団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

参議院選挙

2013-07-11 08:11:36 | 政治
                      参議院選挙

                                          2013年7月10日(水)

 新聞等で参議院議員選挙の予想が行われています。
 いずれの予想でも、自民党が圧勝すると報じられています。
 自民党と公明党はこの選挙を「ねじれ解消」と位置付けていますが、実現しそうです。(自民党単独でも非改選と合わせて過半数を実現する可能性すらあります。)

 東京都議会選挙では、低い投票率のもと、自民党と共産党が躍進しました。今回の参議院選挙も、低い投票率になると思われ、都議会と同様の傾向になるのではないでしょうか。自民党は70±3(改選34)、共産党は7±1(改選3)と予想しておきます。

 自民党の「圧勝」は、長引くデフレ不況のもと、「アベノミクス」なるものに期待してのものでしょう。このアベノミクスなる正体は、大企業を栄えさせれば、いずれその効果が中小企業にも行き渡るというもので、所謂トリクルダウンと言われています。
 私は、現在のデフレは内外格差と思っており、例えば日本と新興国では賃金・物価の格差が格段にあり、それがデフレ圧力をかけている最大の原因だと思っていますので、いくら金融緩和をしようが、公共投資をしようが部分的には効果があっても、根本の解決にはならないと思っています。
 ましてや、大企業(一部グローバル企業)が栄えれば中小企業にもその恩恵が出てくるなんてことは到底考えられません。それは、この間(長引くデフレ下)で大企業が内部留保を莫大ため込んだことで実証済みです。

 私は、経済を成長させることは別に悪いこととは思っていませんが、それより、富の分配に知恵を絞ることが重要と考えています。超少子・超高齢社会でそもそも経済成長を望むことは無理があります。それより、富を公平にシェアし格差を無くすことが健全な社会になると思うのです。例えば、正規社員と非正規社員という格差がありますが、同一労働・同一賃金を実現すれば、この格差は縮小されるでしょう。同一労働・同一賃金は政治でできることです。残念ながら、どの党も経済成長の必要を挙げ、シェアすることを重点としているところはありません。

 話がそれましたが、自民党と共産党という対極が躍進するという現象はこれからの日本を予見できる出来事と思います。株式市場で例えると、強気(自民党)と弱気(共産党)が対立しているようなもので、市況でいえば短期で強気、長期では弱気と読める感じがしています。




 広島県の選挙区の候補者です。
 驚くべきことに政策を掲げている政党は共産党しかありません。


 自民党は、「安心 頼りがい」とあります。何の安心、何が頼りがいがあるのでしょう。まぁ、原発の再稼働をするのですから、原発が「安心」と言っているようなものでしょう。


 民主党は、「ともに生きる社会に」とあります。民主党と共に生きるのですか?支持率一桁台の政党と「共に生きたい」と言う人は僅かでしょう。今回の選挙では、民主党候補者の多くが「共に逝きます(落選)」けど・・。


 生活の等は、「広島のため断固つらぬく志」とあります。国会議員ですから、「広島」のためだけに「断固つらぬいて」もらうと、他県に迷惑をかけることもあるのでは・・。もっと分かり易くいうと、私には広島へ利権誘導を断固行いますという風に読めます。



 日本維新の会は、「全国最年少の挑戦」とあります。若さしか売り物はないということでしょう。この方がお歳を召した時、あの時はバカさだったなと述懐できるでしょうか?


 共産党は、「賃上げ・雇用の安定」「憲法を活かし政治を変える」「消費税増税ストップ」とあります。主義主張に共感するか否かは人それぞれですが、最もまともです。



 天野祐吉氏のコラムは、風刺が効いていて実に見事です。
 
 私はドギツク風刺を効かすのですが、天野氏はユーモアで風刺を効かすます。
 実はユーモアで評する方が厳しいのですが・・。
コメント
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