スゲェー役者
2015年6月8日(月)
下手な役者って、下手な演技ができないのです。「?」何のことか分からないと思いますが、劇中劇で下手な役者に下手な演技をさせれば良く分かります。上手な役者は上手く下手な演技をするのですが、下手な役者は上手に下手な演技をすることができないのです。これ、私の持論です。(一般論ではありませんので、念のため。)ところで、上手な役者が下手なように見せるって、ある意味誤魔化しと言っていいのでしょうか?
我が、スゲェー官房長官が言い放ちました。「全く違憲でないという著名な憲法学者もたくさんいる。」衆議院憲法審査会で、3人の憲法学者である参考人が「戦争法案」を違憲と断じたことに対して、その言い訳の記者会見です。
「たくさんいる」なら出していただきましょう。たくさんいないからこそ、与党推薦の長谷部恭男早稲田大学教授さえも違憲と意見を述べたのです。
参考までに、「明日の自由を守る若手弁護士の会」のホームページでは、違憲と考えている憲法学者189人に対して、合憲と明言している人は3人ということです。
http://www.asuno-jiyuu.com/2015/06/blog-post_5.html
そういえば、スゲー官房長官の記者会見の表情ですが、(この方は役者ではありませんので、役者として論じることはできませんが、)どことなくおどおどして自信なさそうでした。いえいえ、それより、私には、国民の声に恐れをなし、誤魔化しの弁明をするのがやっとという小心者の心が透けて見えました。
突然ですが、「役者は心で演技する。」これも私の持論なんです。(一般論ではありませんので、念のため。)
菅官房長官に演技をさせると、心のこもらない下劣と言っていいほどのスゲェー役者ぶりになるのではないでしょうか。スゲェー見てみたい気がします。
文中、菅官房長官とスゲー官房長官とは何の関係もありませんので、念のため。