力による支配
2017年5月10日(火)
今の国際的政治状況を見ると、力による支配が続いているように思います。ロシアのクリミア半島併合、中国の南シナ海への進行、アメリカのシリア攻撃等を見れば明らかと思います。北朝鮮がそういった状況を見れば、当然自らに力を付けたいと思うのは当然であります。他の多くの国だってそうでしょう。
北朝鮮が核及びICBMの開発をするのは、その力に対しては力で対抗する以外ないと考えているからで、他の多くの国だってそうでしょう。
アメリカ、中国等が経済制裁を強め、核の開発を断念させようと思っても、そもそも説得力がありません。自らが核大国なんですから。
何時になるか分かりませんが、北朝鮮は核とICBMを手に入れることになり、国際的に強い立場になり、自らを優位な立場に置くようになることは必然と思います。
それまでの間に、どのようにすれば阻止できるか?戦争をすれば北朝鮮を壊滅させることはできると思いますが、それは相当な犠牲が出ることになり、アメリカですら戦争を仕掛けることは困難ではないかと思います。
つまりは、かつての米ソの冷戦のような構図になると思われます。緊張状態の継続と硬直した関係ですね。
まぁ、そもそも他国を武力により変革するというのが無理な話で、話は飛躍しますが、その国の体制を変革するのはその国の人民以外有り得ません。
その国の人民の意識を変えるのは、多角的な交流を始めること以外ないと思います。積極的にいろんなチャンネルを使って、北朝鮮との交流を図るべきと思います。
アメリカが北朝鮮との話し合いの可能性に言及しました。また、水面下で交渉したとの報道もあります。大いに結構なことと思いますが、まずは、スポーツ、文化の交流を始めたら如何でしょうか?
日本も、猪木議員が度々訪朝していますが、この緊張した時にこそ行って交流すべきと思います。猪木議員は、私は好きではありませんが(人をぶっ飛ばすのは良くないですよ。)このことに関しては大いに期待しています。