唖然とするような嘘を平然とおっしゃる
2018年5月12日(土)
唖然とするような嘘を平然とおっしゃる方が増えましたです。元祖は安倍首相で、増えたのが柳瀬元首相秘書官です。
5月10日、柳瀬元首相秘書官の参考人招致が行われました。11日の朝日新聞です。
柳瀬氏は、加計学園の関係者と官邸で3回会ったことを、安倍首相に報告したことはないと断言いたしました。これ、嘘です。
注 ただ、証拠がありませんので、これはあくまで私の推察ということでご理解ください。
首相秘書官というのは、首相の命を受けて仕事をしている訳ですので、指示を受けて仕事をしていて報告しないということは、有り得ません。凡庸な官僚ならいざしらず、柳瀬氏ほどの有能な官僚においておや、です。
一部評論家が、野党の追及が弱いと、したり顔で言っています。なら、お前はんやってみなはれと言いたいです。権力側は情報を持っています。一方野党側は限られた情報しか持っていません。いわばハンディ戦なのであります。公平公正なルールによって、質問なり尋問なりができないのです。「公平公正なルール」とは、関係者全員(加計学園、愛媛県、今治市、柳瀬氏、官邸へ出向していた役人二人)雁首を揃えて、充分な時間をとって、証人喚問を行うことです。しかし、「徹底的に膿を出す」と言っている安倍氏がこれを認めることはありません。冒頭書きましたように、「膿を出す」なんて毛頭考えておらず、この発言が嘘だからです。
次に、いかにも世を憂いたような表情で、「いつまでやっているんでしょうか。北朝鮮問題とか他に重大な問題があるというのに」とか、「これをやって何か生まれるのでしょうか。大事なのは、認可が公正にやられたかどうかなのです」などと言っているコメンテータがいます。北朝鮮問題は確かに重要な問題ですから、それは平行して行えば良いだけのことです。全く支障になりません。そもそも、こんなに長引いているのは、権力側が情報を隠し続けたことにあるのです。「何が生まれるか」発言については、国会で嘘を付くことを軽視というか問題にしない発言と言われても仕方ありません。安倍氏は加計学園の獣医学部の新設計画を知ったのは2017年1月20日と断言しました。これ嘘であることが状況的に明らかになっています。国会で嘘を言うような人間を首相として認めることは、民主主義を否定することに他なりません。このことの真相を追及することは、最優先で行わなければならないことです。
実は、私も嘘を付いたことがあり、そのことで周囲に迷惑をかけたことがあるんです。どんな「嘘」かは、これを読んでいる方には関心がないと思いますので、省きます。・・で、「迷惑」ですが、そのために、送別会を開いてくれたんです。しかも3グループでした。いや~、嘘を付こうとした時点で、このような展開になるとは考えてもいませんでした。・・で、嘘ですが、大筋のシナリオは考えて頭の中で反芻してバレないようにと作戦を立てるのですが、嘘のシナリオって記憶できないんですね。その嘘を付いたのは6年近く前ですが、嘘のシナリオはあらかた記憶に残っていません。今、尋ねられたら、ボロが出ます。
柳瀬氏の答弁で、気になったことがあります。「総理からの指示や報告したことは一切ありません」との言い方です。他のことについては、「と思います」とか断定口調でなかったものが、この点だけは、断定口調だったんです。これ、専門家が見れば、このことが一番怪しいと判断できるのではなかろうかと思います。柳瀬氏は優秀な官僚ですが、嘘を付くことに関しては優秀でないと見えて、嘘のシナリオも大したことはないと思わせるものでした。つまり、いずれ、ボロがポロポロと出るでしょう。
嘘つきは お前もかと 晋三言い