水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

インターハイ

2008年06月19日 | 日々のあれこれ
 コンクール抽選会では、出演日調整が行われる。
 たとえば、A部門は8月7日と8日の二日間だが、指揮をする先生がどちらかの日に年次研修にあたっていたりすると、くじを引かずに、研修ではない日に出演できる。
 もう20年も前のことだが、はじめて抽選会に参加してこの制度をしったときは驚いた。運動部の抽選では、たぶんあり得ないことじゃないだろうか。
 今年のようにインターハイの演奏があるために、という理由ならしょうがないとは思うけど、吹奏楽コンクールってインターハイより格下なの? という思いは消えない。
 インターハイを埼玉でやるのはいいけど、全県あげてすべての高校生が協力すべきだ! すべての高校教員が協力すべきだ! すべての埼玉県民が協力すべきだ! と思っている人、そしてそれを周りに強要しようとする人がいろんなところにいそうな気がするな。
 もちろん、埼玉インターハイが成功裡におわればいいな、ぐらいには思うが、そのために、たとえば文化部にしわよせがいったらかわいそうだ。
 ここまで書いて部員を送る時間になったので、以下はバスの中で思ったこと。
 初任者研修、とか五年次研修とか公立の先生方は大変だ。
 でもコンクールの日程を調整させてまでその日に受けることにどれくらい意味があるのだろう。
 その日公欠にして、翌日に補習してあげるみたいな形をとればいいではないか。
 こういうことを言うと、いや部活より研修が優先に決まっている、お上の決めた研修日程にさからうのか、文句行ってるのは誰だ? 何、吹奏楽連盟? みたいなことを言われるのだろうね。
 公務員でなくてよかった。そしてうちの学校のすばらしいところは、インターハイにはほどほどの立ち位置で接すればよく(というか文化部は何もかかわらない)、しかもインターハイ宝くじは校長がポケットマネーで購入し、われわれにくばってくれたことだ。その宝くじには「限界を超え、飛び立つ君よ、永遠の風になれ」の標語が載っている。これは本校OBせきぐち君の書である。
 このくじで当選するのが、本校関係者以外でありえようか。吹奏楽顧問の誰かがもし1000万円をあてた場合には、まずハープは買おうと今日かたく誓いあったのであった。  
 
コメント
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