鳥越俊太郎氏 都知事選挙に立候補へ
2016年7月13日(水)
ジャーナリストの鳥越俊太郎さんが昨日12日、都知事選挙に立候補を表明しました。私ゃ、「絶妙のタイミング」で、「最強の候補」が出たなと思いました。
「絶妙」というのは、自民党の候補を一本化する暇を与えなかったということです。仮に、鳥越さんが、小池色気子氏より早く立候補を表明していたら、自民党は何とかして一本化したのではないかと思います。しかし、小池氏と増田寛也氏を推す自民党の対立は抜き差しならぬ関係になっていて、一本化は到底無理であります。当然「分裂選挙」では不利になる訳ですね。
余談ですが、「抜き差しならぬ関係」に関してですが、自民党の都連が次のような文書を出しました。
「都知事選挙における党紀の保持について」という標題です。「挙党一致で勝利を目指し奮闘なければなりません」とあります。政党なら当然の考え方です。ところが・・、
最後に、「各級議員(親族等を含む)が、非推薦の候補を応援した場合は、党則並びに都連規約に基づき、除名等の処分の対象となります。」とあります。
①「非推薦の候補」とは、明らかに小池氏です。小池氏を応援する人を処分するといいながら、小池氏そのものへは処分をしていません。全く辻褄があいません。
①「(親族等を含む)」とあり、各級議員の親族等を処分の対象としています。中世封建時代に逆戻りの「処罰」ですが、これ、自民党の改憲草案に通底として漂っている思想です。
昨日の鳥越さんの記者会見を見ましたが、「人間」を感じました。人間がしゃべっているということです。増田氏は、行政経験者として話しにそつがありませんが、人口知能ロボットがしゃべっている感じです。小池氏は、どさ回り小池劇団の一見上手そうに見える三文役者といった感じです。
宇都宮健児氏の動向が気になります。鳥越さんの立候補に伴い自らは降りるかどうかです。宇都宮氏の政策は、私はbestと思いますが、選挙は勝たなくてはなりません。鳥越さんは、政策としてはbetterだと思いますが、勝つということに関しては、最強です。宇都宮氏には英断を期待するものです。
昨日のブログで、古賀茂明氏の擁立までのシナリオを描いたのは私だと書きました。一夜にして私のペテンがバレた訳ですが、そもそも私がシナリオを描いたということを信じる人はいませんので、私はペテン師としては失格であります。
余談ですが、古賀氏は鳥越さんとの人間関係は良いようですので、是非副知事として伏魔殿と言われる都庁にメスをいれて欲しいものです。
それにしても、鳥越さんの擁立のシナリオを描いた凄い人は誰?と考え続けたのでありますが、やっと分かってきました。アベ政治を許さないという多くの都民の総意に相違ありません。