ヤベー首相vsはしたない市長
2015年6月25日(木)
はしたない市長:
首相、安保法制の法案を実現するためには、ここは是非奇策として、衆議院の解散に打ってでる必要があると思いますが・・。先の総選挙では、消費税の増税先送りで国民の信を問うという詐欺的手法で、大勝利したではないですか。要は国民をどのように上手く扇動し騙すかが焦点ですよ。
ヤベー首相:
そうは言っても、世論調査で、法案に対する反対が増えていますし、現国会での成立にも批判が増えています。うかつに選挙に打ってでて敗北ということになりかねません。あれだけ市長さんは人気が高かったにも係わらず、大阪都の住民投票で負けたではないですか。
それより、市長には、政界引退という表明を是非覆して、(党内に異論を多く抱えている)異心の党の代表として再登場していただき、党内をまとめてもらいたいです。そして、予め打ち合わせを行い修正協議という形にし、議決へ協力していただきたいのです。現状の国民世論で強行採決ということになると、内閣が崩壊しかねませんから。
はしたない市長:
協力を惜しむつもりは全くありません。しかし、異心の党が政府寄りということになると、党内が分裂しかねませんし、ここはもう少し時間稼ぎを行い、国民を騙す上手い戦略を考えようではありませんか。
あれは、誰でしたかね、首相としての先輩で、あの~漫画バカというか、漢字も録に読めない人がいたでしょう。あの方ですが、漢字も読めないくらい低能な人間ですが、唯一良いことを言いましたね。「ヒトラーに学べ」と。この点は是非検討してみる価値があると思いますよ。
ヤベー首相:
そうです、そうです。私もそれを考えているところなんですよ。ヒトラーは、1933年1月30日にヒトラー内閣を誕生させ、3月23日には「民族及び国家の危機を除去するための法律」(全権委任法)を作り、7月14日ナチス独裁体制を築きましたからね。この間僅か半年ですよ。ただ、ヒトラーというとやっぱりイメージが悪いので、困っているのです。
そういえば、市長さんは、職員の思想調査、教育委員会への介入、組合への弾圧、等々ヒトラーばりのことをやってきて、それでも人気を博していますなぁ。こりゃ、凄い実力と言わざるを得ません。ここはやはり政界引退を覆していただき、何かの節目を作り安保法制について劇的な流れを作っていただきたいものですな。
はしたない市長:
首相にそこまで言われると、調子乗の私としては、乗らざるを得ませんね。国会の会期も大幅に伸ばすことになりそうですし、上手いタイミングで打ってでましょう。
ただ、あの3人の憲法学者が違憲という意見を出したのは痛かったですね。あれで、国民世論が大きく動きましたから。
ヤベー首相:
そうなんですよ。学者もさることながら、最終的には、国民世論ですからな~。我々が安保法制の根拠として持ち出している砂川判決は、「第一次的には、・・内閣およびこれにたいして承認権を有する国会の判断に従うべく、」となっているのですが、実は後段で「終局的には、主権を有する国民の政治的判断にゆだねられるべきものであると解するを相当とする。」となっているので、本来ではあれば、国民に憲法改正で信を問うべき筋合いのものなんですよ。
この後、二人は国民世論を動かすにはどのような戦略・戦術を行うべきか議論したそうであります。どのような結論になったかは、今後の展開で分かるかも知れません。
(注)文中、ヤベー首相と安倍首相、はしたない市長と橋下大阪市長とはなんの関係もありません。