水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

相棒

2008年05月24日 | 日々のあれこれ
 新都心のコクーンへ始めていってみた。楽しいところだ。もう少し高校生がすくなければもっとおちつける。みんな帰って勉強しなさい。
 MOVIXで話題の映画「相棒」を鑑賞。テレビのシリーズは見てないので、水谷豊がどういうキャラクターなのか、今一歩つかめずに見ていたが、頭脳優秀でありながら(あるがゆえに)、組織の一員としての処世には興味を示さないという、新宿鮫系の警部のようだ。
 たしかに水谷豊と相棒の若い刑事さんは、「いくらなんでももう少しみんなと協力したらどうかな」と思う動きをしていた。
 主人公コンビを描くのが目的なのだからしょうがないかもしれないが、警視庁の他の人々がばかっぽく見えてしょうがない。わざとそういうふうに描いているのかな。そうだとしたら逆効果だと思うが。
 ひとつのサスペンスとして見た場合には、いろんな要素が安易すぎて、ちょっと期待はずれ。
 総体としては、テレビのスペシャル枠の作品としてちょうどいい作品という印象。
 けっしてつまんなくはないけど(うそ。ほんとうはちょっとつまんないと書きたいけど、水谷豊をけなすわけにはいかないので)、わざわざ映画にする必要があったのかという根本的な疑問は消えない。
 それはちょうど「なぜわざわざ吹奏楽でこの曲をやるのだろう」という疑問と似ているかもしれない。 
 映画というジャンルそのものへのリスペクトが感じられないのだ(お、評論家みたくね)。もちろん作り手にそんなつもりはないのだろうが、結果的には志の高さが感じられないものになってしまった。
 でも、いいのだろう。相棒ファンのための、テレビファンのための映画だ。
 ふだん映画館へ足をはこばない人をよんだという点において評価されるべきなのだ。
 ひとつたしかに言えるのは、本仮屋ユイカちゃんがかわいかったことだ。回想シーンで中学生に扮したユイカを見た瞬間、胸のどこかがきゅんとなった。
 えっ?えろおやじ? 失礼な。おやじの私ではなく、心の奥底にわずかに残るい少年の心がうずいたのです。
 せっかくなら、このユイカちゃんを一番の悪役にしてしまえばおもしろかったのに、と今思う。
 それにしても、樹里といい、ユイカといい、貫地谷ちゃんといい、スウィングガールズの子たち、仕事しまくりですね。

コメント (2)
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