エスムス弦楽四重奏団演奏会
2012年3月25日(日)
ベートーヴェンの最後の弦楽四重奏曲である第16番は、魂を揺さぶるという意味において、激しい曲です。
暗く鎮んだ瞑想のようなテーマやら、魂を抉るような部分もあります。
そんな中にあって、第4楽章エンディングのピチカートのあのおどけたようなテーマは何なのでしょうか・・。
ベートーヴェンは、臨終において、「諸君、喝采したまえ。喜劇は終わった。」と言ったとされますが、このピチカートは、それなんでしょうか。
ハイドンの弦楽四重奏曲を聴くのは初めてでしたが、私には古典と言うロマン主義的に感じられました。
エスムス弦楽四重奏団は、広島交響楽団の有志で結成され、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲演奏を目指しています。
本日がその初回で、1番と16番を取り上げるという、私的には「えっ!」と思わせられる選曲でした。
この楽団の技術レベルがどの程度か、私には分かりません。ただ、緊張感のあるピアニッシモを聴きたかったです。
エスムスとは、16番第4楽章冒頭のテーマ「Muß es sein? Es muß sein」(かくあらねばならぬか? かくあらねばならぬ)からとったものです。
なんとなく、この楽団の決意が感じられます。
ただ、次の演奏会の予定が、12月吉日と聞いて、「あれっ!」と感じました。これでは4年以上かかるではないですか!
曲目は、2番と15番(前と後ろから攻めてくるようです。)とシューベルトの四重奏断章。
とまれ、次回も楽しみです。
・ベートーヴェン 第1番ヘ長調
・ハイドン ヘ短調
・ベートーヴェン 第16番ヘ短調
・2012年3月21日、広島市中区アステールプラザ・オーケストラ等練習場
オーケストラの練習場として造ったものですから、当然のこととして音響は抜群です。
大ホールで聴くのと違って、弦楽合奏のたっぷりした音量を感じることができます。
私が座った位置です。
演奏者と聴衆が同じホールですので、演奏するところが良く見えません。台を設けてもらいたいものです。もっとも、2階席がありますので、「2階でどうぞ」ということかも知れません。
聴衆は100人位でしたでしょうか・・。こんな良い演奏会なのに、もったいないです。
広響のビオラの首席奏者安保恵麻さんが、和服姿で来ておられました。とても美しく綺麗でした。(蛇足)
2012年3月25日(日)
ベートーヴェンの最後の弦楽四重奏曲である第16番は、魂を揺さぶるという意味において、激しい曲です。
暗く鎮んだ瞑想のようなテーマやら、魂を抉るような部分もあります。
そんな中にあって、第4楽章エンディングのピチカートのあのおどけたようなテーマは何なのでしょうか・・。
ベートーヴェンは、臨終において、「諸君、喝采したまえ。喜劇は終わった。」と言ったとされますが、このピチカートは、それなんでしょうか。
ハイドンの弦楽四重奏曲を聴くのは初めてでしたが、私には古典と言うロマン主義的に感じられました。
エスムス弦楽四重奏団は、広島交響楽団の有志で結成され、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲演奏を目指しています。
本日がその初回で、1番と16番を取り上げるという、私的には「えっ!」と思わせられる選曲でした。
この楽団の技術レベルがどの程度か、私には分かりません。ただ、緊張感のあるピアニッシモを聴きたかったです。
エスムスとは、16番第4楽章冒頭のテーマ「Muß es sein? Es muß sein」(かくあらねばならぬか? かくあらねばならぬ)からとったものです。
なんとなく、この楽団の決意が感じられます。
ただ、次の演奏会の予定が、12月吉日と聞いて、「あれっ!」と感じました。これでは4年以上かかるではないですか!
曲目は、2番と15番(前と後ろから攻めてくるようです。)とシューベルトの四重奏断章。
とまれ、次回も楽しみです。
・ベートーヴェン 第1番ヘ長調
・ハイドン ヘ短調
・ベートーヴェン 第16番ヘ短調
・2012年3月21日、広島市中区アステールプラザ・オーケストラ等練習場
オーケストラの練習場として造ったものですから、当然のこととして音響は抜群です。
大ホールで聴くのと違って、弦楽合奏のたっぷりした音量を感じることができます。
私が座った位置です。
演奏者と聴衆が同じホールですので、演奏するところが良く見えません。台を設けてもらいたいものです。もっとも、2階席がありますので、「2階でどうぞ」ということかも知れません。
聴衆は100人位でしたでしょうか・・。こんな良い演奏会なのに、もったいないです。
広響のビオラの首席奏者安保恵麻さんが、和服姿で来ておられました。とても美しく綺麗でした。(蛇足)