雑草庵 2015
2015年6月18日(木)
持つべき友は、医師、弁護士と言います。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1491093694
私は、それに加えて、学者を挙げたいと思います。好奇心がある問題について、分かり易く説明してもらえるからです。私には唯一人学者の友がいます。(この方とは楽友でもあります。)・・で、本日の問題は、「エントロピー」です。
エントロピーと検索すると、山ほど情報があります。
しかし、次のようなものを読んでも、サッパリ分かりません。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%94%E3%83%BC
ここは、分かり易く、学(者)友に説明してもらうことにしましょう。
要は、宇宙は平衡状態になっていくということだそうです。例えば、宇宙全体でいえば温度の高いところも低いところもありますが、やがて、どこも同じ温度になるということなんだそうです。私的理解では、これは宇宙の死滅ということだと思いました。
平衡状態になることは、日常生活の経験から十分理解できます。例えば、ある室内に鉄の棒があるとして、その鉄の棒の温度は室温と同じです。左端を火に当てると左端の温度が上昇しますが、火から離すとやがて温度は右も左も同じになります。しかし、火を当てた後の温度は、室温より高くなります。ところが、これも暫くすると、室温と同じになります。
実は、これ以外にも分かり易い説明が縷々あったのですが、酔いにより、消失してしまいました。
・2015年6月1日、広島市中区「雑草庵」
楽(者)友&学友が、広島に来る用件があり、雑草庵で会食しました。
この店は、県外からのお客さんが多いです。広島の味覚を楽しむことができます。広島の酒を多種置いています。
右上の小芋の子芋は、ツルッと皮が剝けます。
この季節の広島の味覚というと、小鰯です。私は、シャコも広島の味覚としてはお勧めと思うのですが、不覚にも有りませんでした。
岩ガキです。トロッとして濃厚な味わいです。瀬戸内海でも獲れるのです。
http://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/b3de8f88e68aa00ba8365b21ce162d59
日本酒の飲み比べができます。
いずれも冷やし飲む酒です。熱燗の酒の種類は多くありません。これって、私的には残念です。店的には、高い冷酒を売りたいのです。
「BANGAI SEIKYO」とあります。一般には売り出していません。確か、これサービスしてくれたような・・、酔っ払ってしまいましたので、忘れてしまいました。
これ、紅葉豚だったかどうか、トンと覚えていません。
この女性スタッフが発する熱気は、hustleでした。
で、この学(者)友の人柄を紹介しましょう。何故と言いますと、およそ学者らしくない、というか、私が大学の教授に対して持っているイメージとは違うからです。この方が学生向けのテキストをPDFで送ってくれたのです。学問的な部分は分かる訳ないのですが、導入部分に「学者らしくない」記述がありました。
自戒を込めていうと、哲学書やお経とはことなり、教科書を数回熟読してもよく分からない場合は、書き手がわかるように書いていないか、あるいはそれ以前に実は書き手自身がよくわかっていないということがあるように思っている。本書では、このむずかしい概念を順序立てて伝える努力を精一杯するつもりであるが、筆者の浅学菲才ゆえに行き届かない点もあると危惧する。勉強を繰り返し、講義を繰り返し、諸君らの意見に耳を傾けながら、目標に向かって一歩一歩進んでいきたいと願う。(注 下線は私)
「書き手自身がよくわかっていない」とは、私は、この部分を読んで本当に面白いと思いましたが、学(者)友の一直線な素直な性格が表れています。
「勉強を繰り返し、講義を繰り返し、諸君らの意見に耳を傾けながら、目標に向かって一歩一歩進んでいきたいと願う。」。もう何十年もその道で研究しているにも関わらず、この謙虚さには、私は率直に敬意を表しました。