友達のブログをひらいたら、「元気でいるか」というタイトルで案山子の写真。それ以降今日は頭の中でさだまさしの「案山子」が鳴り続けている。
元気でいるか 街には慣れたか 友達出来たか
寂しかないか お金はあるか 今度いつ帰る
城跡から見下せば 蒼く細い河
橋のたもとに造り酒屋の レンガ煙突
この町を 綿菓子に 染め抜いた雪が
消えればお前が ここを出てから初めての春
手紙が無理なら 電話でもいい
「金頼む」の一言でもいい
お前の笑顔を待ちわびる
おふくろに聴かせてやってくれ
元気でいるか 街には慣れたか 友達出来たか
寂しかないか お金はあるか 今度いつ帰る
深夜放送のラジオで、この詩はいったい誰が誰に対して語りかけているのか論争というのがあった。論争というほどでもないのだが。ふつうに読めば、故郷にいる兄が、東京に出て行った弟に、というところが一番妥当なとこだろう。「おふくろに」と言っているし。あるリスナーからのはがきで、城跡のところに立っている大きな木が「お前」に語っている歌だ、という解釈が紹介され、なるほどなあと思った記憶がある。たしか高校3年の時。
山の麓煙吐いて 列車が走る
凩が雑木林を 転げ落ちて来る
銀色の 毛布つけた 田圃にぽつり
置き去られて 雪をかぶった 案山子がひとり
お前も都会の 雪景色の中で
丁度 あの案山子の様に
寂しい思いしてはいないか
体をこわしてはいないか
寂しかないか お金はあるか 今度いつ帰る
高校のときは、ふつうにいい歌だと思い、ギターのコードも簡単だからよく歌っていた。故郷を離れたいまふと思い出してみると、より味わい深いものがある。さっき車にガソリンを入れに行ったとき、ちょっと本気で歌ってたら、自分の歌に感動してうるっときてしまった。やばい。うますぎる。この頃おぼえた歌はするする歌えるのに、さっき頭にいれたことをすぐ忘れてしまう今の自分もやばいかもしれない。
元気だし、街にもなれた。友達もできたし、お金もある。寂しいとか思っているひまはあまりない。今度はたぶん正月に帰ります。
元気でいるか 街には慣れたか 友達出来たか
寂しかないか お金はあるか 今度いつ帰る
城跡から見下せば 蒼く細い河
橋のたもとに造り酒屋の レンガ煙突
この町を 綿菓子に 染め抜いた雪が
消えればお前が ここを出てから初めての春
手紙が無理なら 電話でもいい
「金頼む」の一言でもいい
お前の笑顔を待ちわびる
おふくろに聴かせてやってくれ
元気でいるか 街には慣れたか 友達出来たか
寂しかないか お金はあるか 今度いつ帰る
深夜放送のラジオで、この詩はいったい誰が誰に対して語りかけているのか論争というのがあった。論争というほどでもないのだが。ふつうに読めば、故郷にいる兄が、東京に出て行った弟に、というところが一番妥当なとこだろう。「おふくろに」と言っているし。あるリスナーからのはがきで、城跡のところに立っている大きな木が「お前」に語っている歌だ、という解釈が紹介され、なるほどなあと思った記憶がある。たしか高校3年の時。
山の麓煙吐いて 列車が走る
凩が雑木林を 転げ落ちて来る
銀色の 毛布つけた 田圃にぽつり
置き去られて 雪をかぶった 案山子がひとり
お前も都会の 雪景色の中で
丁度 あの案山子の様に
寂しい思いしてはいないか
体をこわしてはいないか
寂しかないか お金はあるか 今度いつ帰る
高校のときは、ふつうにいい歌だと思い、ギターのコードも簡単だからよく歌っていた。故郷を離れたいまふと思い出してみると、より味わい深いものがある。さっき車にガソリンを入れに行ったとき、ちょっと本気で歌ってたら、自分の歌に感動してうるっときてしまった。やばい。うますぎる。この頃おぼえた歌はするする歌えるのに、さっき頭にいれたことをすぐ忘れてしまう今の自分もやばいかもしれない。
元気だし、街にもなれた。友達もできたし、お金もある。寂しいとか思っているひまはあまりない。今度はたぶん正月に帰ります。