国民民主党
2018年5月8日(火)
国民民主党。なにやら、分かりそうで分かり難い名前であります。「国民」って政党であれば当然その政策理念等は国民のためのものですので、敢えて付ける意味合いが分かりません。というか、「国民」がなければ民主党になるので、いやなイメージを与えると考えたのかも知れません。要するに取って付けたような名前であります。
8日の朝日新聞です。
希望の党と民進党のそれぞれの一部が合流するということです。野党第一党を目指すのが大きく当てがハズレました。前途多難でありましょう。
まず、昨年の希望の党への合流劇ですね。この総括が済んでいるのかと思います。小池都知事の「排除」が随分と問題になりましたが、理念・政策を異にする場合、「排除」という言葉が妥当かどうかは別として、一緒にならないというのは当然であります。あの時の「合併劇」の問題は、民主主義的な方法によらなかったということだと思います。そのため、前原氏の独断専行は罪が重いと思います。もっとも、それを容認した議員集会というのも問題でしたけど。まぁ、要するに私から見て、旧民進党って雑多な寄せ集めで、そもそも政党としての体を成していなかったことが、最大の問題ではなかったかと思うのであります。
・・で、国民民主党(略して「国民」)ですが、多少、雑多な寄せ集めというイメージはなくなったようですが、それだけに少数になりました。数がモノをいう議会の世界で存在感を示すのは容易ではありますまい。いずれ消えていく運命かと思います。
余談になりますが、略称の「国民」ですが、私ゃ、こんな名前困りますです。例えば、政党を呼ぶ場合、自民、公明、維新、立民、共産、社民、自由などに続いて、「国民」ってTVから聞こえたら、ひょっとして、私もその一員の国民を指して言っているのかと勘違いしてしまいますですよ。まぁ、その分、早く消滅してもらった方が、私の心臓のために良いです。ドキッとしなくて済みますので。
否定的な言い方になりましたが、希望の党から合流しなかった人達の中には、はっきり申し上げてウルトラ右翼の方もいましたので、国会での野党(立民、国民、共産、自由、社民)の共闘はより円滑にいくのではないかと思います。来年の参議院1人区での選挙協力に進む可能性も相当あると思っていて、それは期待しています。