おかんのネタ帳

日々の雑感や興味のあることを書いています

長命寺から水が浜

2020-06-30 13:55:05 | 湖国日記
予報通り、雨ですね。
梅雨やから、しゃあないですけど~

アップしそびれてるのが・・・
先日、芦刈苑へ行く前に、出かけたのが、長命寺でした。
ここにも、たしか紫陽花があったなぁと・・・それほどたくさんではなかったですけどね。
西国三十三か所観音霊場31番札所、です。



石段。 808段あるとか。
なんで、観音霊場って、石段の上にあるんかしらねぇ~
とはいえ、一番下からではなく、真ん中の駐車場からなので、省略してますが(苦笑)



開祖は聖徳太子と言われ、名前の通り、「寿命長遠」の御利益があるそうです。
3世紀後半から4世紀初頭の景行天皇の時代に、武内宿禰(すくね)がこの山で長寿を祈ったとか。
・・・・武内宿禰、大和朝廷で活躍した人らしいけど、けっこう、あちこちに出てきますね。

観光協会の資料によると、平安時代後期、近江守護佐々木定綱が戦死した父の菩提を弔うために、
本堂をはじめ、釈迦堂・薬師堂・太子堂・護摩堂・宝塔・鐘楼・仁王門などを建立したそうです。
現在の社殿は戦国時代中期に兵火で焼失したあと再建されたものらしい。



三重塔。
桃山時代に再建されたもので、重要文化財。



本堂。ご本尊は、千手観音。
聖観音・十一面観音・毘沙門天など多くの国指定の重要文化財が安置されているそうです。

境内はそれほど広くはないのですが、奥へ行くと、紫陽花が咲く石段がありました。



太郎坊宮が祭ってあるようですが、この石段を上ると、びわ湖が見下ろせるんですね。



こんな感じ。
通ってきた湖周道路が見下ろせます。



上から境内を見下ろすと、伽藍の屋根が重なって見えます。
参詣する人は少なめですが、でも、同年代?の方々が、御朱印をいただいてましたよ。
・・・・もちろん私も、いただきました。



三重塔の方から見た本堂。

さて、ここを降りてから、少し足を延ばして、昼食を・・・



いつも混み合ってる「カフェ水が浜」。
・・・縮小すると屋根が・・・(汗)

おそるおそる?行ったら、席が空いてて、案内していただけました。
琵琶湖を目の前にした、テラス席です。



エリ漁の柵のところに釣り船。
対岸に見えるのは比良山。
ちょっと、曇ってるかな~



ドライカレーとコーヒーを注文。
ちょっと、濃いめの味付け。



眼下では、アヒル(飼ってはるんかしら・・)が遊んでました。



ここのカフェは、夕日がインスタ映えするからと、夕方も人気なんですよね。
いつも多いという感じ。女子率高めなので、けっこうおしゃべりされてます。
静かなのは、我々のようなシニアカップルだけ・・・・・しゃべること、ないもんねぇ・・・・



ロケーションは良いですね~
一人でぶらりと、来れる場所です。
コロナでなくても、テラス席はオススメ。
この日は風が強かったです~~

帰り際、ダンナが言うんですよね~

「なんか~、若いもんばっかりやったな~」

「でも私らぐらいのカップルもいはったやん」

「うそや~」

「シニアカップルは静かやし、気が付かへんかっただけちゃう?」

・・・・私らかって、しゃべらへんかったやん。



そうそう、このシラサギがエサを取った瞬間、しゃべったけどね。

「あっ、食べよったな」

「動画で撮れたで~」



初夏の琵琶湖。
一眼レフ、電池が少なくて、あまり撮ってませんでした~

風は強めやったけど、梅雨の合間、気持ちいい~



今年の紫陽花

2020-06-27 22:40:19 | 湖国日記
蒸し暑い・・・ほんとに蒸し暑くて、汗だらだらです。
雨が降るのか降らないのか、ややこしい日ですね。まさしく梅雨、って感じです。
なので、晴れ間をぬって、紫陽花を観に行ってきました。

もりやま芦刈苑です。



門を入ったところのダンスパーティ。
平日の午後、なので、人は少なめですが、裏の臨時駐車場は閉鎖してたので、
表のゲートで、出てくる車を待って、入場しました。5分ぐらいですけどね。
入場制限、してるんでしょうね。

キレイどころの紫陽花・・・
相変わらず、フォーカスが甘いですが~(汗)

































西洋種50種類、5000本、日本種50種類、5000本。
やはり、育ちの良いのやら、育てにくいのとかあるでしょうね。
去年、暑すぎて枯れこんでいたあたりは、やはり、木が弱ってる感じで、花が少ないような気がします。
数年前は、もっと、たくさん咲いてたと思うのですが・・植え替えもしてるような。

紫陽花を中心に魅せる、というより、育成してる植物園のような感じのところなので、
イングリッシュガーデンとか、ガーデニングを楽しんでる人には、物足りないかも。

お世話をしているのが、シルバー人材センターの方々。
やはり、新型コロナ予防のために、開園時間を制限しているようです。
平日は、9時から16時。
土日は、9時から12時までしか開けてないようです。
・・・・開園時間が短いと、かえって、混むんやないのかな・・・・

土日に、行こうと思ってる方、お気を付けくださいね。

入園料は、200円。
ただし、65歳以上は、半額の100円です。

「私は、まだ・・・65歳未満です~!」

・・・いっそ、65歳以上のフリして入れば100円ですむのに、つい、言うてしまう(汗)

だって、ほんまやねんもん~

ちなみに、ダンナは、めでたく65歳を過ぎたので、100円でした!

「な~、免許証見せてって、言われへんかったで」

・・・ん? 

200円払いたかったん??

というか・・・・見た目でパスしたんちゃうん~


ロケ地はヴォーリズ住宅

2020-06-25 18:56:52 | ドラマ
吉川晃司さん主演、横溝正史原作のドラマが放映されてます。
「探偵由利麟太郎」 公式サイトは、こちら
関テレ制作のドラマですが、京都を舞台に、京都で撮影されてるんですね。 → こちら
ロケも京都及び、その周辺で行われているんですが、
昨夜の第2話は、近江八幡のヴォーリズ住宅がロケ地になっていました。

先日から、私のブログの6年前に書いた、旧佐藤邸の記事がヒットしてて。
なんでやろうと思っていたのですが、どうやら、ここがロケ地になったようです。
滋賀ロケーションオフィスのFacebookでも、撮影のことがアップされていましたが、
旧佐藤邸、という名前まで紹介はされていません。

6年前に見学したときに、聞いたのは、
持ち主だった人が亡くなり、一般公開はもう無理だろう、という話でした。 
住まいとしては当時のままのようですね。ロケができたんですね。
多分、室内の撮影はあまりなかったのではないかな。
内部での撮影は、ほとんど京都東映撮影所のセットだと思います。

うっそうとした木立の中に建っていたので、なかな全景がとれなかったのですが、
面白い洋館でしたよ。 詳しくは、2014年のブログを読んでみてください → こちら

このブログにもちらっと書いていますが、建物について参考にした本があります。
20年近く、地元の建築関係の事務所で仕事をさせてもらってたこともあって、
顧客向けの季刊紙で滋賀県内の近代的な建物をいくつか紹介するのに、活用しました。

ここで突然ですが(苦笑)、Facebookの「本のリレー」で紹介しきれなかった本を。



石田潤一郎・吉見靜子・池野保著『湖国のモダン建築』
2006年11月から2008年3月まで、京都新聞に連載されたものを編集出版されたものです。
ヴォーリズ建築をはじめとする、滋賀県内にある近代建築がまとめられています。
滋賀県庁や、大津公会堂、大津カトリック教会なども載っています。

見学可能なところは実際に行きましたね。
旧佐藤邸へ行ったのは、ヴォーリズ建築の見学バスツアーに参加したから。

それもあって、2017年に「近江八幡・ヴォーリズの足跡と今も愛される建物をめぐる」という記事を書きました。
その時、ヴォーリズ記念館(近江八幡)で『吾家の設計』『吾家の設備』という本も購入しました。



これは、W・M・ヴォーリズ著『吾家の設計』の方。
ヴォーリズは、80年も前に多くの建物を建築しました。著書では、
「最初に設計するのは台所、立派な座敷や上等な客室よりも無駄のない動線、設備の整った台所があると家の価値が上がる」と説いています。
家族の健康を考えた住まいを実践していたようです。
だから、現代の人も支持されるわけですね。
すごいです~

ロケ地となった旧佐藤邸が登場するドラマ、
「探偵由利麟太郎」、第2話は、6/30(火)15:50~ 再放送します~
ちょっと、コワイ話ですが・・・・横溝正史らしい話です。

動画配信サイトでも見ることができますね。
Tverでは、30日まで → こちら
1か月無料で視聴できる、U-NEXTでも、見られますよ。


ピュアな恋のお話

2020-06-23 23:47:13 | ドラマ
今日はすごくいい天気でしたね~
というか、めっちゃ暑かった!

朝から、ダンナが車を洗い出したので (自分の車だけやけど・・)
なんとなく、気になってた庭の草を刈りだした私。
それがもう、果てしなくて・・・汗
たっぷり汗をかいて・・・なのに・・・・達成感がないウチの庭(汗)
どんだけ、草ぼうぼうなんやら・・・

なので、出かける気もうせてしまい・・・出そびれました。
そこかしこの紫陽花が気になってるんねんけどね。



これは、先日、駅前のケーキ屋さんの紫陽花をパチリ。



毎年のように、この時期、ケーキ屋さんに来てます。
なんと言うても、長女の誕生日なんで。



思えば、長女を産んだ時、早朝やったんですけど、翌日から雨。
入院中、ずっと、雨が降ってるような、蒸し暑い日々やったのを覚えてます。
私が、アセモだらけになりましたしね・・・そんなん、なったことないのに!
空調が効いてるはずの大きな総合病院やったんですけど・・・・
何年前なんだか~

感謝の言葉もないけど(「おめでとう!」というセレモニーもないけどね~)
とりあえず、健康で迎えられたんやから、まぁ、ええとしましょか。

そういえば、ステイホームの間に、25年前のドラマを放映してました。
・・・・長女はすでに小学生やったな・・・

「愛していると言ってくれ」

覚えてますか~?
トヨエツ、豊川悦司さんと常盤貴子さんの、ラブストーリーです!
聴覚障害のある青年画家と、アルバイトしながら劇団で演劇を学ぶ女優の卵の恋。

あのドラマで、手話を始める人が増えたんですよね~
それと、ドリカムの「LOVE、LOVE、LOVE」~~~
…よし笛で吹けないかと思ったけど・・・難しくて(汗)

ドラマは全部見てないかもやけど、最終回はすっごく覚えています。
井之頭線の駅のホームで、「ひろこ~」って、トヨエツが叫ぶシーン・・・

聴覚障害者なので、話しても、それが正しい発音かかどうかわからない。
幼いころ、言葉を発した時に同級生に笑われ、それ以来、彼は話すことをしなくなってました。

なので、彼女を探して、やっとみつけたあのシーンは、
彼は、勇気をしぼり出して、彼女を呼んだんですね・・・・感動やわ~

ストーリーとしては、聴覚障害があるから、コミュニケーションが取れなかった、
というよりも、10歳も年下の彼女が、大人の彼の愛を、信じきることができなかった、のかな。
確かに、手話で会話することのもどかしさ、誤解が解消しきれずに、若い彼女は飛び出してしまう・・・

海岸のシーンは、泣いたなぁ~。
最後だからと、トヨエツが言うんですよね・・・あ、手話でね。

「最後に、紘子の声が聴きたい」

「どうすればいい?」

・・・声は聞こえなくても、カラダが感じる・・・(響く、って言うたのかな)

「なんていえばいい?」 って彼女が聞いたとき、手話で言うんですよ。

「愛してるって、言ってくれ」

きゃ~~~ なんか、今見ても、泣けてくる~
ピュアな恋愛なんですよね~

なんせ、25年前は、スマホはないし、メールも、LINEもできないんやから。
連絡を取り合うために、彼女は、高価なFAXを買うんですよ。
返事を送って、また返事が来て、また返事を送る。
紙だらけになるけど、それも楽しかったり・・・

でも、だから、すれ違うと、もう、ほんとに大変なんです。
取りかえしがつかなくなるんですね。
あそこで、ボタンを掛け違わなかったら・・・って、思うよね。

でもね。
若いって、やっぱり、失敗するねんな。
そして、33歳の大人の男性は、それを許してしまう・・・大人やから。

25年前、トヨエツ、つまり豊川さんは、33歳やったんですよ。
常盤貴子さんは23歳。 

トヨエツ、今改めてドラマ見たら、まぶしいくらい若いけど、でも、色気がありますよね。
・・・今の、33歳の俳優さんはどうやろう・・・

そういや、webサイトのライターさんが、この再放送について書いてはったんやけど、
最後の方に、これを、33歳の松下洸平さんでリメイクはどうですか?って。
・・・えぇ~? ちょっと・・・洸平くんは童顔やん・・・
確かに、画家の役は、そのまんま演じられるけどね・・(彼は絵描きでもあるので!)
・・・相手役は23歳の女優、〇〇すずさんではどうかと・・・・う~~ん(汗)

洸平くんが演じるなら、観てみたいけどね(笑)
・・・舞台では、ゲイとか、同性愛者とか・・そういう役が多いし(汗)
ドラマでは、年上の人と結婚する・・というイメージやけど・・・(苦笑)

脚本は、北川悦吏子さん。
最近では、あの朝ドラ「半分、青い」を書いた方ですね。
・・・・あれにも、トヨエツさん、出てはりました。漫画家の役で。
めっちゃ、面白くて、カッコ良かったよ~~~

主演のお二人のリモート同窓会もネット配信してて、それも見たんですが、
お二人がすっかりベテランになってはって、感慨深かったですね。

さてさて、先週からバタバタしてた仕事も、無事入稿。
次は、演劇鑑賞会の8月例会の紹介記事を書かないと。
なので、その前に、作品についてお勉強・・・

どうか、無事に上演できますように~


食の方言

2020-06-21 22:29:08 | 日々のつれづれ
全国的に移動禁止が解除されて、観光地もにぎわったようですね。
東京のお友だちも、家族でご飯を食べにでかけたとか~
まだまだ不安はありますが、なんか、ちょっとホッとしますね。

さて、昨日、16世紀の英国王室の本のことを書いたのですが、思わぬ反応が~(汗)
・・・ご訪問くださった方々、ありがとうございます・・・
というか、すいません・・・たいしたことを書いてなくて・・・(汗)

ほんとに、急にアクセス数が伸びるとビビッてしまう、オバチャンです・・・

さて、本のバトンで紹介しきれなかった本ですが・・・
こんな本は、どうでしょうか。



野瀬泰申著『全日本食の方言地図』。 

ちょっと、色あせてますけど・・・2003年に発刊された本です。
当時よく見ていたサイトのひとつ、NIKKEI NET「食べ物新日本奇行」。
日本経済新聞のwebページですけど、面白くて、ついついコメントを送ったりしていました。

担当していたのが著者の野瀬さん。
食について12のテーマで、週一回更新されてました。
思いのほか反響があって、読者からのご意見メールが続々と届いたそうです。
これを単行本化されたのですが、なんと、めでたく?私のコメントも掲載してくださったんですね。
(掲載してよいですか?という確認メールもいただきました~)
なので、記念に購入しました~

野瀬さんは福岡出身とのことですが、まえがきに、
大阪で見かけたウスターソースの瓶のラベルのことが書かれています。
とんかつやエビフライの写真が載っているならわかるけど
大阪のウスターソースのラベルにある写真は、和食の王道「天ぷら」やったと。
まるで、「天ぷらはソースかけて食べるのが一番でっせ」と言われているようだって。
なるほど~~

今でこそ、「ケンミンショー」などで、全国各地の個性的な食文化がとりあげられていますが、
20年ほど前では、まだまだ未知なる食習慣が全国にあったんでしょうね。
天ぷらにソースをかけるかどうか、だけでなく、「天かす」なのか「揚げ玉」なのか。
卵焼きは甘いのか甘くないのか、お肉と言えば、牛肉なのかか豚肉なのか、
あるいは、「冷やし中華」は「冷麺」なのか「冷やしラーメン」なのか・・・・
メールで投稿された「ご意見」や、デスクの素朴な疑問、野瀬さんの注釈・・などなど、
盛りだくさんに書かれています~~

ちなみに、私のコメントが掲載されたのは「納豆」についてです。
納豆に関してはかなり反響があったようですよ。
アンケートによれば、東日本では「好き」という人が多く、
「嫌い」が多いのは西日本という傾向が、やはり、ありましたね。
でも、思ったほど差はないような感じかな。
最近は、関西でも食べられる人も多いですから。

掲載された私の意見は・・・



京都生まれのダンナは、いまだかつて納豆を食べたことがない。
「足の裏の匂いがする」(そら~、アンタの足の裏やろ~)、「腐ってるねんで」と言います。
(もちろんフナズシも食べられません) だから、結婚当初hあかったことがありませんでした。
ところが、滋賀県産の二人の娘たちは、学校の給食で食べてきたので、
ご飯に納豆をかけて食べあっれるんです。(うずらさん)

この件については、何度か、ここでも書いてきたような気がしますが・・・
京都生まれのダンナは、いまだに、納豆は食べません。というか食べられません~
でも、給食で食べなれてる娘が「納豆食べたいねんけど!」って言うから、
時々、おかめ納豆の3パック入りを買ってます。
で、たま~に、余った時に、私も食べるときがあります。
・・・ご飯にはかけて食べられませんけどね、酒の肴にはなるかなと。

17年前の本ですが、今もって、楽しく読むことができます。
やはり、生活習慣とか、いわゆる習俗というのは、面白いですよね。

日本は小さな国やけど、それでも、西と東、北と南で、異なる習慣は多いです。
信じられないようなユニークな食べ物・食べ方も、
その土地の人々の歴史にしっかり根ざしていることに気づかされますね。

そうそう、似たような感じですが、『全国アホバカ分布考』の本もありますよ。
テレビの探偵ナイトスクープから生まれた本ですね。

こういうのん、けっこう好きです~


英国王室関連の本

2020-06-20 17:56:14 | 演劇・舞台
今月初め、Facebookで、ブックカバーのバトンが回ってきて、
1週間、毎日1冊ずつ7冊を紹介しました。
読書家ではないというのがバレバレですけど(苦笑)
読むきっかけが、演劇であったり、ドラマであったり、仕事であったり。
私らしいと言えば、私らしい・・・・(苦笑)

7冊を選ぶために、改めて本棚を眺めたのですけど、
思い入れ?のある本がいろいろあって。
紹介したかったけど、しきれなかった本を、紹介してみます。



桐生操著『ジェーン・グレイ 悲劇の9日女王』。
表紙に描かれているこの絵は有名ですね。
2017年、美術展「怖い絵展」で、日本に来た絵です。
「怖い絵展」は、ベストセラー『怖い絵』シリーズの著者である中野京子氏監修の美術展。
目玉ともいえるポール・ドラローシュの大作「レディ・ジェーン・グレイの処刑」の絵です。

エリザベス1世が即位する5年前の1553年。
権力闘争と宗教対立という時代の荒波に翻弄され、
突如女王にまつりあげられたのが弱冠15歳のジェーン・グレイ。
在位わずか9日間で処刑されてしまう、実在の人なんですね。
「怖い絵展」を、兵庫県立美術館に観に行ったのですが、
そもそも、この本を手にするきっかけは、そう、やはり、舞台なんです~!

2014年、堀北真希さん主演の「9days Queen 9日間の女王」 → こちら
この作品に、応援する大好きな俳優さんがご出演、なので観に行きました~!

観に行く前に、当時の英国王室のことをいろいろ調べました。
図書館で、ぶ厚い本も借りたのですが、
イギリス王室って、同じ名前がいっぱいでてきて・・・ややこしい。

ジェーン・グレイは、在位わずか9日間でメアリー1世により廃位され、
その7か月後に大逆罪で斬首刑に処されています。

ジェーンはヘンリー8世の妹の孫。
この血統に着目したのは、ヘンリー8世の息子エドワード6世の摂政となるノーサンバランド公。
自分の息子ギルフォード・ダドリーとジェーンを結婚させます。
ヘンリー8世の長女メアリーがカソリック信者だったことを利用して、
熱烈なプロテスタントのエドワード6世を説き伏せて、
彼の死後、ジェーンを即位させることを指示する勅令を得て、
病弱なエドワード6世が死去すると、ノーサンバランド公はジェーンの即位を宣言。
しかし、陰謀を察知したメアリーが逃亡し、即位を宣言。
ノーサンバランド公は失脚、ジェーンと夫ギルフォードらは逮捕されます。

メアリーはこの時、30代後半。ジョーンの処刑をためらったようですが、
スぺインの王室と姻戚関係にあり、ジェーンを処刑したようです。

そもそも、この不幸の始まりは、ヘンリー8世が原因なんですね。
王位継承者となる嫡男が欲しいために6回も結婚するヘンリー8世。
女性を、子産み道具のように考えているんか~~?



渡辺みどり著『怖くて読めない英国王室残酷物語』。
この本も読みました‥‥残酷、って!!(汗)

ヘンリー8世の6人の妃のうち2人は、ロンドン塔で処刑されてるんです。
有名なのは、二人目の妃、アン・ブーリンですね。映画?にもなったとか。

最初の妃キャサリンは、6回妊娠したのですが、育ったのはメアリーだけ。
男の子ができないことにいら立ち、やがて気持ちが妃から離れ離婚することに。
宗教上許されないので、結局、「英国国教会」を新たにつくってまでして離婚するんです。

その時、すでに、キャサリンの侍女だったアン・ブーリンに目をつけていて。
しかし、アンが産んだのは、女の子(のちの、エリザベス1世)でした。
やがて、新しい愛人ができたヘンリー8世は、アンを不貞の罪で陥れ、
ロンドン塔に送るのです → つまり処刑!

その10日後、3番目の妃となるジェイン ・シーモアと結婚。
世間をあっと驚かせますが、彼女は、待望の男子(のちのエドワード6世)を産みます。
ゆえにヘンリー8世がもっとも愛した女性だといわれるのですが・・
彼女は出産後、12日目に急死してしまいます。
・・・・国民は、アンのたたりだと噂しあったとか・・・

4番目の妃はアン・オブ・クレーヴス。
ドイツから嫁いできたのですが、見合い用の肖像画と本人の顔が違い過ぎると、
(肖像画の顔は気に入ったのに、実物は不細工だったと言って)
ヘンリー8世は彼女を拒み、半年後に離婚してしまいます。
・・・ひどすぎる~~ けど、だから? 彼女は安泰に人生を全うするのですが(汗)

49歳のヘンリー8世の5番目の妻は、30歳年下のキャサリン・ハワード。
お腹の出たヘンリーがいやだったのか、若い花嫁は、かつての恋人に手紙を送り、
不貞をはたらいたとして、ロンドン塔で処刑されます。
(どういうこと~~~汗)

6番目の妃となったのが、キャサリン・パー。
二度の結婚歴がある、三十路の知的な女性。
王の娘たち、メアリー、エリザベスを呼び戻してプリンセスとして教育。
皇位継承権のあるジェーン・グレイも、手元で教育します。
ヘンリー8世を看取り、のちに、王によって引き離された元恋人のトーマス・シーモアと結婚。
女の子を産むのですが・・・産褥熱で亡くなってしまいます。

ちなみに、大好きな俳優さんが演じたのは、トーマス・シーモア。
イケメンの役ですが、愛する女性と、ヘンリー8世の死後結婚するんです。
でも、野心があって、摂政となった兄に嫉妬して、自分も政権に力を得ようと画策。
妻が可愛がっていたエリザベスを手なずけようとします。
妊婦のキャサリンは、夫とエリザベスが抱き合うところを見て精神不安定に。
出産後、産褥熱でうなされながら、二人への罵詈雑言を叫び・・・亡くなるんですね。

トーマス・シーモアも、後に失脚、ロンドン塔で処刑されます・・・
けど、ほんま、イケメン俳優らしく、カッコ良かったんですけどねぇ。

当時、産褥期の女性が亡くなるのが多いのですが・・・出産は命がけですね。
王室なのに、そもそも、女性が出産をする環境も良くないみたい。
暗いし、衛生的にも。出産は不浄と思われていたんですかね?
そして、出産後は子どもを乳母に任せます。
王室の妃は、子産み道具のように、次の出産に備えさせられてるんですかね。

この時代、16世紀ごろの日本は安土桃山・・・戦国時代です。
群雄割拠、国盗りの時代ですが・・・
ヘンリー8世の妃たちのような、不幸な女性たちがいたんでしょうか・・・

あ・・・2冊紹介しただけで、長くなってしまった~~(汗)

舞台を観るということがないと、絶対手にしない本ですね。
でも、面白かったです。


負けるなコロナ!

2020-06-18 16:50:14 | 演劇・舞台
雨ですね。ちょっと肌寒いです。
梅雨やしねぇ~ 

昨日は晴れていたので、紫陽花を見にいこうかなとか思ったんですが、仕事があったので。
真面目に?パソコンの前にいてました。
それに、あちこちから? 「芦刈苑に行ってきました~」という報告があって(苦笑)
紫陽花といえば、芦刈苑。 地元では有名ですもんね。
まだ、しばらくは見ごろやと思うので、そのうちに行ってきます~



月曜日、びわ湖岸で撮った夕景。
おひさまはまだ高かったけど、16時30分ごろです。
烏丸半島に、後光がさしてます~
琵琶湖ですよ。海ではありません~(笑)

さて、7月に行く予定でチケットを取っていた吉弥さんの独演会。
主催者からお電話がありました。

「やれることになりました~~
 でも、会場から、席を詰めてはいけないという連絡があって・・・お席を取り直していただきたく・・」

やはり、そうなんですね~
というか、人気者やし、もうすでにかなり売れてたんではないんですかね?
先行で申し込んでるんで、比較的前の方の席やったのですが・・・後ろの方で、しかも、一つ飛ばし。
後輩と行く予定ですが、一つ飛ばしということは、おしゃべり禁止(当たり前や~)

「面白くても、むふふって笑うぐらいの感じですね~」

「ほんとうに、そうですね~」 と主催者さん。
「師匠はものすごくやりたがってはるんですよ~」

そらそうですわね。 リモートの「zoom寄席」とかもやってるけど、
お客さんの顔が見えないわけやし、画面を通してでは、キャッチボールしにくいもんねぇ。

でも、とにかく行けることになって、良かった、良かった~~

びわ湖浜大津寄席実行委員会からもお便りが来てました。
6月28日(日)の、スカイプラザ、桂米二さんの落語会の案内です。
やれるようになったことは、ツイッターとかで知ってはいましたが、

「限定60席で開催します」 とのこと。

スカイプラザ7Fって、確か・・・200席ぐらいあったんちゃいます? 

ソーシャルディスタンス・・・厳しいなぁ。
熱がなくて、手指消毒して、マスク着用なら、ふつうでいいやん、て気もするんやけど。

演劇関係も、いろいろと大変な中で、稽古が始まったというのも聞こえてきています。
でも、上演するための、カンパやクラウドファンディングの呼びかけが、けっこうありますね。
演劇鑑賞会も、劇団や創造団体へのカンパをしようということになりました。
もちろん、会員の自由意志で、ではあるんですが。

まったく演劇に興味がない(多分)ダンナが言うんですね。

「社会がどんな状況になっても、演劇とか演芸とか、そういう娯楽がなくなることはないで」

確かに、そうかもやけど。
大昔から、戦争や、災害があっても、歌舞伎は残ってるし、音楽もある。
でも今すぐ、生き残れるのは、大きな劇団とか、大きな会社に守られてるところやないんかな・・・

先日、「英雄たちの選択」で、朝ドラ「エール」のモデル、古関裕而さんを特集してました。
けっこう、いろいろ読んだので(苦笑) どういう人なのかは知ってはいるのですが、
古関さんの「選択」テーマが、戦争時、軍の意向通りの曲を作ることを、受け入れるか否か、でした。

古関さんの「歌謡曲」が爆発的に売れたのは、戦意高揚の軍歌。
「露営の歌」「若鷲の歌」をはじめ、兵士たちを鼓舞する戦時歌謡です。
・・・・私も知ってる歌や・・・・
たくさんの軍歌を作った人やけど、戦後、平和を願い、平和の曲もたくさん作っています。
それは、自らの作品で戦地に送られ、戦死した人への自責の念を持ち続けていたからだと。

パネラーの高橋源一郎さんがおっしゃってたけど、
古関さんの軍歌のメロディは、けして戦争を鼓舞していないと。
どちらかいえば、哀愁があって、常に、民衆側に立っている・・・・そうかも。
(高橋さんは、軍歌は嫌いなんやって!)

磯田先生も言うてました。
「勝ってくるぞと勇ましく・・なんて歌詞を聞くと、勝てないかもしれないけど頑張る~、みたいな感じですよね」

もう一人のパネラーは、「エール」の歴史風俗考証を担当されている、刑部芳則先生。 → こちら
(刑部先生、まだ40代ですよね~~ 古関さんのご家族も取材されてるようです)

「古関さんは真面目な人で、軍から言われたことも断らずに、作り続けた人です」
・・・先にヒットを飛ばしていた古賀政男さんは、軍歌は作れないと言って干されてたようですよ~

磯田先生が言うてました。

「本当の職業作曲家だったんですね。あつらえる人、だと思います」

呉服屋さんに生まれたこともあるけど、結婚する人には婚礼衣装をあつらえ、
送葬の人には、喪服をあつらうように、どんな人にも寄り添って、作ったんでしょうね、と。
・・・・上手いこと言うなぁ~

古関さんの曲が多種多様というのが、まさしくそうですね。
クラシックから歌謡曲、全国の学校から頼まれて校歌をつくり、
戦後の高度成長の頃は、銀行の歌や企業の社歌とかも作っていたそうです。
・・・生涯に、5000曲??作ってるとか。
滋賀県民の歌や、県立彦根東高校の校歌も、古関さん作曲ですね!


番組では、作詞家の西条八十さんと一緒に、戦地慰問もし、その時、自ら撮影してきた映像も初公開されました。
古関さんの戦争体験が、戦後の作品にどのような影響を与えたかを、紐解かれてました。

戦後1年で、広島から歌を作って欲しいと頼まれたそうです。
軍人に言われて戦意高揚の軍歌を作っていた人だけど、庶民はそう受け止めてなかった。
いかなる時でも、庶民の気持ちに沿ってエールを送ってくれていたのだと。
だから、原爆投下された広島にも、エールを送ってもらいたい、そう思ったんだろうなと。

後半、高橋さんがおっしゃてたのが印象的ですね。

作曲家だから、いいんですよ。
曲は、歌詞によってどんな風にでも伝えられる。

古関さんは、スポーツにはあまりこだわりはなかったようで、
早稲田の野球部の応援歌をつくり、ライバルの慶応にも作りました。
阪神タイガースの「六甲おろし」を作り、ライバル巨人軍の「闘魂込めて」も作りました!
(どっちも歌える、私・・・苦笑)

番組最後の方で「長崎の鐘」を歌う藤山一郎さんのVTRが流れましたが、
感慨深くて、ちょっと泣きそうになりましたね。

そういや、朝ドラ「エール」も、収録が再開されたとか。
掛布さんが! 「六甲おろし」を歌うシーンがあるとか???
楽しみですね!

楽しみと言えば、「エール」はほんとに、豪華キャストです。
もう、ミュージカルの若手スターがいっぱい登場してるしね!
古関さんと同郷の友だち、歌手伊藤久雄さんをモデルにした久志くんが、山崎育三郎くんやし、
奥さんの先生、ミュージックティーチャー役に、古川雄大くん!
藤山一郎をモデルにした歌手山藤太郎さん役が、元劇団四季、柿澤勇人くんですやん~~!
・・・・なんか、すごいですよね。
女優陣も、下駄屋の娘の藤丸さん役の井上希美さん、
奥さんのライバル、夏目千鶴子さん役の小南満佑子さんも、ミュージカルの方々。
あ、そうそう、豊橋の馬具師の岩城さん演じる吉原光男さんも、ジャンバルジャンを演じたミュージカルスターです!
(テレビドラマ、初出演らしいです~)
ドラマを見て、劇場に足を運ぶ人が増えたら、いいのにねぇ~

ちなみに、古賀政男さんモデルの木枯さん役は、野田洋次郎さん。
・・・あの、アニメ映画『君の名は。』の曲を作った人ですよね?
古関さんと幼馴染の作詞家野村俊夫さんモデルの鉄男役は中村蒼くん。
窪田くん演じる祐一、育三郎くん演じる久志と、福島三羽ガラスの活躍も楽しみですね。

古関さんは、劇作家の菊田一夫さんとコンビを組んで、
数々のラジオドラマ、テレビドラマ、映画、演劇、ミュージカルのヒット作品を世に送り出しています。
(朝ドラ「エール」では、誰が演じるんでしょうかね・・・)
ラジオドラマ『君の名は』では、スタジオにオルガンを持ち込んでナマ演奏したとか。
あと、舞台『放浪記』や、有名なザ・ピーナッツの『モスラ』も、古関さんの曲らしい。

確かに・・・・戦争を経ても、人々は音楽を求めたし、映画や演劇も復興しました。
コロナ渦を経ても、また、復興できるんかしら・・・

「エール」も楽しみ・・・
そう言いながら・・・まだ、「スカーレット」をおかわりしたりしてる私ですが~(汗)


懲りもせずに、おかわり中

2020-06-16 14:11:59 | ドラマ「スカーレット」
昨日は、娘と同年代のファン友だちとランチしてきました~
ほんとに、オバチャンに付き合ってくれて、感謝です~(苦笑)



イタメシやさんで。
サラダと、豆乳スープが出て、メインのナスのボロネーゼ。
・・・ナス、誰かの嫌いなやつ ← わかる人にはわかる(笑)



デザートは、抹茶チーズケーキ!
黒豆入りでした!!

ファン友だちは、共感できるというか、分かり合えるというか・・・ほんとに、ありがたいです。
ある日突然、私の大好きなあのイケメン俳優さんにハマったらしいのですが、もう、それだけでうれしいです。
背の高さとか、カッコよ良さはもちろんやけど、「顔」が好みらしいです~(笑)

私は、どこが好きなんかな・・・う~ん・・・
背の高さ、見た目のカッコ良さはもちろんやけど・・・(見た目は大事!)
出会った当時(15年前)、芝居はともかくとして? 時折見せる表情がたまりませんでした~
・・・一番好きな表情は、病院で、「オレのこと、嫌い?」って聞くとこ ← わかる人にはわかる(苦笑)

そして何より、あの手、あの指、ね! (指フェチなんやって、自覚したから~~苦笑)
ウエディングベールを上げるときにちょっと、もたついてるとことか~~~
ほんまに・・カッコ良い~ 
・・・・夕べの、インスタライブも、楽しかったで~~
四十路になっても、痛風持ちでも! 応援してるからね! (笑)
・・・今日から仕事再開らしいです。ほんま、良かったね~


そして、昨日会ったお友だちは、今はやりの?松下洸平くんの話もできる人なので、うれしい~(笑)
「スカーレット」も見てたらしく、私のブログも読んでくれてたようです・・・ありがとう!


さて、お腹いっぱいのはずの「スカーレット」ですが・・・

以下、自分用の記録として?メモっておきます。

興味のない方は、スルーしてくださいね~~(汗)

今、改めて見て、涙がこぼれたシーンですが・・・

10週目、第59話。
東京から、傷心の?直子を連れて来てくれた草間さんの言葉。
終戦後、探していた奥さんが別の人と暮らしていたことがわかった日のことを、キミちゃんに、覚えている?と話していて、

「結果的にうまくいかなかったけど、後悔はしてないんだ。
 そういう人と出会えたことは、本当に良かった」

「そういう人?」

「心から好きな人。好きな人ができると、世界が広がるよ」

キミちゃんが、覚醒するきっかけの言葉ですね。
ハチさんに対する、「好きという気持ち」に。

このセリフに涙がこぼれたのは・・・
心から好きになったハチさんと、結局、別れてしまうから、かな。

11週、第61話。
ハチさんに抱き寄せられた姿をお父ちゃんに見られたキミちゃん。
家に連れ戻されて、「結婚を考えてます」と宣言します。

「陶芸と真剣に向き合ってる・・その姿を見て、ウチは、ウチは、あの人と一緒になりたいです」

ここで涙が~
マツさんに、「結婚て、そんな話出てるの? いつの間に?」って、聞かれたキミちゃん。
「お付き合いの先に結婚を考えてはる、そういう誠実なお人や」って言うてました。

前に、商品開発室の前で、キミちゃんはハチさんに言うてましたね。

「お付き合いの先に、もれなく結婚て、ついてくるもんですか・・・?」

「好きな人ができたから、結婚したい、いうことです」
(これって・・・どう聞いても、〈結婚したい〉っていうてますよね~?)

「ウチ・・・結婚は考えられへん・・・」

「・・・ほな、川原さんで。川原さん、十代田さんで」

キミちゃんのところで、あの欠片を見た後、帰り際にハチさんが言いました。

「(お見合い大作戦で) そやけど今は、ええ人に出会えたらええなぁて思てます」

この言葉に、キミちゃんは打ちのめされてましたね。
前に、「結婚は考えられへん」と言った自分の言葉の重大性?に、気づいたんですよね。
だから、追いかけずにはいられなかった~。

ガイドブック Part1で、水橋さんが語ってました。

喜美子が恋をする相手は、いわゆる、登場した瞬間に女子がハッとひとめぼれするようなタイプではなく、かめばかむほど味が出るキャラクターにしようと。毎朝見る朝ドラだからこそできる手法で、「ほんとはすごくいい男なんですよ」と視聴者の方をじわじわ洗脳して、「あれ・・・? この人かっこいい!」と気づいてもらおうと。そのため、喜美子とその相手とが出会うシーンや恋をはぐくんでいく過程はとても丁寧に、誠実に書いたつもりです。

まんまと、洗脳されましたよね(笑)

陶芸に打ち込むハチさんが好きになり、そのハチさんから陶芸を学び始めたキミちゃんは、ホントにけなげで可愛かったです。
けど、やがて、立場が逆転するんやけど・・・・
だから、それがわかってるから、キミちゃんのセリフに、涙がこぼれたんかも・・・

11週、第65話。
お父ちゃんから、「娘と結婚するなら陶芸家になるなんて言わんといてくれ」と言われ、それを受け入れ、「約束します。趣味で陶芸やらせてもらいます」と、言うてしまうハチさん。
キミちゃんが、「ウチは、もう夢見てるで」と言い始め・・・

「やさしいで・・・お父ちゃんが思うてる以上に、この人やさしいやん。
お父ちゃんがそんなこと言うたら、わかりました、っていうの、決まってるやん。
ほんで、この人・・・陶芸なんて・・・ほんまに、この人・・この人・・・」

ここで、涙がこぼれて、キミちゃんと一緒に泣いてました。
この時は、陶芸家になるのはハチさんの夢で、キミちゃんは支える側でしたね。
健気なキミちゃんに、ハンカチを渡す優しいハチさん・・・
(こんなやりとり、してたんやね・・・、見直して気づいたけど)

お母ちゃんのマツさんが、お父ちゃんに言うたあの言葉も泣けました。

「ウチは、あんたとの人生、失敗やなんて思たことないで」

もちろん、ハチさんのあの言葉も。

「・・・すみません。ほんまにすみません。先ほどの約束、見合わせてください。
・・・ボクは陶芸家になります。一緒に夢をみさせてください。お願いします・・」

お父ちゃんの、涙・・・

今見ると、ほんまに泣ける。
おわかりしながら、ずっと泣いてます。

12週第71話。
結婚が決まり、大阪のお姉さんが信楽に来て、サニーで二人に言った言葉。

「こんなんでええの? 優しいように見えて頑固やで。
・・・こんなんやけど、うちにとっては自慢の弟や。大事な弟や」

なんでか、ここで涙がこぼれました。
・・・・優しいけど、頑固ですよね、ハチさん。
離婚の報告をしたら、「どつかれた。骨折れるか思たわ~」って、ハチさん言うてましたね。
後々の二人のことがわかってるだけに、お姉さんのセリフに涙が出てきたんかな。

そしてキミちゃんが家で、お姉さんに言うんです。

「大事にします。このご縁」

そやのに・・・・
いや、結果的には、縁は切れなかったから、大事にしたんやろうけど・・・

13週は、お父ちゃんが亡くなってしまう週。
・・・ここは、リアルタイムでも泣いてしまったけど、今見ても、やっぱり泣けます・・・

第73話。
お父ちゃんの病気のことを照子から聞き、県立病院で確かめてくるハチさん。
お父ちゃんが長くないことをキミちゃんに話すシーン。

「聞きたない、そんな話、聞きたない」 というキミちゃん。

「喜美子がしっかりせなあかんで」 

優しくて頼もしいハチさん・・・二人のやりとりに、涙がこぼれます
あれはまさしく、21週第137話の、武志の病気のことをハチさんに話すときのキミちゃんの姿と同じでした。

14週から17週は、あまり見たくない週です。
二人の気持ちがすれ違っていくから~~(汗)

でも今、見直すと、キミちゃんもハチさんも、お互いを思い合ってることがすごくわかりますね。
三津という若い弟子の存在に、私らが惑わされてしもたけど(苦笑)
夫婦として、二人はゆるぎないんです。
なのに、すれ違っていくって・・・
三津の存在は確実に、夫婦にとっては「新しい風」でした・・・・(涙)

17週97話
キミちゃん、ハチさん、三津・・・結局、3人の関係がこわれるようなことはなかった。
でも、ゆえに、三津は二人のもとを去ることにします。

「いやなんです。穴窯なんて、古臭くて」

「男だったらよかった・・」

三津が二人についたウソとホンマが、めっちゃ切なくて。
思わず涙がこぼれてしまった~!
リアルタイムで見ていた時は、あんなに、「ハチさんを誘惑しやんといて~」って、思ってたのに(汗)
今見たら、ええ子やったんや・・・

17週第99話
穴窯失敗から、ぎくしゃくする二人。
穴窯をあきらめろとハチさんに言われ、受け入れたつもりでも、
百合子との結婚のあいさつに来た信作の前で、泣き出してしまうキミちゃん。

信作は、帰り際に、二人に言うんですね。

「ケンカしてないやろな」

「してないよ」 

ここで、涙がこぼれました。
信作、なんてええ人なんよ~~ 
感じ取ってますよね。二人の間に漂う不穏な空気を。

そやのに、そやのに・・・
このあと、縁側でミカンを食べながら、二人は決定的に決裂します。
・・・・ハチさんが家を出ることになるんやけど。

マツさんも百合子も信作も、二人を止めることはしないんですね。
心配はしても、キミちゃんを止められないことを、わかってるんですよね。

照子だけがキミちゃんを止めに来るけど・・・結局、止められなかった。

キミちゃんが言う、「一人もええなぁ・・」 

リアルタイムの時に、ほんま、泣けました・・・だから、第100話は、今は見たくない(涙)

同じく99話で。
キミちゃんのミカンのむき方(上から円形にむく)に気づくハチさん。

「喜美子、ミカンそっちからむくん? 喜美子のミカンのむき方、結婚して初めて知ったわ」

そう言いながら、「ボクは、普通やで~」 とミカンをむいてみせるハチさん。

ここは、泣けるシーンではないけど、切ないんです。
結局、ハチさんは、ふつうの陶芸家なんや・・・そう示唆してるみたいで。
この、嵐の前の二人の会話は、深いですよね~~(涙)

最終話で、同じように縁側でミカンを食べる二人のシーンがあったけど、
このドラマって、ほんまに、リフレインするシーン、言葉がいくつかあります。

手をつなぐことも、そうですよね。
戦争の時に、直子の手を離してしまったキミちゃん。
この話が何度も出てくるのはなんでかなって思ってたけど、伏線なんですよね。

10週第60話。
お見合い大作戦に行くからと帰るハチさんを追っかけてきたキミちゃんが、
ハチさんに、「好き」という気持ちを伝えますが、その時に、草間さんの話をします。
「手をつなぐことより、難しいことがあるんやなぁって」
思わず、キミちゃんの手を取ってハチさんは言いました。

「離さへん。ボクはぜったい離さへん。離しません」 

ドキドキ、ワクワクしたシーンやったけど、結局、手を離してしまうやん・・・(涙)

戦争の時、お姉ちゃんが手を離したという話を、直子は、25週(最終週)第148回でも言いますね。
別れた鮫島に思いをはせながら、

「鮫島が言うねん。手はつようつなげばつなぐほど、手汗かいて汗でねちょねちょになるし、たまには、離さなあかんて言うねん。それが、仲よう手つなぐコツや、言うねん」

「大事なもんは、大事にせぇ」 キミちゃんは直子に言います。

「お姉ちゃんもな。大事なもんは大事にしいや」 直子も言いました。

離した手を、つなぎなおすことはできる。
なんか・・深いなぁ。

11週第65回の最後にハチさんが言うた言葉も、今やから、沁みます。
お父ちゃんに賞を取ったら結婚を認めると言われ、翌日から作陶に励むハチさん。
商品開発室でキミちゃんが、「ウチにできることあったら言うてな」といった時、

「居てるだけでええよ、横に。居てくれるだけで」

本当に、キミちゃんのことが好きで好きでしゃあない感じのハチさん。
後々、「喜美子にそばに居られるんは、しんどいなぁ」 っていうだけに、今見ると・・・(涙)

またまた、長くなってしまいました。
同じようなことを書いてるような気もするけど(苦笑)
「おかわり」なんで・・・お許しを。


さて、今夜は彦根で会議があるんですが・・・リモートせずに出席しようかな。

※ 山のように書いている「スカーレット」の感想は、こちら からどうぞ 



#明日はドコにいこうかな

2020-06-14 23:17:18 | ドラマ「スカーレット」
ユニクロへいって、ついでに、ABCマートに寄ってみました。
田舎の?ショッピングモールの店舗ではあるけど、貼ってありましたね、POPが。



八郎さん、いや、松下洸平くんが、広告キャラクターになったそうです → こちら

上記の公式サイトにも貼ってありますが、CM動画と → こちら と
インタビュー動画 → こちら が、アップされてます。

ABCマートは、けっこう旬の俳優さんをCMに使っているらしく、さすが、抜け目ない!(苦笑)

しかし、ほんとに勢いありますね~ 洸平くん。
コロナ渦がなかったら、もっとすごいんやろうな~
(ライブも映画の封切りも延期になってしまったしね)
でも、6月に入って、ドラマの撮影も始まってるようやし、秋の舞台出演も発表されてました。
ご本人も、撮影が始まってない台本がいっぱいある・・・なんていうてましたけど、
CMのお仕事も、やってはったんですねぇ~~  (ちょとうらやましい・・誰の気分よ 笑)

先日のリモートドラマ出演もそうですが、このステイホームの間に、
けっこう、洸平くんをお見掛けしてるんですよね。
掲載雑誌が、いくつか出てました。 
封切り映画に合わせての取材です。延期になったけど。

司馬遼太郎 『燃えよ剣』 (岡田准一さん主演)
・・・・この映画を楽しみにしてたので、チェックしましたよ。

雑誌だけでなく、webインタビューも、いくつか出てました、
雑誌掲載に関連しての動画配信もいくつか。
動く? しゃべる洸平くんが・・・・女性ファッション雑誌『ヴァンサンカン』に。

33歳には見えへん・・・というか、中年ハチさんの欠片もなく・・(苦笑)
若く見えるのに、ちょっと色気があったりして・・・う~ん、なんか不思議な俳優さんです。

ペーパーだけでなく、webで動画配信て、今やから、なんでしょうかね・・・

リモートで取材した動画もアップされてましたよ。
女性誌『エル・ジャポン』の取材ですが、自宅で、洸平くん自ら撮影してるようです。

ステイホームに関連して、映画のインタビューのようですが、 こちら
コンクリート打ちっぱなしの壁・・・なんておしゃれな部屋なんや~ ← そこ? (苦笑)
・・・・ウィスキー8で炭酸2、ほぼロックって?・・・・お酒は強いようです ← そこ? (笑)

そんなこんなで、いつの間にか、沼に取り込まれておりますが・・・(汗)
大好きな俳優さんの、インスタライブもちゃんと参加してますから ← 誰に言い訳?? (笑)
おかげで、オバチャンは夜ごと、忙しいです~

戸田恵梨香さん出演のドラマがいくつか再放送されてますが(見てないけど)
期間限定の動画配信で、「スカーレット」をおかわりしています。
・・・・HDDに録画しているドラマは、いつでも見られるからね。

「スカーレット」を録画し始めたのは19週目ぐらいなので、それ以前は残してないんです。
かといって、DVDBOXは高価やし・・・なので、動画配信で燃え尽きることにしました。
(尽きるのかどうか?)

46話(8週目)あたりから再生させて、特に、10~12週は何度も見てます・・・
リアルタイム当時は、朝やし、ダンナもおるし・・・で、泣いた記憶があまりなく・・(苦笑)
でも、今見たら、涙がこぼれてしまったシーンがいっぱいありました。
やはり今は、登場人物にかなり感情移入してるんやね・・・

お腹いっぱいのはずの「スカーレット」ですが・・・
今日は長くなったので、感想はまた ← 書くんかい~

壊して前へ。
昔キミちゃんがいうてたセリフ。
物づくりする人ならだれでもあることって、洸平くんも言うてましたね。

わかってるねんけどねぇ・・・
なかなか、朝ドラ「エール」に気持ちが行かないんですよ~
(「六甲おろし」を作ったお人やけど~)
・・・育三郎くんとか古川くんとか、洸平くんと仲良しの柿澤くんとか、
ミュージカルで活躍してる若手俳優さんがいっぱい出てはるねんけど~

「スカーレット」の公式サイトは閉鎖されたので、過去に書いた私のブログからリンクもできません。
ツイッターは、まだ残してくれてますけど、ほんとに、寂しい限り。

「スカーレット」、19週以降は録画してるので、いつでも見られます。
なので、18週目あたりまでは、しばらく、おかわりする予定。

あ~、今日のタイトル「#明日はドコにいこうかな」は、
洸平くんのCMの最後のセリフです(笑)


水無月

2020-06-13 23:34:06 | いやしん坊バンザイ!
来週明けに入稿という仕事が2件。
お仕事があるということが、うれしいですね。
来週は、笛吹きも始められそうやし、仲間にも会えそうです~(笑)

いろいろドキドキですが、東京アラートも解除されて。
演劇の方も、来月あたりから秋公演に向かって稽古も始まるようです。

ソーシャルディスタンスでとなると席数が減るし、チケット争奪戦になるんかな・・・
その分、公演数が増えてくれるとかやったらええけど。
早く、ふつうに演劇が楽しめるようになってほしいもんです。

市民ホールで開催予定だった、市民カレッジも8月まで中止。
7月の、ほたる寄席も中止・・はぁ(汗)

昨日、市民ホールへ行ってきました。
平山郁夫さんのシルクロードの絵の西陣織作品展があったので。
そしたら、こんな張り紙が。



1300人定員の大ホールは、100人しか入れませんて!
え~~っ、いつまでなんやろ???

なんか・・・寂しいな。

ところで、西陣織は、こんな感じ。



展示品の写真は撮れなかったので。チラシですが。
作品数は多くないんですが、いや~、素晴らしいですね。
織物で、あの、シルクロードの世界を描いてるんですから。
技術がね~~すごいです。

14日、明日までなので、お急ぎを。無料です!

もう、県をまたいでも良いいということなんで、京都にも行きたいな。
今なら、人も少ないかと。海外からの観光客がいないだけでも、いいかなぁと。
三室戸のアジサイも咲き始めてるし・・・

とりあえず? 6月なので、水無月を作ってみました。



甘納豆をのせるんやけど、たくさんのせると、甘すぎてしまうんで。
見た目はイマイチでも、これくらいでちょうど良いです~
いつものように…牛乳パックで、チンしてできあがり!

さてさて、梅雨入り。
雨が続くけど、明日も、家でパソコン作業です。

あ、そういや、アベノマスク、届いてます。

10万円も・・・振り込まれてました!

とりあえず、バーゲンをしてたので、ユニクロでTシャツを買ったし!

ダンナには・・・
馬券を買うために馬用口座に入金!
今からは、夏競馬ですけどね。

(ダービーはあかんかったんかな・・・聞いてないけど)

・・・増やしてくれますように~~