく、やがて秋がくる・・byよね吉

近江商人とかけて、米平さんととく・・・腹黒い・・byよね吉

もうちょっと、どないかしやんとねぇ。
近江商人は、県外に出て大きくなったし、カヤとか麻とかを売ってたし、
質素倹約がモットーやし・・・いろいろ探せますよ~

柏餅は、優々くんがこたえてましたね。

柏餅とかけて、たばこの種類ととく、こころは、葉巻き・・・まぁねぇ~

バームクーヘンは、米平さんが応えてくれました。

バームクーヘンとかけて、野間邸ととく、こころは、どちらも年輪があります。

だから、かんたんなお題を出してあげたやろ ← 上から目線ですが(苦笑)

前売り 2000円、当日 2300円。
前売りペア券 3500円。

女同士でも、前売りペア券OKでした~


近江商人の街

2014-04-28 09:18:53 | 湖国日記
ここんとこ、八幡づいて?ます~(笑)

3月に行ったときに見つけた、古民家での「落語会」。
落語友だちが行こうっていうたので、行ってきました。



野間邸寄席。
年に2公演で、今回8回目らしい。



野間邸は、「近江八幡重要伝統的建造物保存地区」にある、近江商人の野間清六家のお屋敷。
江戸中期に下総で醸造業を営んでいたようで、幕末には「結城の御三家」といわれるほどで、
結城藩水野家の御用金を承り、名字帯刀を許されていたらしい。

明治以降は、当主が書画等を愛好する文化人としての活躍を希望したため自主廃業したとか。

現在の本家は千坪ほどある敷地で、お庭も広く、NPO市民ふくし滋賀が管理しています。
ここで、年に二度、桂米朝門下の米平さんが主となって開催されてるようです。

とはいうものの、GWに入ったので、そこかしこ人も車も多そうですね。
早めに向かって、小幡の市営駐車場に車を駐めて(17時まで510円)、
ぶらぶらと街なかを歩きました。

小幡の市営駐車場は、見学できる旧伴家のちょうど裏。
旧伴家やその前の近江八幡歴史資料館がある新町通りは、
近江商人の旧家が軒並み並ぶ地域なので、人も多かったですね~

観光地化してきた近江八幡なので、古い家屋をカフェにしたり、
雑貨やさんにしたり・・・そんな町家カフェの看板ネコちゃん発見!



つながれてはりますわ・・・



ショウウインドウでまったりしてるネコちゃんも~

お昼は、この前にも行った、仲屋町(すないちょう)通りの白雪食堂で。



コロッケ&ハンバーグ定食、850円。
たっぷりのお味噌汁がおいしい~~

開演まで、少し時間があったので、永原町通りをぶらぶら。



りっぱな白壁のおうちがあったり・・・



りっぱな看板が残る大店ふうですが・・・扇屋さんなんかな・・・



前に、ボーダレスアートを見にいったときには、
映像ギャラリーになってた「尾賀商店」。お店の方に行ってみたら、
なんとも、ユニークな、ギャラリー&カフェでした。



町家の玄関から土間続きに、いろんな雑貨やお菓子、パン・・なんかがあり、



お部屋には、作家さんたちの作品があちこちに展示され、
厨房らしきところの窓口で、コーヒーを注文、支払いを済ませます。

「どこでも、開いているところにお座りください」 って。



足踏みミシンをテーブルにしたお席があったり、
お庭を眺める、お座敷の座布団席。階段を上がって二階のお部屋にも、
テーブル&ソファが置いてありました。

玄関横の店の間では、はんこづくりをするアーティスト、
齊藤江湖さんが、竹のはんこを彫ってはりました。



水曜日と日曜日は、ここで実演されてるそうです。



齊藤さんが作ったという軸。
「花」という文字を描き、判を、蕾→花→花びらというふうに進化させながら、
赤い判を押して、ひとつの絵のようになっています。



若いイケメンには弱いオバチャンなので(苦笑)
カードを買いましたよ~



さてさて、ちょこっとお茶をして、またまた野間邸まで。
野間邸の向かいにあるのが、野間邸の分家の建物で、
改装して、ボーダレスアートミュージアムNOーMA。
先月、友だちと行ったとこですね~

落語の話は、また今度・・として、終演後は、
駐車場まで、日牟礼八幡宮を経由してぶらり。
大勢の人でにぎわう、たねやさんの日牟礼舎でいっぷく。



注文の前に、ほうじ茶とくず餅のサービス。

でも、せっかくなので(なにがせっかくなんやら・・・苦笑)
コーヒーと、焼いたきび餅を注文。



あんこ、きなこ、おしょうゆで、それぞれいただきます!



友だちは、あんこが下にあるというアイスを注文。



ふたたび新町通りを通って駐車場へ。
見越しの松が堂々としてますね~

このあたり、左義長まつりの時はかなりにぎわうけど、
普段は静かで、ほんとに落ち着く町並みです。



ある日のランチ

2014-04-26 23:39:15 | いやしん坊バンザイ!
忘れないうちに、アップしときま~す。

先日、取材後に、仲間と一緒に行ったランチ。

前から気になってたけど、行けてなかったカフェ。
パンケーキがウリらしい、シェマシェリさん。



守山小学校横、あまが池親水公園のところにあるお店です。
ランチも、やってはるんやねぇ。



ランチプレート、1470円。

野菜たっぷりカップスープと、ズッキーニのキッシュとサラダ。
そして、ミディアムパンケーキとたっぷりのコーヒー。



おいしいけど、お昼ご飯にすると、ちょっと物足りない・・・かな。
だって、肉っけ?がないからね~
メインはキッシュのようやけど、イメージしてたより軽め。
タルト生地にズッキーの入った卵焼きのような感じ、かな。

パンケーキは手作りな感じでクリームバターにメイプルシロップか、
あんこかを選べるようになってました。
なので、一つずつ頼んで、ワケワケして。
あっさりしてるし、おいしかったですよ。

でも、値段の割には、軽いよねぇ~

と、おばちゃんは思うのでありました。

お隣のマダニスさんのパスタランチの方が、ボリュームあるんちゃう。



西の湖にて

2014-04-25 23:20:00 | 湖国日記
なんか、くしゃみが止まらず・・・花粉? 黄砂? PM2,5??
目の周囲も、またかゆくなり・・・・
さすがに、今日はちょっと暑かったですね。
マスクなんかしてたら、口の周囲がむれてくるぐらい・・・

さて、昨日は、仕事で近江八幡まで。
今年は、近江八幡によう行きますわ~



ここは、琵琶湖の内湖・西の湖。
すぐ前にある浮島のようなところは、権座とよばれる島。
かつてはいくつもあった小さな島も、干拓されて農地になり、
忘れられたかのように残っているのが、この権座です。

権座は地名。
島も貴重な農地ということで、昔の人はここでも米作りをしていたようです。
島の周辺はヨシ原があり、石組みがしてあります。
先人の人の知恵が、ここにも見受けられますね。


 
西の湖のそばにはかつて、大中の湖、小中の湖と内湖があったんですが、
農耕地を確保するために干拓されたんですね。
大中は、琵琶湖周辺の干拓された内湖の中で、一番大きなところ。
米あまりの最近は、野菜を植える畑や、牛の肥育舎などがあります。

干拓は水を抜いて干上がらせる方法。
西の湖は水深があったので、昔のまま残されているようです 。



気持ち良いくらい、ええ天気でした~



土佐のカップルプラン

2014-04-23 23:37:58 | 旅の想い出
ここんとこ、ちょっと食べ過ぎると胸焼けするわ~
胃の調子が悪いんかな。逆流性食道炎、とかいうんやろか?
単に、老化、なのかもね。
老化したら、胃の入り口の閉まりが悪くて胸焼けするらしいから(汗)

どっちにしろ、ちょっと節制せなあかんのかも・・・・

車に長時間乗ってると、エコノミー症候群のように、
SAで休憩しようとしたら、足がガクガクするんよね。
やっぱり、乗りっぱなしはあきません。

行きしなは、名神から明石大橋経由で、淡路島、徳島自動車道に入って、
上坂(かみさか)というところで休憩。



鳴門わかめの入った、わかめうどん。
なかなかおいしい~
ダンナは、ラーメンを食べてましたね。
消費税8%のせいか、SAの麺類も、ビミョウに値段も上がってる感じがする・・・

高知では、「城西館」で宿泊。
カップルプラン「土佐大人のグルメ旅」コース。
ま、値段で選んでるねんけどね、じゃらんで。



上品でしょ~
左のお刺身、右の先付け。
季節のものが、ちょびっとずつのっかってます。
・・・若い時なら、絶対、夜中にお腹空くようなメニューです(苦笑)



炊き合わせは山菜。おいしい~



かつおのたたき。
塩して焼いてあるとか・・分厚くて新鮮!



これは二人分。
鯛、ホタテ、エビの焼き物。ちょっとボケてますけど。



これも二人分。
お肉のさいころステーキ。豚のステーキ。
ソースが、裏ごししたカボチャ、枝豆、にんじんの三種。
上品過ぎる・・・



サラダのフルーツ添え。
花びらまで添えてあって、キレイです~



ご飯は、スープ茶漬け。
錦糸玉子、椎茸煮、鶏のささみ。
あっさりして、さくっと食べられます。

でも、生ビールを2杯ずつ飲んで、かなりお腹いっぱい。
やっぱり、体が疲れてるせいか、先にお風呂に入ったせいか、
お腹いっぱいで、ラストのデザートは夜食になってしまったくらい。



デザート。
パティシエさんがつくったデザートは、ケーキとくず餅。
夜中に、いただきました~

寝る前に、もう一度お風呂へ。
旅館の楽しみは、お風呂と食事。

トシとともに、どっちもしんどくなって来るね~


吉良川の町並み

2014-04-22 23:28:01 | 日々のつれづれ
さてさて、高知、同行二人の夫婦の旅。
まだ、もう少し、おつきあいください~ ・・・どんだけ書くねん~(苦笑)

海岸沿いを室戸岬に向かった走ってたら、

「伝統的建造物保存地区・吉良川の町並み」

という看板が目に入りました~
山手をちらっと見たら、なんか瓦屋根が幾重もある住居が目に入りました。
なので、「(室戸の)帰り道に、寄っていこう~」と私。

なんせ、その時点で、安芸の岩崎弥太郎の家も、
北川村の「モネの庭」も、香美市のアンパンマンミュージアムも、
とうてい時間がなくて行けない、という状況やったから、
せめて、道すがらの「町並み散策」ぐらい・・・と思った次第。

けど、なかなか面白い家がいっぱいです。

前に、徳島の脇町に行ったことがあったけど、あそこは「うだつ」でした。
昨年行った、吹屋は「ベンガラ」の町。

さて、吉良川というこの町は・・・・



最初に目を引いたのが、こういう壁。
ひさしのようなに、何列か瓦が並んでいるのは、
台風の多いこの地方で、壁を守るための水切りの役目をするんやとか。



煉瓦の壁の家も、ちらほらありましたね。

吉良川は林業が盛んで、明治期に木炭の生産が始まり、
大正期には、製炭技術が向上して良質の備長炭を産出したそうです。
それらを扱う商家や廻船問屋が隆盛を誇り、その名残が町並みに遺っているみたい。



炭やさんがありました~
今も、炭を製造しているみたいです。



なまこ壁がある家ですね。
炭問屋「細木家住宅」らしいです。
明治時代に建てられた住まい。現在も商売されてるらしい。



焼き板部分は、貼り直されたのかな。キレイですね~。
突き当たりは、御田八幡宮。

この先に、新しく建てられたような住まいが・・・
「吉良川おまつり館」という町の歴史などを紹介している建物でした。
コミュニティセンターとしても使わわれているようです~



写真を撮ってたらおばあちゃんとすれ違いました。軽く会釈したら、

「5月3日もきいよ~ 御田さんの祭りがあるさけな」

「ありがとうございます~」

と、言うたものの、そんなに気安く来れませんがな(汗)
御田八幡宮の祭礼が、5月3日にあるらしいですね。

国指定の重要無形民俗文化財に指定されてる、田楽、猿楽が奉納されるって。
・・・・う、うっ、祭り好きとしては見たい~



石ぐろに囲まれた民家。
半割にした石を割り面を表にして貼っています。
ユニークですよね~



二階建ての建物ですが、「つし二階」というようで、
天井高が低く、物入れやタンスなど家具を納めていたようです。



建て替えられるときも、同じように建てるんですね~

ところ変われば品変わる。
住まい方も、変わるんでしょうねぇ~

さてさて、あとは食べ物、かな。

また、紹介します~



室戸岬にて

2014-04-21 21:39:29 | 日々のつれづれ
南国高知の旅レポが、まだ終わらず・・・・
一泊二日の夫婦円満の旅やけど、走行距離はかなりです。

徳島の祖谷・かずら橋までが約4時間あまり。
そこから高知のホテルまでが約2時間。それぞれ、高速道路を経てます。
翌日の高知・桂浜から室戸岬までは、地道を約2時間。
車は混んでないけど、わりとのんびりした感じの道路でした。



世界ジオパークに指定された室戸岬。
ジオパークというのはウィキペディアによると、地球科学的に見て、
重要な自然の遺産を含む、自然に親しむための公園。



室戸のジオパークは、タービダイトと呼ばれる海底堆積物が特徴。
地震によって陸になった海岸、マグマの痕跡、焼かれた砂や泥などが見られるらしい。



白い石は、サンゴ。
波に打たれて、石も、サンゴもまるみを帯びてます。



歩きやすいように、遊歩道ができているので、時間があればゆっくり、
いろんな巨石などを見ることができます。



岩の間に、南国風な植物が~
これは、うちわサボテン~



これは、ウド。
でっかい~



そして、海岸沿いの道に立つ、中岡慎太郎の像です。
桂浜の、龍馬の方を見ているらしい。



手前の道から上がっていくと、室戸岬灯台があります。
白亜の灯台は、明治32年以来、 航海者たちの安全を照らしているんですね。
室戸台風にも、戦争にも、南海地震にも耐えた建物。
レンズは破損したらしいけど、日本一の一等レンズを備えているとか。
残念ながら、中は見られへんかったけどね。

ちなみに、この灯台に向かう道が「へんろ道」。

四国八十八カ所めぐり、室戸の御崎寺があるんですね。
お遍路姿の人がいっぱい、きてはります。



せっかくなので、お詣り。



外人さんも多くいはりますね。
車で走ってきた海岸通りも、遍路姿で歩いてる人がいました。



本堂の古さがなんとも、味があります。
ご詠歌をうたってる人もいました。
なんか、ありがたい気分になります。

笠などに書かれている、「同行二人」。

どうこうふたり、ではなく、どうぎょうににん、と読むそうな。

巡礼者が、いつも弘法大師と一緒に巡礼している、という意味らしい。

私らは、旅の同行二人。

年金暮らしになったら、旅に行けるかどうかわからんし、
行ける間に、同行二人で、がんばります・・・



土佐といえば

2014-04-20 11:03:39 | 旅の想い出
高知の二日目は曇り。雨の心配はないものの、やっぱり暖かい。
高知城は、石段があるものの、それほど歩いた感はなかったけど、
こちらは、かなり汗をかきました・・・



高知と言えば、ここでしょう。桂浜。

遠い昔、学生の頃、サークルの後輩が高知出身で、
夏休みに、高知へ行ったことがあるんですね。
桂浜で海水浴をした記憶があるんやけど、ここではなく(遊泳禁止やし)
この写真を撮ってる私の後ろの海岸らしい・・・

写真の正面の先にある植え込みの中に、あの、龍馬像があるんやけど、
そこまで、この海岸をダンナと歩いたんやけど・・・
まさしくダート、ちょこっと坂路・・・栗東の競争馬か(笑)
龍馬像に辿り着く頃は汗びっしょりでした~



そびえ立つ龍馬像・・・の横に怪しい?建物?
ではなく、足場?というか櫓ですかね~
「龍馬に大接近」というフレーズで、龍馬像を間近で見る、
特設展望台が造られているんですね。100円。
1993年から観光シーズンにオープンするらしく、5月18日まで。



こんな感じ。
もちろん、太平洋も見えます・・・
ダンナは、クジラの潮吹きでも見えたらええのに・・って。

さて、ここからが、たいへんでして・・・
龍馬像と向き合っているといわれてる、中岡慎太郎像が建つ室戸岬まで、
海岸通りの地道を約2時間・・・・

思いの外、高知城・桂浜でゆっくりしてしまったので、
最初に描いていた、モネの庭とか・・は、はしょられて・・・涙

それにしても、遠いわ~ 室戸岬。

続きは、次回。






高知城

2014-04-18 23:48:22 | 旅の想い出
二日目は曇り。朝イチで、高知城へ向かいました。
山内一豊の居城として知られる高知城。
築城は1603年。関ヶ原の戦いの3年後ということになりますね。



出発は、お城の入り口、追手門から。
小さなお堀があっ・・当時の1/3しか遺っていないらしい。

1727年に、城下の火災で天守などを焼失しますが、この追手門だけは、
当時のまま遺ったらしい。他の建物は、その後に建て替えられたものだとか。
枡形に築かれた石垣は3方から敵を攻撃できるものだとか。



ちょうど、門をくぐったところで石垣の修復工事を行っていました。
野面積みの手法のよう・・穴太衆ですかね~?

門をくぐって左手の石段を登っていくと、もう天守が見えてきます。



右手は、三の丸があったとされる場所の石垣。
2010年に石垣の修復工事が行われたようですが、
このあたりは、打ち込みハギという手法で築かれたもので、
追手門の石垣とは異なるし、再建当時に積まれたようですね。



「ロッククライマーやったら、登れるんちゃうか~?」

ダンナが言うねんけど、確かにそんな気もしなくもなく・・・



このあたりは鉄門があったと言われるところ。
当時は門扉に小鉄板が打ち付けられていたとか。
この先は、枡形になっていて、目の前に詰門があります。



詰門は、右手の二の丸と左手の本丸を結ぶ櫓門で、
敵がまっすぐ前に進めないようになっているんですね。

左手の石段を登り、二の丸から本丸に向かいます。



高知城は12ある、現存する天守の一つですが、
唯一、本丸御殿が当時のまま遺っていることで知られています。
本丸御殿は、城主が暮らした家ですけど、実際に、山内一豊も、
奥さまの千代さん=見性院と、二の丸御殿ができるまで暮らしていたとか。



本丸御殿と、奥に天守がそびえている本丸。
焼失後、1749年に再建されたもの。
4層6階で、創建当時のものを周到して再建されたようです。

入母屋の屋根に唐破風、黒漆の高欄、
小ぶりながら、特徴あるたたずまいですね。



本丸御殿の中ですね~



天守の最上階。



三の丸を見下ろしたところ。  

お城は防御のための建物。
「矢挾間」や「石落とし」のほかに、「しのび返し」があるのが特徴。



すごいもんが造ってあるんですね。
ロッククライマーな忍者が来ても、これがあればそれ以上は登れないと。
実際に活躍したかどうかは知らんけど、江戸時代は平和やったはず。

もう少しゆっくりしたかったけど、まだまだ行きたいところがあるんで、
今回は、このへんで~

あ、そうそう、高知では桜が終わった時期とはいえ、
お城のわりには、桜の木は少ないような気が~
梅林とかはるみたいやけどね。


山村農家の建物

2014-04-17 23:21:19 | 旅の想い出
祖谷のかずら橋から、その少し奥まで行ってみました。
国指定の重要文化材の住宅があるというので、見てみたくなったんですね。
どこ行っても、そういうのんは見逃せません~
習俗というか、人々の暮らしに密着した「家」は、ほんとに興味深いです。



地図をたよりに山間の道を祖谷川に沿って進むと、「木村家」の看板。
それをたよりに、いっそう細い山道を上がっていくと、ありました~



茅葺きの、まさしく山間の一般住宅です。
今なお、ここに住んではるようで、お茶&団子の接待代を払うことで、
住まいの一部を、一般公開されているようです。



縁にあった大きな太鼓。

「太鼓を強く大きな音で、数回たたいておよびください」

呼び鈴ではなく、太鼓なんですね~

数回たたくと、上品な奥さまが出てきてくださいました。



招き入れてもらった広い「オモテ」の間です。
いろりが二つ。火が入ってます。

「茅葺きの屋根の家を守るために、火は消せなくて、夏でも火が入ってるんですよ」

家の中の空気を暖めることで、木材中の含水率を下げて腐食しづらくなり、
煙に含まれるタール(木タール)が、梁や茅葺屋根などの建材に浸透して、
防虫性や防水性を高めることになるんですね~



コーヒーを待っている間に、奥から、袢纏を着たご主人が登場。
いろりの前に座って、いろいろなお話をしてくださいました。



パンフにも書かれてるけど、この建物は中規模な山村農家の建物で、
お寺の建物をもらい、その古い建材で改築したらしい。
釣井という集落の山腹の斜面を切り盛りして建っています。

ご主人で16代目とか。

「おそらく、1000年ぐらい前から、先祖がここに住んでたと思いますね」

定年まで池田市の方で働いていて、リタイアしてから、
この家で、奥さまと二人で暮らしているとか。
昭和51年に重要文化財に指定され、59年に文化庁の指導と援助を受けて、
復元修理したようです。屋根も、平成19年に吹き替えしたとか。

奥にある別棟を、今の生活に合った造りにして生活しているそうです。

「このままの住まいでは、冬は寒すぎますからね」

確かに、縁に雨戸が入るものの、障子しか建具はないし、
天井がないので、機密性はないですからね。

「それでも、不便さは感じませんよ。テレビもあるし、
 インターネット環境も整えてありますから」

なるほど~
昔、ここに住む人たちは、自給自足の生活をしていたとか。
今は畑しかないけど、棚田に米を植えていたようです。

「今は、買い物も、高知や池田へ行きますから、
 食べ物も変わりないですよ」

オモテの間にたたずむと、目の前にある山々が見えます。
自然と向き合いながら、四季を感じる暮らしができるんでしょうね。

この日は、私ら夫婦だけやったけど、
ピーク時は、日に40~50人訪れるという木村家。
ゆっくりしすぎて、昼寝していく人もいるそうです。

まったり、半時間以上話していたかも。
ご主人の阿波弁が、なんか懐かしい・・・ウチの母は徳島出身やったからね。



帰り道、かずら橋の辺りまで戻ってきたら、
観光バスで訪れる観光客に対応してできたという「夢舞台」。
後ろの斜面に、家が点在してますけど、その景色に反するような?舞台!

祖谷の谷に、ほんまに舞台のようにして造った施設なんですねぇ~


旅のレポはまだ続きます・・・