22日は単願、併願の入試。面接のとき、吹奏楽部だったという受験生が二人きた。
25人ぐらいで面接をしているから、計算上今年は50人の吹奏楽経験者が入学してくるのだろうか。
例年どおり2人ぐらいだとしたら、その2名がたまたま自分の面接だったということは運命だとしか言いようがない。
昨日は入試の中日で、平常授業はあるが、放課後は生徒立ち入り禁止になるので、文化部はお休みになる。
なので、帰りがけに新都心まで行って「ヒミズ」を観た。
園監督作品を絶賛する方は多く、この映画もそういう扱いをうけているが、どうなのだろう。監督自身が「裸の王様」でいいなら何も言わないけど。でも、誰か言ってあげた方がいんじゃないかな、稚拙だよって。 いや、しかし人はみな裸の王様だ。われわれだって、面と向かって何か言われることってほとんどないし、言わないし。たとえば若い先生の研究授業なら、ほんとにずけずけ言うし、聞いてくれそうだったらわら半紙二枚くらい書いてあげるけど、同期ぐらいだとそんなに本気には評しない。
ぎゃくもまた同じだ。考えてみるとコンクールの講評用紙とはなんとありがたいことだろう。
いつもMT先生のきびしいお言葉には傷つくけど、真実ではあるし、なにくそと思わせられる。もらった日は破り捨てようかと思うこともあるけど、数ヶ月後に読み直し、あらためてコンクールの音源を聞くと、真摯に頭を垂れざるを得ない。バンドレッスンの先生から時々おれの行き届かぬ点を指摘していただけるのもありがたい。
映画にも講評用紙があって「技術6・映像7・解釈7・表現6」とか書いてあげれたら参考にしてもらえるかな。「主役の演技8・原作の扱い7・構成感4・自主製作映画の雰囲気9」とか。
映画がはねて外に出ると、オーマイガ! 雪が積もっている。映画より寒くなった。
みぞれの予報だから大丈夫だろうと思ったのに、あまかった。
おそるおそる車を走らせるしかない。さいわい大宮付近から離れるほど雪は減ってたのでなんとか帰れた。 今日は特待生の入試。さすがに車での登校はあきらめ、受験生用にバスで登校した。
雪にこんなに弱くなってしまった。明日もう一日入試だ。