米朝会談
2018年5月29日(火)
米朝会談ですが、止めると言ったり、またやると言ったり・・。
5月28日の朝日新聞です。
今後どのような展開になるのか、訳分かりません。私は素人で情報もない人間ですので、見通しを立てることはできませんが、今回は専門家でも難しいようです。
私はこの最大の原因は、①そもそも信頼関係のない国同士が、②ハードルの高い問題を議題にしようとしている、ことにあると思います。
「ハードル」ですが、北朝鮮の「非核化」って、簡単なことではないでしょう。これまで、あれだけ執念を燃やして核開発し、力の源泉を核に求めようとしていた訳ですから。
私は、トランプ大統領と金委員長が一回会談を行うことで、世界が望む理想的な解決が行われるとは到底思われません。
しかし、対話が行われることそのものが、大きな前進ですので、解決できる問題から協議を続けることとか、様々な分野での交流が行われるようになることを期待します。
日本ですが、拉致問題の解決をトランプ頼みのように見えますが、それじゃ、何時までたっても埒があかないでしょう。交渉ですから、カードを切り合う訳ですが、トランプ大統領が日本の拉致問題でカードを切って何か成果を上げようとすると、なんらかの譲歩するカードを出さなければなりません。厳しい交渉の中で、アメリカが日本のために自ら不利になるカードを切るとは到底思えません。ただ、まぁ、話題には出してくれるとは思いますけど、進展はありますまい。私は、安倍内閣が主体的に解決する努力をしないのは、国民に対する背信と思っています。