自衛隊を合憲化
2017年5月7日(日)
我が安倍総理大臣が、「自衛隊を合憲化する」と発言したということです。(反町さんのBSプライムニュースで、共産党の小池書記局長が、読売新聞社のインタビューで安倍氏がそう語ったと発言しました。)
もし、この発言が事実としたら、驚愕すべきことです。最近、閣僚や政務官の暴言が続いていますが、そんな次元の問題ではありませんね。
「合憲化する」ということは、論理的にいえば、現状は違憲と認識しているということになります。自衛隊については、長年さんざん議論が行われていて、政府自民党は、専守防衛のための必要最小限度の実力部隊だから違憲ではないと主張していました。
これまでの政府見解(=自民党の見解)を180度ひっくり返す訳ですから、論理的に言えば、自民党に180度ひっくり返ってもらう(つまり下野する)必要があると、私ゃ考えます。(この部分は論理的には辻褄は合っていません。)
8日の委員会で当然この発言が追及されると思います。どのように言い逃れしようが、安倍氏の発言は、客観的には、自衛隊は現状憲法違反ということになります。
ところが、現状の国会は、無責任な発言でもお咎めすることができない状況です。それは国民が審判するということなんですが、国民意識レヴェルがそこまで達していないというのが悲しい現実なんですね。
私は、野党は、内閣不信任案を提出すべきだと思います。不信任案の提出については自民党が三分の二以上議席を占めていますので、否決されることは間違いありません。野党の一部に、否決(つまり内閣が信認される)されるので、政治的には逆効果になるという意見の方がいますが、私ゃ、この考えは大間違いと思います。歴史の審判を仰ぐべきと考えるからです。総理の大問題発言に対して、野党が政治的に対応しないのであれば、それこそ野党が歴史の審判を受けるということになります。そういった意味も含めて、です。