緊急事態宣言の解除への世論誘導
2021年03月17日(水)
私には気になるデータがあるのです。コロナによる致死率が高くなっているんです。
私がデータをメモし出した時からの推移を見てみますと、
感染確認累計数 死者累計数 致死率
・11月01日 101530 1771 1.7%
・12月10日 149645 2082 1.4%
・01月02日 239076 3342 1.4%
・02月01日 390740 5767 1.5%
・03月01日 432247 7894 1.8%
世界全体では、11月01日2.6%で、03月01日は、2.2%です。
世界全体では、致死率は低下傾向にあるのに、日本では上昇している! 重大問題と思うのですが、このことを報道したのを私は知りません。
致死率が高くなっているのは不思議です。遅まきながら、検査数も増えていますし、治療も当初に比べると水準が上がっていると思われるからであります。素人ながら考えられるのは、高齢者施設でのクラスター発生により高齢者の死者が増えたということがあるかも知れません。また、ベッド数が足りずに自宅「療養」という事態になったことがあるかも知れません。
しかし、それは世界全体としても同じようなことはあると思いますので、日本が特異な傾向を示しているには他に理由がありそうです。
私には、いま、緊急事態宣言の解除の世論誘導が行われているような気がします。曰く「緊急事態宣言の効果がなくなってきた」、「もう打つべき手がない」等々。
「効果がなくなってきた」と言いますが、仮に緊急事態宣言下でなければ、感染はもっと拡大していたであろうことは自明です。
「打つべき手がない」と言いますが、飲食業については、時短より人数制限の方が効果があるとの報告もあります。
私は、何より過去の教訓に学ということが出来ていないような気がします。
Go Toキャンペーンについての総括が未だにありません。菅首相は、Go Toトラベルで感染が拡大したというエビデンスは無い!と行って強引に進めてきました。果たしてそうだったのか?
17日の赤旗です。
共産党の小池書記局長が提言を行い、尾身会長も賛意を示しました。
私は、尾身会長は、これまでのコロナ対策の総括をすべきだと思うんです。それなしに、今後の有効な対策は立てられますまい。→私が、「御用学者」と言っている所以であります。
解除をする根拠として、病床の使用率がステージ2レベルになったと言っています。なら、感染拡大でステージ2を超えたら緊急事態宣言を発出するというのがスジになります。しかし、政権は発出はしないでありましょう。つまり、「方便」として言おうとしていると考えざるを得ません。
早めに解除した関西圏は上昇スピードが上がっています。第4派は必至の状況と考えざるを得ません。五輪どころでは在りませんぞ!